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#わたしにとって歌とは No.5
インフィニnoteをご覧のみなさま、こんばんは。
本日はインフィニ☆アルトパートの久保が担当させていただきます。
わたしにとって歌とは。
そう問われたとき真っ先に思ったことは、なくてはならないものだということでした。
幼い頃から歌を聴くこと歌うことが大好きで、当たり前のものとして生活の中にあったので、改めて問われると歌ってなんなんだろう……と考えを巡らせてみました。
そしてぽんと浮かんだ答えは、自分が自分に戻るきっかけをくれるもの、というものでした。
歌はいつだって傍にあり、楽しいときも嬉しいときもたくさんの歌を口ずさんできましたが、わたしに歌があって良かったと特に強く感じたのは、悲しかったり苦しかったりするときでした。
どん底まで落ち込んで涙を流していたとき、無意識に大好きな曲の自分の心境と似た歌詞が口をついて出て、ぽそぽそと口ずさむうちにいつのまにか荒れ狂っていた気持ちが落ち着き、呼吸が楽になっていました。疲れ切って抜け殻のようになっていたときは、イヤホンから流れてきたインフィニのみんなの歌声で身体に血が巡ってくるように感じました。
大切な友のようでヒーローのような存在でもある歌は、幾度となくわたしを掬い上げてくれました。思い通りにいかないことばかりでも、歌を歌っているときの自分は好きになれる気がしました。
目まぐるしい日々の中、何かを美しいと思う余裕をなくしてしまっているときも、歌を歌うと美しいハーモニーや歌詞に込められた気持ちに揺れる心を思い出すのです。
歌は心を歌うことだとわたしは思っているのですが、歌詞をじっくりと眺めたり練習で曲にまつわるエピソードなどを聴いたりして歌っていると、ぶわっと感情が溢れて目が潤むことがあります。
そんなとき、なにも失くしていないよ、美しいものに感動できる心をあなたはちゃんと持っているよ、と歌が教えてくれているような気がするのです。
道に迷ってうずくまっているときに手を引いてくれる、自分の好きな自分を大事にしよう、信じてみようと思わせてくれる。わたしにとって歌とはそんな存在です。
コーラス・インフィニ☆
久保