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韓国語3行日記に挫折した私がスペイン語動詞60個くらい覚えたら、ChatGPTが練習相手をしてくれた


英語だけじゃ物足りない!他の言語も覚えたい

先日思い立って英語を強化したいと思っているものの、めっきり興味があるのはスペイン語と韓国語。
スペイン語に興味をもったきっかけは、愛子さまが成人したときに「スペイン語が流暢。スペイン語は母語とする人口が世界最大なので、英語とスペイン語話せるとほぼ世界中と話せる」と聞いたから。
着手し始めたのは、去年バリから帰国してから。意外とインドネシア語の簡単な会話が楽しかったから、もっと現地の言葉を覚えたい!と思ったのである。
英語って現地で話せてもみんな対してテンション上がらないけど、簡単なものでもインドネシア語で喋るとみんな「えっ、わかるの!?」と、嬉々としてレベルを合わせたインドネシア語で話してくれるのがすごく楽しかった。あの体験を他の言語、他の国でももっとしてみたいと思ったのだ。

言語は好き…でも学習は挫折続き

で、スペイン語に至るまでに私は中国語、韓国語、フランス語もかじった経験があるけどどれも長くは続かなかった。中国語はがんばればなんとなく読めるかもしれん、くらいにはなったけど、自然に言葉が出てくるとは言い難い。フランス語の格安レッスンでは教科書は親切にも日本語表記だったけど、先生はチュニジア人で説明が英語なのかフランス語なのかわからん、といった混乱にまみれたレッスンで挫折。日本人の先生にも習ったけど、例文を読んでいくだけの授業に飽きて挫折。ただフランス語はスペイン語に少し似ているところがあるので、やっていてよかったとは思うけど。

加えて私は英語でさえも、学生時代(今もだけど)まともにテストで点数が取れなかった。とにかく暗記が苦手だったのだ。見通しが立たないことが苦手なので予習も苦痛だし、一度目を通したものをもう一度見る意味がわからないので復習も大嫌い。ただ、英英辞書を使っていたので、難しい単語になるものを簡単な言い回しにすることだけは身についた。難しい単語を使わないので、同じ第二言語同士だとわりと問題なくコミュニケーションできるのが唯一の功績である。

自己分析と文明の利器をフル活用して言語習得!

WordHolic

スマホが登場して、最大のメリットは学習アプリが使えることだと思う。
私はWordHolicというアプリを使っている。覚えたい単語をCSVにまとめてインポートするとオリジナルの単語帳が作れるというやつである。めんどくさいけど直接入力もできる。
CSVってなんぞ?っていう人向けに言うと、エクセルやGoogleスプレッドシートみたいな表計算の表示を、最もシンプルなテキストデータで並べてくれるやつで、CSVでデータをまとめておくと、他のツールでも読み込める機能が使えるのだ。

言語学習するとき、最初に覚えるのは「私」「あなた」「彼」「彼女」「私達」「あなたたち」のせいぜい6つくらい、そしてその次に、動詞だと思う。動詞の数は多ければ多いほどいいけど、日常的に使う動詞はたぶんそんなに多くない。ってことで適当に「スペイン語 動詞 初級」で検索して、ごっそり動詞の一覧をまとめてくれているページからリストを拝借。スプレッドシートでテキストを分割する機能なんかを駆使して一括でスペイン語と日本語訳だけを洗い出し、CSVに貼り付けてWordHolicにインポートすると、オリジナルの単語帳が作れるのだ。

オリジナルの単語帳が完成!言語指定すればいろんな言語の読み上げもしてくれるので、発音の確認もできる。これが無料ってすごくない…?

一括で大量に入れられるのだけど、私は今までのアプリ学習から「見通しの立たないことが嫌いな自分は、せいぜい10問しか集中力がもたない」と学んだので、焦らず10問ずつしっかり覚える、というのを繰り返して進める。

100問中60~70問くらい手をつけたところで(完璧に覚えたとは言わない)移動中歩いてるときとか電車やバスの中で初級向けの音源教材を短いものでいいから繰り返し再生し、口パクで追いながらエアシャドウイング(声を出していると奇異な目で見られるから…)してくるとだんだん「あ!これ何言ってるかわかる!」が増えてくる。そうなると実践もやってみたいなと思うけど、やっぱりいきなり生身の人間を練習台に使うのは憚られる。

ChatGPT

そこで活用できるのが、ChatGPTである。

ChatGPTの画面。このチャット画面では、最初に「スペイン語の文章を書くから、間違っていたら訂正して解説して」と頼んでいる。

試しに「こうかな?」と思う短文をChatGPTに入力してみると、その文章が正しいのか間違っているのか、間違っていたら正しい言い回しを説明してくれる。すげぇ!
ちなみに英語で説明されてるのは、まだChatGPTが日本語が苦手なのか、スペイン語が英語に近いからなのか、私がときどき英語で置き換えるからなのかは不明。

どうしてもわからない単語は英語で差し込んでも、正しいスペイン語に直してくれる。

調子に乗っていくつか短文をつなげていくと、途中で「あーーあの単語なんだっけ思い出せん」というタイミングがでてくる。
別窓を開いて検索すればいいのだけど、何度も繰り返してるとめんどくさくなってくる…
そういうときは、わからない単語はわかる言語の単語で置き換えて送ってしまう。このチャットでは目的をスペイン語学習、間違っていたら訂正するように指定してあるので、問題なくスペイン語になるように教えてくれる。

ChatGPTが登場する前、実はオンラインで韓国語3行日記を一ヶ月くらいやっていた。
自分とまったく関係ない例文を覚えるのが苦痛になったから、自分のことならなんとか書けるかな!と思ったけど、辞書を使ってもまったくわからない。3行書くのもハードワーク、翻訳機能に助けを求めて提出するも、添削が返ってきても何を言ってるかさっぱりわからん…って状態だった。
英語の作文添削もちょっとやっていたけど、たった数行のために返事が来るのが1~3日後なので、ぶっちゃけ添削が来た頃には自分が何を書いたのか興味が薄れている。

だけどWordHolicとChatGPTの登場により
・単語をある程度覚える
・短文から実践する
・即座に添削指導を受ける
が無料でできてしまう。
しかも
・正しい文章を入力できるまで、何度でも付き合ってくれる
これもすごいありがたいことで、見慣れない言語は恐ろしいほど頻繁にスペルミスや入力ミスなんかの凡ミスを連発するし、生身の人間は多少のミスは補完してしまうから、間違いを指摘してくれない。
いやぁ、文明ってすごいね…!

アプリやAIが発展したらって、生身の人間はいらなくならない

ちなみに、じゃあAIとだけ話してればいいじゃんってことはなくて、やっぱりAIは所詮AIで、添削指導以上の人格が面白くない。こいつをこれ以上知ったところで個性がなくて、面白みがない。
性格という条件を覚えさせたらまた違うのかもしれないけど、それをAIでやるくらいだったら、生身の人間と交流してたほうが奇想天外で楽しいんじゃないかな。
ある程度ベースがある生徒のほうが、生身の講師たちも教え甲斐があって楽しいんじゃないかと思うし。

ChatGPTで短文添削指導をガンガンやったら、Tandemでの言語交換も楽しめるかな!と期待を膨らませて、ChatGPTにはもうしばらく特訓に付き合ってもらうことにします。
そんでそのうちスペイン語圏の国にフラッとノマドしに行きたい!

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