家を建てる前に読んで欲しい_建築写真家が撮影しててどうしても気になった事
太陽光発電
太陽電池と屋根の間ってたいてい狭いけど、屋根への取り付け部分や、屋根自体のメンテってどうするんだろう?
発電効率が下がって廃棄する場合、廃棄費用や屋根の補修費用はどのくらい掛かるんだろう?
台風など強風にどのくらい耐えるんだろう?
LEDライト
リビングなど大き目の吹き抜け部のダウンライトが切れた時はどういう風に替えるのだろう?
私的にはダウンライトは汎用性の高いソケットタイプにしてほしい
テープ状のLEDの間接照明も、一回路が壊れたら全部光らないって普通の人は知らない
浴室・トイレ
浴室とトイレが透明なガラス扉という家をよく撮影するが、夫婦でも大をしているところを見られたくないし、子供が年頃になったらなおの事…
何故注文住宅ではそんな家が多いのだろう?撮影の時勝手に便器の蓋が上がるが、あれほど無駄な機能は無いと思ってる。撮影の際には殴りたくなる…(自動で蓋が戻るのは便座ヒーターの保温の観点では有用かとは思っている)
庭木
かつて私が係わっていた住宅メーカーのカタログ撮影では、最終で見栄えが良い写真を残すのが目的なので、間取りから植栽計画までフォトグラファーも参加し打合せをしていた。それに関連し最近気になるのが建売りの植栽計画が、その時に見栄えのいいだけのカタログ的な植栽になっているのだ。
敷地ギリギリに大きくなる木を植えたり、枝が広がる木を植えて歩道を通れなくしている事例も多々みる。常識として木は成長するし剪定も必要なのだ。「ここにこの木を植えるなんてあり得ない」って若造の私は良く怒られたが、見栄え重視で私の意見が通っていた。コマーシャリストとしてはそれで正解だが、住むには樹木のプロの意見の方が100倍重要だ。