9/4に新曲リリースします。
inemuri-gusuri、3作品目を2024年9月4日(水)に配信します。
タイトルは「可不可/最初の名前」
こちらは前作までの打ち込みやサンプラーを使用したエレクトロニカ的な手法ではなく、スリーピースのロックバンドを意識して録音したものになります。
自分的には原点回帰的な作品でもありつつ、90年代のインディーロックやオルタナティブロック、ディスコードレーベル系のいわゆるUSハードコア的な、素朴であり、いい意味で粗雑で無骨な仕上がりになっています。
こちら、ヴォーカル・ギター・ベースは自分が担当してますが、ドラムは映画音楽やインダストリアルな実験音楽を主体に活動している中村修人氏に叩いてもらいました。
ジャケット写真も彼が撮り溜めていた写真の中からいただきました。
彼とは旧来の友人で、かつ海の上のプールサイドの2代目ドラマー。
制作のきっかけは、海の上のプールサイドの音楽性がだんだんと複雑化するに従い、洗練されてくると同時に、その反動で初期初動的なバンド感がなつかしくなり、結構前から自分の名義でスリーピース的な音源をリリースしたいなあと思っていた矢先、中村氏からちょっとした連絡があり、頼めないか相談したのが最初。
そこから実際には半年ほど寝かせていたのですが「あの件どうなった?」と再度中村氏から連絡をもらい、本腰をいれて作曲をしはじめた、という経緯です。
実は去年の夏にはすでに出来上がっていたのですが、いつ発表しようかとタイミングを見計らっているうちに時間が経過し、最初の2部作をリリースして落ち着いたころにしようと思い、レーベルの飯田くんとも相談した結果、
3月のリリースから半年後の9月がいいだろうということで落ち着きました。
2曲収録のシングル扱いで、どちらも3分前後という聞きやすいサイズです。(奇跡的にどちらも3分34秒!)
奇を衒ったことはせず、ギターのオーバーダブもあまりせず、エフェクトも最小限ですが、ミックスだけはミリ単位でのパン振りやコンプくささがのこらないようにコンプを変ける等、かなり調整しました。
実はリファレンスとしてモデルにした音源がありまして、それにかなり近づけるためにいろいろと空間をこだわりました。
それがこれ。
ご存知レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテのソロ作。
とくにこのDC EPの曲が珠玉で、音もどハマり。
この音をつくるために、この音にどれだけ近づけるかを今回は目的にしたようなものです。
自分の作品の方がリズムギターがちょっとだけ歪んでいて、かつレンジが広いのですが、そこは差分としてわざと残したところです。
ドラムの音とかは、中村氏に上記の旨を伝えて一緒に考えてくれたのでほぼ忠実な感じかと思います。ありがたい。
こちらと聞き比べてみて、とはおこがましい限りなのですが、自分としてはかなり好きな類の音で録れて大満足。
聞けば聞くほど味がでるスルメみたいな作品になってると自負します。
今回もSpotifyやApple music等、主要なサブスクリプションサービスで聞けますので、ぜひよろしくお願いします。
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