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岡住修兵のふわふわタイム!!【2024年9月号】

稲とアガベが定期的に配信しているメールマガジン「岡住修兵のふわふわタイム」。WEBメディア「海と」では、さらにバージョンアップした「岡住修兵のふわふわタイム!!」をリリースしていきます。

メールマガジンよりもさらにディープに、まだオフィシャルで発表されていないオフレコトークや、醸造テクニック、岡住代表の本音などをお伝えしていく予定ですので、お楽しみに!

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猩猩宴で「ダダダコ」復活!?

8月10日・11日にクラフトサケの祭典「猩猩宴」を開催しました。今年はクラフトサケブリュワリーとしては、新潟のLAGOON BREWERYさんと、岩手の平六醸造、大阪の足立農醸が来てくれました。

あと、謎に群馬の土田酒造から星野さんが来てくれました(笑)。実は星野さん、なんだかんだ今年だけでクラフトサケ3〜4本造ってるんですよね。

男鹿ではお盆期間中にJR男鹿駅の駅前広場でイベントを開催するんですが、そこに関わらせてもらうかたちになりました。男鹿は県外に出ていった人たちがお盆に帰省してくるので、この時期にいちばん人が増えます。

県外で活動している男鹿出身の人って、稲とアガベを応援してくれている人がとても多いんです。「自分たちは諦めて外に出てしまったけど、稲とアガベが頑張ってくれているのがうれしい」みたいな感じで。その人たちが帰ってくるタイミングでもあるので、喜んでもらえるようなイベントにしたいと思っていました。

その中で、今年は男鹿の盆踊り大会を復活させました。

男鹿にとって盆踊りは昔から大切なイベントです。お盆になると各地域で一週間くらい盆踊りをやって、最後にグランドフィナーレとして盆踊り大会を開催し、優勝チームには商品・賞金が出るという行事をずっとやってきてたそうです。「ダダダコ」をはじめ、男鹿オリジナルの曲やお囃子もあるんですよ。

それが、だんだん人口も減っていって、コロナ禍にはついになくなってしまった。そんな話を前からちらほら聞いていて、文化がなくなっていくのは悲しいねと話していたところで、ちょうどお盆にイベントを開くことになったので、盆踊りを復活させたいという話になりました。

各地に盆踊りの文化を守る盆踊り保存会という団体があって、その人たちの協力のもと、知っている人も知らない人もみんなで踊れるような内容で開催しました。賞は10種類くらいあって、審査員が受賞者を決めます。

当日は、本当に多くの地域の方にお越しいただき感無量でした。短い準備期間にもかかわらず、近所のおばあちゃんたちがコスプレして楽しそうにしてくださり、微笑ましかったです。来年は規模を拡大して、男鹿市内に関わらず、多くの方々にとって大事なお盆行事に育てていきたいです。

「早苗饗レモン」で新しい層にアプローチ

7月に、「早苗饗(さなぶり)レモン」というお菓子をリリースしました。「バターのいとこ」というお菓子で有名な栃木・那須のGOOD NEWSさんと一緒に作ったお菓子で、「花風」の酒粕を使っています。

代表の宮本吾一さんはもともと経営者仲間なんですが、「岡住が男鹿のまちづくりを頑張ってるから、俺も応援させてほしい」と声をかけてくれて。そこから、酒粕の廃棄問題を解決するために、酒粕を使ったお菓子を販売したいという話になりました。

SANABURI FACTORYで販売するほか、那須には早苗饗レモンの実店舗ができました。最近、伊勢丹京都店もオープンして、これから全国の百貨店に展開される計画が進んでいます。

吾一さんは、「このレモンケーキを通して、 男鹿や稲とアガベの取り組みを知ってもらえるようにしていきたい」と言ってくれています。

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