#11 【関西】たましい震える洗礼旅⑤ ~大丹倉、丹倉神社(三重)~
たましい震える関西旅、今回は⑤。
山伏ガイドさんにご案内いただいた、2泊3日の熊野ツアー。一泊目のお宿にお泊りした翌朝、朝ごはんをいただく前に、“とっておきの場所”へと連れて行っていただきました。
【三重県】修験者が挑む岩山から、絶景を拝む
朝7時過ぎ、お日様が昇るころ、わたしたちは修験者たちの修行の場とされる岩山へ向かっていました。そこは『大丹倉(おおにぐら)』と呼ばれ、高さ300mもの断崖絶壁の巨岩の頂上から、熊野の大自然が織りなす絶景が見られるそうなのです。
高所恐怖症のわたし。果たして、どうなるのやら。
頂上近くまで車で行き、その先5分ほどを歩いて行くことに。森を抜けると、頂上へ続く岩肌が待ち構えていました。これが、結構な急斜面。そりゃ、びびりますよ。
ここまで来たら、もう覚悟を決めるしかないのですが。そそり立つ岩壁を前に、果たして無事に登りきれるのかという恐怖心と、でも絶景は見たいという気持ちの狭間で、どぎまぎ。
よし! 行ってみよう。
高いところが苦手なことをガイドさんへしっかり伝え、登り方を親切丁寧にサポートしていただきました。
その先に待っていたのは、こちらの眺望。大パノラマが目の前に広がり、素晴らしいの一言!!! まあだけど、あまりの高さに立っていられないのです。足元の岩肌はごつごつしていて、歩くのも不安定。そんな中、必死でカメラを手に取り、数枚だけパシャリ。
この日はお天気にも恵まれ、素晴らしい眺望を拝ませていただきました。しかも、山伏ガイドさんが法螺貝をひと吹きしてくれて。山々に溶け込むように響きわたる音色。登った甲斐がありました。
とっておきのパワースポット『丹倉神社』
『大丹倉』を無事に降りて、次に向かったのが、『丹倉神社(あかくらじんじゃ)』。とても古い歴史があるそうですが、ご祭神は不明。山道沿いに鳥居があり、長い階段を下ると、ご神体である磐座が鎮座されております。
圧倒的聖地感。そこに生きる植物たちすべてが調和しているような、やさしいエネルギーに満ち満ちていました。
早起きして2箇所のとっておきスポットを巡り、宿へ戻ると、前回④の記事でご紹介したスペシャル朝ごはん。最高すぎるでしょ!
⑥へつづく…