産休を控え、最終出勤日をどう迎える?~「完了する」ことのダイナミックな影響を体感したstory~
この11月は、私にとって節目!
なぜなら、人生で初めて産休に入るから。
あれよあれよと最終出勤日を控え、そのまま里帰りし、引っ越しも重なる。環境が180度ガラッとかわるイベントが続く。
最終出勤日を控えた約1週間前。
自分の気持ちがザワザワしていた。
マイコーチとの完了セッションがあったので、この気持ちをテーマにした。
■私のザワザワした気持ち
・お休みに入ることで、途中のプロジェクトはどうなっていく?
私の役目は他の方が担ってくれる。必ず組織はまわる。1年お休みする私の戻る場所って。
…未練や焦りや寂しさ。
・復帰後の働き方は、これまで通りにいかない。
(多くのスタッフを見てきたから、そうに違いない)
勤務時間も勤務地も変わる。漠然とした不安。
・そもそも仕事しない毎日ってどんな感じ。
世の中から取り残されないか…
経験してないから、わからないのに、
自分を安心させるために明確な道筋を引きたくなっていた。
■コーチからのパワフルな問い
マイコーチからこんな問いをもらった。
「最終出勤を迎え、産休に入ることを『完了する』という視点だとどう?」
モヤモヤ思考から、一気に目が覚める問いだった。
現実的な解決策に縛られていたが、ふっとひもがゆるんだように、身体が軽くなった。
新卒から15年働いてきた。
役割を全うしたく、試練と環境変化に、必死になって力を注いできた。
そうやって結果と経験を積んできたんだ。
これまで私になかった、自分に対して、「本当にお疲れ様」と優しく労わる気持ちで声をかけたくなった。
すると、なんとなく最終出勤日を迎えて「さようなら」するイメージから、向き合い方に変化が生まれてきた。
私にとって最終出勤日とは、
・新卒から働いてきた日々との完了の日
・お世話になった皆さんに感謝を伝える日
・頑張ってきた自分を「よくやってきたなー」とほめたたえる日
コーチから具体的行動を結び付けると、身をもって体験できるよと言われ考えてみる。
・お菓子を配ってお礼をすること
・会社の返却物をきれいにして返すこと
・自分の私物を持ち帰り、整理すること
⇨元々予定していたけど、やりたいからやるという行動の出発点が違う感じがした。
問いが続く
コーチ:完了をすることで、何をここに置いていきたい?
私:週5、1日8‐10時間を会社にフルベットすること
コーチ:何を引き続き持っていきたい?
私:(この時は答えられなかった)
コーチ:しっかり完了を迎えると、浮かんでくるよ!
■最終出勤日の当日
とってもすがすがしい気持ちで迎えられた。
快く送り出してくださる皆さんに、純度100%の感謝の気持ちでお礼をまっすぐ伝えた。
話したいと思った方へは、自ら声をかけにいけた。
ずっと笑って過ごせた1日で、会社を去ってからも、私ちゃんと完了できたなという充実感で満たされていた。
家に帰ってから、コーチからもらった問いの自分の答えがでてきた。
「何を引き続きもっていきたいか」
・自分の人生の主導権を握り続けること
転勤、引っ越しや出産など、環境や出来事に影響を受けるけど、その中に自分という世界をもつこと。
自分は何をやりたいか、好奇心の針を感じ続ける。
そのために、時間もお金も使っていいと許可を出す。
■「完了する」ってなんてダイナミックなんだ!
里帰りをしたいま、出産やこれからの生活に、ポジティブにもネガティブにも気持ちの波はある。
ただ、私はちゃんと「完了」して今ここにいるんだということが、ひとつ自信となり背中を押してくれる。
これが自分の中でとっても心強い。
産休に入る前で悩み、もっとスムーズに移行できる人が多いと思うが、
私にとって「完了」することのダイナミックな影響を身をもって体験した。
自分もコーチとして、改めてクライアントさんとの「完了セッション」の捉え方も変わった出来事になった!