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2024年11月25日GOLD急落!|GOLD EAはどうなった?

先日公開したGOLD EAの【GOLD Blade】がなんと、昨日(2024/11/25)のGOLD急落相場でも生き残りました(>_<)♪

でもこの結果には、いつもとは違う運用方法を適用していたから...…
この運用方法を設定していない他のGOLD EAは全て全損となりました。

本記事ではGOLD相場について簡単な解説と、筆者のEA運用方法について紹介します!

GOLD価格の推移

XAUUSD 週足チャート 2024/11/26

GOLDが昨年の2023年5月に過去最高値を更新後、2024年10月31日に至るまで上昇傾向が続いています。

≪GOLDが買われる主な理由≫

  • インフレの期待

  • 地政学リスクや経済危機に対する不安

  • 各国の金利低下

  • 各国の中央銀行による金の買入れ

  • 米ドルの通貨価値の低下

金の価格が上昇する主な要因は上記の通りです。


金の採掘量には限度があり10年後には金は枯渇してしまうと言われています。現在、世界各国で金の需要が増え供給が圧迫されており、金の価格は上昇傾向にあります。また、金は地政学リスクにより左右されやすく、ウクライナ情勢や中東情勢の危機感が高まると、安定した資産を買い求める投資家が増えるため金の価格が上昇します。逆に紛争やテロによる影響がなく、地政学リスクが低くなると他の通貨へ需要が流れるため、金の価格は下がる傾向があります。

2024年11月21日に、中国湖南省の地質研究機関が同省平江県の地下で巨大な金鉱脈を発見したと発表しました。
発見された金鉱脈の埋蔵量は千トン以上で、資源価値は6千億元(約12兆8千億円)の規模が見込まれると報じられ、専門家は金を採掘できる可能性が高いとの見通しを示しました。
この金鉱脈の採掘が実現すると、金の採掘量の上限が引きあがるため金の価格が下がるのではないかとの声もありますが、相場格言で『豊作に売りなし』の言葉があるように、既に織り込まれている可能性もあるため、今後の金相場の値動きには注意が必要です。

そもそも金相場はボラティリティが大きく、急騰・急落時に大きな価格変動が起きる可能性が高い銘柄です。

2024年11月24日のGOLD相場

2024年11月25日は中東情勢のレバノン停戦合意の可能性を巡る報道を受け、GOLDは約100ドル急落しました。
11月25日の日本時間12時頃に急落し、筆者が運用しているGOLD EAの一部はものの9分で全損となりました。

全損しなかったGOLD EAの運用について

筆者が開発したEA稼働の2024/11/25取引履歴
※【ショートオンリー】に設定ON

前述に記載の通り、1年以上最高値を更新し続けていて、いつ急落するか不透明なGOLD相場で、ナンピンマーチン方式のEAを運用することにリスクを感じ、【ショートオンリー】売りポジションしかエントリーしないように、EAを設定しました。
この設定をONにするデメリットは、両方向にはエントリーせず設定した片方向のポジションしかエントリーしないため、レンジ相場では利率が少なくなります。

ですが、今回のように予期せぬ価格変動に対応ができる場合があります。
(もちろん毎回このような結果になる訳ではないですが)

GOLD相場に限らず、FXの通貨ペア間の方向性が定まり一方向への圧力が強い時は、この【一方向のみエントリーする方法】は使えるのでは?と思っています。

全損したGOLD EAの運用について

GOLD EAを稼働していたMT4口座の2024/11/25の取引履歴

エントリー方向を制限していなかった、GOLD EAは全て全損となりました。
※証拠金100万円/500万円のMT4口座は全損後すぐに追加入金

少額でEA運用ができる場合は、口座を2つに分けてEAを稼働し、一つは片方向エントリー制限をONにして運用、一方は両方向エントリーにて運用する。
など少し手間ですが、運用方法を工夫するとリスクヘッジができる可能性が高まります。

EAのパラメーターの数値を自身でカスタムすることも出来ますが、これはEAのロジックを崩壊してしまう可能性があるためおすすめしません。

GOLD EAの運用時の注意点

資産を溶かさずにGOLDのEAを運用したい場合は【ほったらかしにはしない】でください。
ある程度の世界情勢の情報収集・1週間先の米国の重要な経済指標・GOLD相場の状況把握は必要だと思っています。

よく、ネットやSNS上で
『完全放置で爆益‼』などのEA商材を目にしますが、筆者はハイリターン=ハイリスクだと思っていて、そんなEAほど徹底した管理が必須です。

👇筆者がGOLD EA運用時に注意していること

  1. 米国の重要な経済指標や要人発言のある日は終日稼働停止

  2. 地政学リスクが高まり、トレンド相場になりそうな相場時は一方向のみエントリーするように設定

  3. 運用証拠金は最低限の金額にする

  4. 週末・月末・年末年始のボラティリティが高くなる時は稼働しない

  5. 損切り額を設定しておく

  6. 出た利益は資金移転や出金をする *利益確保をする

これらのことを注意して運用をしています。
裁量トレードと同じく、EA運用でも自身でルールを作り徹底することが大切です。

片方向エントリーの設定方法

EAのエントリー方向に制限をかけたい時の設定方法を図解します。
手順は簡単です(^^)

1.チャート右上にある「ニコちゃんマーク」をクリック

2.「全般」をクリック

  1. 「Only Long」:買いポジションのみエントリー|「Only Short」:売りポジションのみエントリー

  2. 「OK」をクリック

以上で片方向だけエントリーする設定は完了です。

まとめ

EA運用のスタイルは投資家により多種多様です。
筆者も試行錯誤して、運用方法を編み出したりEA開発、研究をしています。
『ナンピンマーチン手法のEAはすぐ溶ける!』などの否定的な意見も目にしますが、実際はナンピンマーチン手法のEAの方が安定した利益を長期間出し続けています。

基本的にどんなEAもほったらかしにはしないで下さい。
大切な資産を運用する上で、定期的な確認や操作はとても大切です。

最後に筆者が開発、販売・無料配布しているEAリンクを貼っておきますので、興味のある方は覗いてみて下さい♪


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