INFPは自己中心的??
みなさんこんにちは
ぱすかるです。
今日は、INFJの話ではないのですが、よくミスタイプが起こりやすいINFPの話をしていきたいと思います。
INFPはよく勘違いされやすいタイプです。
種機能である感情機能(Fi)が内向していることから、自己中心的だと批判されたり、自己愛が高い、Teが劣等だから仕事ができないなど勘違いのオンパレードです。
ひとつひとつ誤解を解いていきたいと思います。
※心理機能の話が出てくるので気になる方は下の記事をご覧ください。
INFPは自己中心的なのか
最近noteの方で、最もらしくFi判別法を紹介している方がいました。FiとFeの判別方法で、私は〇〇が好き/嫌いが多かったらFi、皆は〇〇が好き/嫌いが多かったらFeと紹介している人がいました。
分からなくはないです。実際Fiは内向しているため、自分の”感じ”(感情や価値観も含む)を信頼している、ということになり、INFPは多くの場面で”感じ”を大事にしながら生きています。
しかし、INFPはFiを人生で誰よりも長く使ってきている性格タイプです。長く使うということは、意識的に使えるということ。
人生経験で感じた全ての価値観を、その心のうちに内面化しており、「静かな水は深い」と形容されるほど、複雑な状況に耐えうる価値観や感情の多様さを持っています。
そのためタイプ論でも、非常に純粋な倫理的な規範を持っている性格タイプと言われており、その正しさゆえに積極的に発言をしなくとも態度で周囲が感化され、律せられるほどだそうです。
実際、私の周りのINFPは情緒的に子供っぽいこと、
例えば、自分の感情のせいで周囲に迷惑をかけたり、気持ちを一方的に押し付けること
を嫌いますし、人といる時は周囲の気持ちを尊重しているように見えます。
自己中心的なことを嫌うタイプだと思いますし、他者のために行動することもよくあります。
なので,自己中心的だとか、自分の好き嫌いばかり発言するなどと言った偏見は嘘です。
自己愛が高い?
これは近いけど誤解を生む表現だと思います。
INFPは普段から自分の価値観や感じたことに意識が向きやすいので、感情の処理の仕方や自分を大事にする方法を知っている方が多いです。
それは、自己愛が高いと言うよりかは、自分との向き合い方が上手と言った方がしっくりきます。
自己愛というと、相手を差し置いて自分の欲求を優先する、みたいに取られがちですが、INFPはそういう性格タイプではありません。
むしろ、自分の欲求と上手く折り合いをつけながら相手も尊重する。そういうことが自然とできるタイプです。
それと、自己愛が高いかどうかは育ってきた環境によって変わってきます。周囲から受け入れられてきたかで自分に対する愛は変わってくるものです。
なので、INFPが自己愛が高いというのは、誤解を生む表現ですし、ちょっと飛躍しすぎな感じがします。
Te劣等=仕事できない??
仕事=タスク管理や状況の整理が必要=Teをよく使う
というのは前提として、Teが劣等機能だと仕事ができないのかについて話しましょう。
結論から言うと、できます。人の能力とタイプは直接結びつくものではありません。
INFPは普段から自分の価値観や感じたことと照らし合わせながら生活をしています。
なので、自分と切り離して、物事を客観的に整理するという思考を日常的にしません。
ただ、必要となればTeを使うことができます。INFJが食べ物を食べるときに意識すればSeを使って、味わいながら食べれるのと同じで、INFPも意識すればTeを使うことができます。
意識しないと使えない+普段は使わないので、疲れたり慣れていなかったりすることはあるかもしれません。
だけど、仕事として長い時間やっていれば人間慣れるものです。ある程度意識的にTe、論理的な思考をすることができるようになります。
また、Te以外を使って仕事をすることもできます。Siで過去の状況を辿ったり、慎重に進めたりすることもできますし、Neで将来起こりうることを知覚することだってできます。
Fiで信頼に足る人を見つけて、その人を仕事における指針にしてもいいでしょう。
INFPにとってTeを使うには慣れが必要ですが、十分に使えますし、他の機能で代替することもできるはずです。
INFPが多いとされているカウンセラーに優秀なT型の方がいるのと同じように、T型が多いされる会社に優秀なINFPはいます。
劣等機能がTe=仕事ができない
は言いすぎですし、劣等機能を本来の意味以上に悪く捉えすぎています。
まとめ
ここまで書いといてなんですが、私個人としては、知識がなくても理論と行動を結びつけてMBTIを楽しむのは全然ありだと思います。
だけど、その解釈で誰か苦しみそうな人がいるなら、一旦立ち止まって考えた方がいいよねって話です。
誤ったタイプの解釈は、理論を十分に掘り下げることができず、一足跳びに理論と特徴を結びつけるから起こります。
理論の橋渡しを丁寧にやれば、その特徴が本当に妥当なのか判断することができます。
まだまだ未熟ですが、その理論の深掘りを上手く発信できるように頑張っていきたいと思います!
ここまで見てくださって、ありがとうございました。