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立体的に描くコツは自分とモノの位置関係

立体的に描けない理由は距離と角度が認識できていないからです。

距離と角度というのは、自分と対象との位置関係です。
絵や写真の模写、スマホやタブレットを見て描く練習をしていると、位置関係がないので距離も角度も絵を描く時に意識することがないのでどれだけたくさん描いても成長することはありません。

わかりやすいように図で説明していきます。
身近な物を動かして自分と物の距離感を一緒に感じてみましょう。

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図1
りんごは目線より下にあります。
この時にリンゴはどのように見えるのかというと上の面がおく見えるので下の図のように見えると思います。

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こんな感じです。


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図2
次は目線の正面で、もっと近くにあります。
目線の高さにあると側面が良く見えます。

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そして近くにあるものは大きく見えます。


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図3
遠くにあるものは小さく見えるし、目線より上にあるものは下の面が良く見えます。

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目線より上にあること、遠くにあることを構図の入れ方で表現することができるのです。画面にどのように入れるのか、と言うことはとても大切ですが、寸法を合わせたり細部を描くことばかりに熱心になって構図のことは忘れられがちです。


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このように位置関係の違いによる見え方の違いを描くことが立体的に描くポイントです。影や形の描き込みに頼らなくても線で描くだけで立体的に描くことができるようになります。

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