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大手金融SE、PwCを経てインフキュリオン コンサルティングで飛躍する、柿本の現在地と見据える未来
ビジネスサイドの事業戦略、サービス企画、業務構築における大きな強みに加えて、近年、システム構築における課題解決までの期待が高まっているインフキュリオン コンサルティング。その領域を一手に担うディレクターの柿本に、当社の特徴と魅力を語ってもらいました。
株式会社インフキュリオン コンサルティング コンサルティング部
柿本 ディレクター
新卒で大手SIerに入社し、金融SEとしてメガバンクの統合や自社ソリューションの欧州展開にも関与。大手コンサルティングファームに転職した後は金融機関向けのチームに所属し、金融サービス事業者向けの、IT組織改革、IT統合/企業統合、デジタル戦略立案などの経験を積む。コンサルタントとして培った知見を事業会社で発揮すべく2018年に大手通信会社に転職。IT統括部長としてグループ共通でのセキュリティー基準策定を担った後、2020年8月にインフキュリオン コンサルティングに参画。2021年4月にシニアマネジャー、2024年4月にディレクターに昇格。また、2022年4月よりインフキュリオンにてコーポレートIT部の部長を兼務。
※インフキュリオンは持株会社であり、インフキュリオンコンサルティングはグループ会社です。
※この記事は2024/11/15に公開されたものです。
※所属や業務などは取材時点の内容です。
「金融×IT」に強みがありながら、必ずしも金融システムを希望していなかったワケ
インフキュリオン コンサルティングに入社するまでのキャリアについて教えてください。
キャリアのスタートは富士通で、金融領域のSEとしてメガバンクの統合や自社ソリューションの欧州展開に関わっていました。富士通には8年在籍して、アプリケーションの開発や基盤の設計など、金融SEとして幅広い経験を積ませていただきました。その後、ITを作る側から活かす側に回りたいと考えるようになり、PwCコンサルティングに移りました。
PwCでは金融機関向けのチームに所属し、IT組織改革や国内外子会社の経営統合、デジタル戦略立案などの支援を経験し、5年半ほど在籍しました。次は事業会社でのキャリアを考えていたところ、KDDIがauフィナンシャルホールディングス(auFH)を立ち上げると聞き、テクノロジーリードのポジションでKDDIに入社しました。auの金融グループ全体のITガバナンス体制の構築を目指してauFHでグループ全体の情報セキュリティ基準の策定などを担当し、KDDIには2年ほど在籍しました。
インフキュリオン コンサルティングに入社を決めた理由を教えてください。
PwCを出ることを考えていた頃から、新しいサービスやプロダクトを自分の手で世の中に生み出す仕事がしたいと考えていました。そこで事業会社のKDDIに移りましたが、大企業で実現できる見込みがなかなか立たなかったこともあり、最新テクノロジーを使った強いプロダクトを持つ事業会社を中心に転職を検討しました。
そのなかで出会ったのがインフキュリオンです。インフキュリオンは、自社プロダクト開発とコンサルティング事業の双方を行っており、まさに自身の「金融×IT」と、コンサルティング経験を活かしながらゆくゆくは自社プロダクト開発にも携われるチャンスがある会社です。そこに大きな魅力を感じて入社を決めました。
「金融×IT」サービスにこだわって転職先を探していたのでしょうか?
実は、そうではありません。むしろ積極的に金融以外も検討していました。金融は規制が厳しい業界ですし、従来型の金融システムはユーザーが使いやすいものというよりは何かの手段であることがほとんどです。また、案件の性質も「現行踏襲」であることも多く、次第に面白みを感じなくなっていました。一方で同時に、せっかく確立した自身の専門性を生かしたいという葛藤も抱えていました。
その点、インフキュリオン コンサルティングの仕事は従来型の金融システム案件の真逆で、案件のほとんどが新規開発です。市場や顧客に求められる新しい金融サービスをゼロから手掛けたいという自身の希望ととてもよく合致していました。
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過去に培った知見と会社作りに関わる積極的な姿勢でスピーディーに昇格
入社後はスピーディーに昇格されていますが、どういったお仕事を担当されてきたんでしょうか?
最初はマネジャーとして入社しました。当時はデリバリーの仕事と並行してコンサルタントの評価制度を可視化・文書化し、人材育成ガイドラインとして体系的にまとめあげるなどして自社の組織作りにも積極的に関わっていました。そういったことが評価されて半年でシニアマネジャーに昇格し、その後は自身の「金融×IT」の専門性を活かして、IT領域でのデリバリーを拡大してきました。当社がビジネス側と合わせて両面からプロジェクトの最適化を行う機会を創出してきました自社のサービス領域を広げたことが評価されて、現在はディレクターというポジションで仕事をしています。
ディレクターとしてのお仕事を教えてください。
ディレクターとして担っていることは主に二つあります。一つ目が、チームのリーダーとして複数の新規事業開発プロジェクトのデリバリーを行うこと。また、もう一つは「金融×IT」のプロフェッショナル人材の採用とチーム作りです。まさにこの記事を読んでくださっている方の採用やチーム作りを行っています。当社には約50名程度の社員が在籍していますが、IT側のデリバリーが担えるのは現在、私一人です。ともにリードしてくれる方が参画してくださることを心待ちにしています。
案件のほとんどが新規事業開発というインフキュリオン コンサルティングの仕事とは?
具体的な業務の内容を教えてください。
まず、クライアントは大きく分けて銀行などの金融企業と、サービス・小売りといった非金融企業に分かれます。こうしたお客様が新規事業を立ち上げる際に、ビジネス側・IT側(図参照)の両面で戦略策定やサービス企画、システム構築などをご支援しています。
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当社は、ビジネスサイドの事業戦略、サービス企画、業務構築に大きな強みがある会社です。しかし、近年の新規事業開発はそのままITサービス開発に繋がるため、従来に加えて、システム構築における課題解決にも対応することが強く期待されるようになってきました。
そこで、私が中心となってIT-PMO(図参照)としてITサービスの立ち上げから入り、ビジネスとITの両面から支援できる体制を改めて構築しました。現在ではIT戦略の上流やセキュリティ部分のご支援を行うこともあります。
今回の採用ポジションの方にはこのIT側のデリバリーをお任せします。しかし、将来的にはビジネス、ITの両方サイドを一気通貫で手掛けていただくことも、もちろん可能です。
インフキュリオン コンサルティングの最近の代表的な案件にはどのようなものがありますか?
ある金融機関様がインフキュリオンのBaaS(Banking as a Service)プラットフォームを使ってAPIを地元のサービス提供事業者に解放し、非金融事業者が、金融機能を自社サービスに手軽に組み込める環境づくりを行おうとしていますこれによって地元に新たなエコシステムを構築しようとするもので、当社が全面的にご支援しています。
当初は、インフキュリオン コンサルティングのFintech関連の新規事業開発の実績を評価いただいてお声がけいただき、BaaS事業の事業戦略、サービス企画支援でビジネスサイドのコンサルとして参画しました。その後、ITシステム開発会社を選定する際に、クライアントの要件に合っていたことからインフキュリオンのBaaSプラットフォームの採用が決まり、そのタイミングでITシステム構築のコンサルティングも継続してご支援することになりました。
IT-PMOとして上流の戦略や全体テスト計画、リリース計画を策定したほか、プロジェクトの進捗管理、リスク管理、課題管理全般を担当しています。すでに第一弾の提携企業も決定しており、プロジェクトは順調に前進しています。
柿本さんにとってこの仕事のやりがいは何ですか?
世の中にまだない、全く新しいサービスを生み出せることが何よりの魅力です。前例のない仕事が多いだけに、壁にぶつかることもよくあります。実は、入社前は「システム開発の手順自体が大きく変わることはない」と高をくくっていたのですが、Fintech領域の新規事業開発では昔の方法論では立ち行かなくなる場面が少なくありません。それだけシステム開発経験が豊富な人にとっても面白みが感じられる仕事だと思います。
自身の経験・スキルを活かしながら、理想のキャリアを描くチャンス
今回採用するポジションで働く方に期待することを教えてください
先ほどもお伝えした通り、今回のポジションは「金融×IT」の専門性をすでにお持ちでIT側のデリバリーを担っていただける方を募集しています。マネジャーで入る方にはすぐにプロジェクリーダーとして活躍をしていただきたいですし、新規案件にもどんどんアサインする予定です。
一方で、インフキュリオン コンサルティングの事業は極めて好調で引き合いが多い状態ですが、現状、この領域を担っているのは私一人なので、一緒にチームの立ち上げをしてくれる仲間を求めています。新しく入られる方は本当に自由な立ち位置で自由なキャリを描きながら働いていただけると思っています。
コンサルタントとしてのキャリアを極めることもできますし、事業会社であるインフキュリオンで自社の新規事業に直接関与することも可能です。ITコンサルタントとして入って経験を積んだうえで、インフキュリオンのIT側に移る、ビジネス側にキャリアの幅を広げた上で、インフキュリオンのビジネス側に移る、というキャリアもあり得ます。
実際にインフキュリオン コンサルティングに入社した若手がマネジャーに昇格した後、ICで新規事業を立ち上げて「Winvoice(ウィンボイス)」というプロダクトのオーナーを務めている例もあります。私自身も、現在、インフキュリオンのコーポレートIT部で部長を兼務しており、いずれはCIOの立ち位置で経営レベルの視点からITを活かす方法を考えるようなキャリアを思い描いています。
最後に求職者へのメッセージをお願いします。
当社は「自分自身が何をしたいのか」を常に問われる社風です。答えを待つのではなく、自分なりに社会・組織を捉え、意思決定できる皆さんと一緒に答えを探していきたいです。
逆に言えば、決まったことをやるのではなく、インフキュリオン コンサルティングとしてクライアントに提供できる価値は何か、どのようにチームでやっていくか、そのためにはどんな組織を作るべきか、などを自分で考え試行錯誤しながら物事を進めたい人にとっては非常にやりがいのある環境です。
また、当社はそれぞれが自身の専門性を活かしながら自律して仕事を行っているので、あまりルールがなく「ゆるい」と感じることがあるかもしれません。役員を含め社内の風通しが良く、助け合いの精神が浸透している点も特徴だと思います。希望する仕事やキャリアを自ら描き、積極的にチャレンジする人にとっては最高の環境だと自負しています。ぜひ思う存分ここでご自身の能力を発揮し、目指すキャリアを実現してください。私も全力でバックアップします!
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