Dyson Sphere Program 電力について3
前々回の記事で発電についてまとめてみた
前回の記事では火力発電所について考えてみた
結果、火力発電所はクソという結論に至った。具体的にはあまりにも土地を占有しすぎる、という問題である。
そのため、今回は原子力発電とダイソンスウォームについて考察したい。
原子力発電所
Deuteron fuel rod 重水素燃料棒 600MJ を用いることで
9.0MWを66.66秒間出力する発電所である。
つまり0.01items/sの消費速度。
では、燃料棒の生産にかかるコストについて考えよう。
チタン合金1 超磁性リング1 重水素10 → 燃料棒1 6秒
とかなりのコストである。
ただ根底をぶっこわすけど、この段階のプレイヤーってチタン合金とか作りおきしまくってない???超磁性リングもそうでしょ????
なので実質重水素10の生産についてのみ考えよ。めんどいし。
レシピは2種類
・Fractionator 分留器で水素を1%の確率で重水素に変換する
この場合コンベアmk3でつなぐことで精製期待値は0.3items/sとなるらしい
・Miniature particle collider 小型粒子衝突型加速器で
水素10 → 重水素5 5秒 つまり1items/s
どちらも3items/s生産したときの消費電力を比較すると
分留器10台 7.2MW 加速器3台 36.0MW
となり、土地を食う分留器か、電力を食う加速器かといった印象
また、1items/sでは2.4MW、12.0MWとなる。
さて、重水素1items/sのとき、重水素燃料棒は0.6items/sとなるため、原子力発電所を60台近く稼動させられる。
消費電力を無視したとき、60x9=540MWもの電力を出力できる。
なお、重水素を1items/s生産するためには加速器では水素が2items/sの生産が必要となるわけだが、Orbital Collectorを3~4台も稼動していれば十分すぎるだけの水素は手に入るはず。
結論
あれ? 原子炉めっちゃつよない???
もちろんそのために必要な設備は莫大である・・・
ちゃんと準備すれば応えてくれるわけなので火力発電所とは違うのだ・・・
ダイソンスウォーム
まず偉大なるossan先生の記事を勝手に拝借させていただく。
以下3点の制約について理解すればこのゲームがやっぱりダイソンスウォーム作るゲームなんだなってわかる。
制約1:EMエジェクタの射線
制約2:レシーバーの受信
制約3:ソーラーセイルの寿命、電力損失
制約1:EMエジェクタの射線
簡単に言うと太陽見えてないとソーラーセイル射出できないよねって話。つまり昼じゃないと射出できないから1日の半分しか射出できないことになる。
なら極で射出すればいい。ただ、このときに気をつけたいのがソーラーセイルの軌道の角度。うまく調整してやればずっと射出できる。具体的には半径を大きくしてあげるだけで十分機能する。
これで制約1は解決。
制約2:レシーバーの受信
射線と同様で要は極付近に置けばいい。こちらはさらに連続受信時間が出力に直結するのでより重要。重力子レンズを配備することで配置制限に関係なく受信することができるが、重力子レンズの大事なポイントはただ受信できるだけでなく、出力を2倍にしてくれることである。まあ2倍の台数を置けばいいわけだけど、受信し続けられる位置に置けるならよいが、1秒でも受信できない時間が生まれてしまう位置だと連続受信時間が切れるため出力は大幅に低下する。
まあ何にせよ、うまく配置するか重力子レンズを用いれば制約2も解決。
制約3:ソーラーセイルの寿命、電力損失
これらについては研究で強化するしかない。
ソーラーセイル1枚あたりの発電力を強化することになるので、同じ枚数ならこれらの研究が進んでいるに越したことはないわけだけど、結局数こそパワーなので物量でごまかせばいい。
物量でごまかせば制約3も解決。
というわけで、何も考えずに配置すると本領発揮できないダイソンスウォーム関連施設であるが、しっかりと理解すれば大いに実力を発揮してくれるはずである。
なお、私は現状EMエジェクタを14台を稼動させており、制約1は無視して運用しているが、常に3800~4000枚のソーラーセイルが宇宙を舞っている。研究状況は寿命が2400秒、損失により70%程度の発電ではあるが、150MW(×0.7=105MWが利用可能)ほどの電力を生み出しているようである。なお、理論値ではエジェクタ14台、寿命2400秒では200MWほど生み出す計算のようである。つよい
結論
何事もちゃんと理解しないといけない。
というわけで、原子炉とダイソンスウォームについてまとめてみた。
・原子炉は強いけど設備投資が面倒、ただ場所を問わずに発電できる。
新しい星系でも燃料棒さえ輸送すれば十分発電できそう。
・ダイソンスウォームは見た目もよくて素材も安め、一方で消耗品も多く、極を占有してしまう。
といったようにメリットデメリットはもちろんあるけどどちらにせよちゃんと理解するのは大切。