地元・秋田を知るために稲とアガベへ───齋藤梨奈さん
北秋田の高校を卒業後、東京、中国を経て地元の秋田県に戻ってきた齋藤梨奈さん。現在は、齋藤翔太さんのサポート業務を担当しながら、社内随一のいじられキャラとして愛されています。
秋田に帰るにあたってなぜ稲とアガベを志望したのか、梨奈さんにお話を聞きました。
東京、中国を経て地元の秋田へ
───梨奈さんはいつごろ稲とアガベに入社したのでしょうか?
梨奈:2023年の6月です。社長(岡住修兵氏)が2年ほど前の募集をリツイートしているのを見てDMしました。
───もともと、稲とアガベは知っていましたか?
梨奈:知っていました。わたしは秋田の北秋田市生まれなんですが、高校生までしかいなかったので、あまり地元に詳しくなかったんです。学生までしか住んでないと、行動範囲も狭く、知っていることも少ないので。「秋田のことをもっと知りたいな」と思っていたタイミングで、稲とアガベの募集に出会いました。
───秋田に戻るまでは何をしていたんですか?
梨奈:初めは東京に住んでいました。大学に通うために上京して、一度就職したんですが辞めて、フリーターをしながらふらふらした後、中国で4年くらい日本語教師をしていたんです。でも、コロナで在宅レッスンに切り替わり、「海外にいる意味がないな」と感じてきて。ちょうど契約が切れるタイミングだったので、帰国して秋田でゆっくりしようと思っていたところでした。
───稲とアガベのどんなところに魅力を感じて入社したのでしょうか?
梨奈:気が楽なところですかね。会社って基本的に終身雇用というか、長く働いてくれると思われるところが多いですけど、私にとってはそれがちょっと苦痛で。なので、今まで1年契約が基本で、もう少し働きたかったら更新するという感じでした。中国にいるときも、いつ帰国したくなるかわからないので同じようにしていました。ひとつの職場に勤めたのは、最長で3年くらいですね。
地元の北秋田市でも何度か面接に行ったのですが、「あなたはちょっとどこかに行きそうだ」みたいに言われて、そりゃそうだろうと(笑)。
稲とアガベの面接では、履歴書を見た(岡住)社長から「ジョブホッパーだね。大丈夫?やめない?」って言われて(笑)。最初からすぐ辞めそうと思われているのに採用してもらえたのが、わたし的には気が楽だったんですよね。
───「そういうやつもいるでしょ」という感じで採用してくれるのが良いですね。稲とアガベはいい意味で期待、重圧がない点がいいのでしょうか?
梨奈:そうかもしれません。社長は、「最悪この会社は全員辞めてもいい、俺が作った会社だし」って言ってましたね。
稲とアガベで柔軟な働き方を実現
───稲とアガベではどういった仕事を担当していますか?
梨奈:齋藤翔太さんのサポートがメインです。齋藤さんが仕事を抱え込み過ぎているので、その中でわたしにできることを振ってもらっています。発送作業や事務などが中心ですね。他のスタッフがお休みの日は店番に入ることもあります。
───稲とアガベの良いところ、好きなところはありますか?
梨奈:適度なゆるさが好きですね。先日はハロウィンだったので、秋田行きの電車に間に合わせるために10分早く帰りたいと社長に伝えると、あっさり「いいよ」と言ってもらえたんです。でも仕事に対しては真面目なので、柔軟と表現した方が良いかもしれません。「今日短くする代わりに、明日長く働けばいい」という感覚です。
───入社する前と入った後で印象が変わったことはありますか?
梨奈:稲とアガベがやっている事業はよくニュースになっていたので、いろいろなことをやっている会社だというイメージを持っていました。でも、入社してみると、みんなギリギリの状態で働いていることを知りました(笑)。ニュースを見ているときは余裕があるように感じていましたが、実際の現場はバタバタ。そこにイベントが重なるとさらに大変です。
───岡住さんは、一人では抱えられないほどの業務を抱えていますよね。
梨奈:社長がいつも忙しくしていることに驚きました。ニュースだとキラキラして見えるのですが、実際はこんなに疲弊しているんだなと(笑)。
───入ってみないとわからない意外なポイントですね。普段業務をサポートしている齋藤さんについてどう思っていますか?
梨奈:尊敬していますね。齋藤さんだけではなく、SANABURI FACTORYのメンバーもすごいと思っています。物事の伝え方が上手で、コミュニケーションしやすい。お互いが嫌な気持ちにならないように接してくれるのが好きですね。
日本酒は秋田を知るためのツール
───梨奈さんはもともと日本酒は好きだったんですか?
梨奈:好きですね。地元に帰ってきてから、秋田をもっと知りたいなと思って飲み始めました。
───意識的に秋田のお酒を飲むようにしているんですか?
梨奈:意識しているわけではありませんが、地元なので手に入りやすいんです。最初は日本酒を全く知らなかったので、近くで買える銘柄から飲んでいました。
───日本酒で好きな銘柄はありますか?
梨奈:甘口だと「北秋田」(株式会社北鹿)です。地元贔屓ではないですが本当に美味しい。辛口は「刈穂」(秋田清酒株式会社)が好きですね。県外から来た人にはよくおすすめしています。
───稲とアガベのお酒で好きな銘柄はありますか?
梨奈:「ラーメン専用 稲とアガベ※1」はさっぱりしていて飲みやすいと思いました。ラベルの見た目は個性的ですが、意外と味わいはすっきりしているんですよ。
稲とアガベをより良くするため挑戦を続ける
───今後、稲とアガベで挑戦したいことはありますか?
梨奈:自分から「これがやりたい」と感じることが少ないので、内側からの熱意がたくさんある社長のことは本当にすごいと思います。でも今後、稲とアガベの中で自分自身がやるべき仕事が見えてくると思っています。「これができたら、会社がより良くなる」ということがあるはずなので、見つけて挑戦していきたいです。
───稲とアガベの中で梨奈さんはどういうポジションだと思っていますか?
梨奈:まだ入社して間もないですが、社内のみんなと仲良くできていると思っています。社長も私をいじってくれますし。みんな社長が忙しそうだと遠慮してしまうので、わたしのようにいきなり変なことを話しかけられる人はいないかもしれません(笑)。
───いじりやすい、話しやすいキャラクターですね。齋藤さんも梨奈さんに対して、「いい拾い物をした」と話されていましたよ。
梨奈:私を「掘り出し物」と言ってくれてくれていたようです(笑)。会社の役に立てて良かったという気持ちが強いですね。
──ほかのスタッフからは、「梨奈さんは飲み始めたら止まらない」「梨奈さんはスナック要員だ」という話も出ていました。
梨奈:今後、稲とアガベのスナック事業が始まるらしいので、楽しみにしています。
───男鹿には夜に飲める場所がまだ少ないですし、地元の人にとってもうれしいでしょうね。スナックは梨奈さんが担当されるのでしょうか?
梨奈:スナックができると、ハロウィンやクリスマスといった楽しいイベントができるので、仮装とかして楽しみたいと考えています。
この記事の担当ライター
新井勇貴
酒屋、食品メーカー勤務を経てフリーライターとして活動開始。飲食関連、地域情報を中心に執筆しながら日本酒に関する情報を発信しています。クラフトサケとの出会いは「稲とホップ」。
SAKE DIPLOMA/唎酒師
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