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企画や作品を「全然ダメ」と言われても落ち込む必要がないと思った話
タイトルが長い(泣)。失礼しました。
さて、たまには仕事の話を。
「全然ダメ!」
もう、これまでのクリエイター人生、何度言われたでしょう。このセリフ。
提出した記事や作品をクライアントに全否定されたり、鼻で笑われたり。
これからライターやデザイナーを目指す人へ、そんな経験をしても、気にしなくていいという話を、私の体験から。
私はグラフィックデザイナーをしていた時期があり、このグラフィックデザイナー時代のトホホホエピソードも豊富にあるので、それはまた別で書くとして。
あるとき孫請けで、名刺の背景のデザインを10パターンくらい作って出した。
すると、即効で電話がかかってきて、担当Kさんのイライラ声が。
「全然ダメ。本気でこれいいと思ってます? 本気? こんなの、先方に出せるクオリティじゃないですよ。困ったなあ。何考えてるんですか」
がーーーーーん(泣)
「ああああの、えっ、あの、どこがそんなに(震え声)」
「ちょっと…(ため息)今回はやり直してもらう時間がないので、これで先方に出すけど、これはアカンで、田中さん」
がちゃんと切られてしまった。
時々入る、呆れたようなため息がまた破壊的。。
私としては自信作だったので、泣いた泣いた。マジ電話持ちながら泣いた。
「もうデザインしない!! やめる!!」
前で心配そうに眺めている社長に涙と鼻水垂らしながら言いました。
が。その数時間後、Kさんから電話がかかってきた。
今度はヘラヘラとネコナデ声である。
「数人出したデザインの中で、田中さんのに決まりました。先方絶賛でした。いやあ、あのデザインがねえ。意外。人によって違うもんです」
おいおいおいおい。涙返せよ!!
ってか、あんだけムチャクチャ言っておきながらどうなのそれ。
ライターとしても、企画提案のとき同じような経験をしました。
ある猛暑日、汗だくになりながら、キャリーケースをガラガラ引きながら東京の某編集会社に企画提案をしに行ったところ。
「こんな薄い企画ねえ(苦笑)わざわざ来てもらったので預かるけど、このくらいの企画は出してもらわないと」
と自分が通したらしき企画の本をひらひらと見せられ、結局怒り狂いながらホテルに帰ったのですが。
それから数日後、その笑いながらコケにした方から
「あの、あの企画に興味を持った版元があって、あの…」
とオドオドした声で電話があった。
そんな経験から。
一社でコテンパンに言われても、別の会社にとっては最高の企画や記事であるなんてことはもうよくある話。
ということで、何が言いたいのかと言うと、
数人にバカにされたとて、めげてはいけない。
その向こうに幾千もの共感者とチャンスがあるので大丈夫。
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