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だって2年8ヶ月ぶりだもの

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よっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

オカモトズの新譜だ!!!!!!アルバムだ!!!!!!うれしい!!!!!!17曲も入ってんのコスパがいい!!!!!!の気持ちで入金し、受け取ってきました。特典欲しさにセブンと楽天のも予約しちゃったな。タワレコは明日届くはず。QOLの高い生活である。

小中の頃はロキノン宛でハガキにびっっっしり手書きの感想書いてポラ当ててたな、というのを思い出してしまうくらい久々に、気がつけば新譜を聴きながらちゃんとした長文を書いていました。最終的に計5804文字って出ててきたんですが.......。頑張って読んでください。何もいいことないけど。


初っ端、絶対すげ〜の用意してるだろうなって身構えてたら普通に吹っ飛ばされちゃった。何?完成してるのがまず分かっちゃうじゃんこのクオリティ..............構成好みすぎる。付き合いたい。

NMM(アルバムの方ね)から始まった波動が今回で完成しました!!!って感じがすんごいする。ピカチュウがライチュウになったな〜〜〜.......って感覚。NMMあたりから創られてきた風味がめちゃくちゃしっかりして味濃!!!という..............(すっごく褒めてる)しっかり2021年のバンドがアーティストとして精魂注いでつくったのがビシバシ伝わっちゃって呆気にとられちゃった..............ちゃんと期待を裏切ってくれてありがとう。これがあと1時間以上続くの嬉しすぎない?コスパの良さの確信を既に得てしまったな..............


ここまで持ってこれるのすごくない? 今までの曲聴いてきて今回の新譜頭っから聴こ!つってコレ流れたら頭抱えて倒れ込んじゃう、強パンチすぎて。立ってられねぇや。この直後Young Japaneseでよかった。実家のような安心感..............。


Young Japanese、不思議なことに初っ端はウッッワ!!!クッソかっけ〜〜〜さっすがオカモトズ!!!というクソバカポジティブ感情しか抱いてなかったが2回目以降聞く度にわたしの心臓に突き刺さって抜けないのなに.............."かえし"ついてんのか? 釣り針のように..............聞く度に刺さるからもう鉛筆の芯が刺さっちゃった時みたいに共存してくことになるな。つまりアンセムです。


アンセムです!と言った直後にまた別のアンセムが流れるから怖い。横浜のライブでアルバムのリリース発表された時に流れてたのもあるけど、You Don't~  の「余裕ぶってるけど実はいちばん強いキャラ」感なんだろう。今鳴らしてるサウンドの究極渋いとこ狙って出してるところかなぁ。とりあえず強すぎるからHP持たないし脳みそが勝手にアンセムだと勘違いする。ドラッグ依存ってこういうこと?(発言、気をつけて)こういうことか.............。この後Picassoなのも流れが違和感なくスムーズでサイコー。こんなスムーズで気持ちいいのに曲が信じられね〜〜〜くらいバキバキかつド級クールという矛盾抱えた曲なのこわいね、何度も聴いてるから忘れかけてたけどこの曲もドラッグでした。あぶないあぶない。

いちばん歌詞がそれこそ"かえし"のせいで刺さって抜けないソングかもマジで。今までも勝手に歌詞で救われたり殴られて脳震盪(比喩だよ!)起こしたりしてたけどしばらくPicassoを超えてくるものはないな〜〜〜と思います心から。誰にでも描けそうな誰も描けない絵を描きたいよ、ほんとに。初期衝動と継続が大事! っていクソ矛盾の存在も大事だってわかってるくせに飽きるし。わたしの曲か..............??? って思わせてくれちゃうショウさんのワードチョイスが最強すぎる。おまえの曲ではありませんって誰か言ってあげてください。


とか言ってたらバンドさんの曲だーーー!!!うおーーー!!!と拳を突き上げてしまう曲流れてきたなぁ!!!タイトルから連想してた曲とまったく違って嬉しい(どういう感情?)こんなんできんの? 聞いてないよ〜〜〜..............イントロと間奏の音色・隙間・強弱が完璧すぎじゃんね。その上めちゃくちゃ今回の本質を歌っててびっくりしちゃうって。なに? 怒っちゃいそう..............怒らないよ..............。


嘘ごめん。つなぎ方新鮮すぎてやっぱ怒っちゃう。なに今の!?!? とシンプル動揺しちゃった。プロだ〜〜〜!!! になった(プロだからね)

Spriteも「本質」曲だからまたわたしの心の中でアンセム認定授賞式が始まっちゃうよ〜〜〜..............何回も聴いてるのにさ..............ショウさんとコウキさん、作ったメロディーにこんな歌詞乗せられるの凄すぎるから。好きに生きて好きに死ねるなら魂余裕で差し出すよね。アンセムすぎ。ありがとうすぎ。


Star Gameは初解禁時からわたしの心を手放してくれない曲ナンバーワンです。なんか刺さり曲はそれこそアンセム性高め曲ズがあるからそこだけに留まるんだけど、これは刺しには来ないけど引っ付いて離れない感じある。粘着性ある。最初貼り付いて来た時は初めてだからびっくりしちゃうんだけど、徐々にくっついてんのが心地よくなってくる、それです。そんな感覚フィジカルで味わったことないから分からないですけど..............今のわたしがそう言ってるからそういう事なんです。ね。ね。同調圧力。

少なくともFor Youとこの曲続いてたら歌詞の奥底の奥底を探ろうとしてこういうこと!? こういうことか!? になっちゃうし普通に情緒を揺さぶって泣いちゃうから離れててよかった。オカモトズの作る「シンプルにいい曲」はわたしの涙腺を絞り殺すアイテムだからさ.......。


だからここでComplication来ると安心する。ハッ! そうだ今わたしはロックバンドの新譜を聞いてたんだった..............になる(なるらしい)。曲と歌詞の良さ以上に、「朝までNetflix 憂鬱なブルー」で「赤/青」の対比色が脳内にブワッて浮かぶの凄いな〜〜〜..............って聴く度に思っちゃう。


この前のラジオで「ほんとにブレイクタイムみたいな曲」って言われてたけどほんとにそのまんまだ。めちゃくちゃ新鮮な進行..............こういう曲があると嬉しい年頃。この空気感のある進行、バンドで鳴らすことを想定しないで、アコギと歌だけでいこう、って考えて作った曲なのかな。やっぱり。そんな気がする。違ったら恥(ち)。

しっかりとしたブレイクタイム直後にふさわしすぎるMisty。これ音源で家でしっぽり聴くの気持ちいいけど、ライブで聴くのも楽しいんだよな〜〜〜..............横浜で観れたけど、すんごく楽しかったな。EPの時とのちょっとした差異を見つけるのも楽しい。いつだってオカモトズは我々を楽しませてくれるってこと..............(達観したちいかわ)。


はい、これもわたしのアンセム〜〜〜(小学生が小馬鹿にする時に言う「はい、残念でしたァ〜〜〜!」みたいに、そんな)。アンセム多すぎるよこの盤。イントロの入りからは想像できないサビと〆すぎるって思いません? 自然な裏切り。殺されてんのに自分が殺されてるの気付いてない、んで時間経ってぼけ〜〜〜っとしてたら殺されてるのに気づいて、あ! って思った直後には死んでる、みたいな感覚になりません?(ならないよ)そんくらい自然だけどめちゃくちゃ技巧曲で、参りました..............になる。別に戦ってないのに勝手に白旗振っちゃう。これついついキンプレに送っちゃったんだけど、最後のベースとエレピの絡まり具合がどストライクすぎてその旨をメールにしたためた。アホである。


Mだ!!! アンセムだ!!!(また!?)

Mはアンセムですよね? (同調圧力、よくない)現代の若い世代日本人にこんなウケる歌ないと思うんですけど。なんでタイアップこないの!? タイアップから来るかオカモトズから行くかのどっちかだよもう(そんなことはないよ)。

あとこれはシンプルにレイジさんがプログラミングとかその辺やってたと思ってたから全部コウキさんなのか! という感想が、歌詞カードめくりつつ聞いていたのでそちらが先に来た。聴く度にダブチーが食べたくて仕方なくなる悪魔曲。


これ、元曲が「欲望」の頃にあったのすごすぎる。しかもこのタイトルのまんまで。めちゃくちゃ笑った記憶があります。そういうところが好きで今まで追っかけてるんだよな〜と実感した。クレジットのショウさんの所にブルースハープと書いてあるから多大なる期待をしていたらコウキさんの所にテルミンって書いてあるところもすごく好き。オカモトズだな〜ってなる。



※追記
YouTube配信で当時のデモ聴けたけど、なんだろう.......めちゃくちゃかわいいなと、率直に思った。お、大人になったね.......泣 という気持ち。当時わたし10歳にもなってないから黙った方がいい。



サビよすぎ。ショウさんという人間を文字にしたらこの歌詞になるのでは? ってくらいショウさんショウさんしてる。う〜〜〜〜〜わライブで聴きたい!!!はやく生で浴びたいよMC5。ツアーでやってくれないかな。あえて今回やらず、忘れた頃にぶっ込んでくれてもいい。脳内麻薬でびちゃびちゃになる自信は、あるぜ!(ぜ!)


またアンセムがきちゃった。Band Musicは初めて聴いた時ちゃんとびっくりしてちゃんと楽しかったけど、同時にこの曲出せちゃうオカモトズ、絶対大丈夫じゃんこれからも。という安心も覚えられた。英詞の和訳あるのも嬉しい。これもめちゃくちゃ本質曲。こう思ってる、ということを言ってくれてる後にまた1曲目から聴いたら説得力めちゃくちゃ増すだろうな。「俺は天才だからね」、その通りです。貴方は天才。もっと言いな、宇宙とかに向けて。


Subway、オカモトズの曲だ! と思ったらAメロが新鮮すぎた。と思ったら知ってるオカモトズの感じになる。なにこれ、アハ体験かと思っちゃった。シンプルカッコいい、のやつ。



勝手にオカモトズはいろんな作品やライブを通過点といいつつしっかり分岐点やらきっかけのあるものに仕立てあげてて凄いなって思ってるんですけど、このアルバムはここ数年の総括/最高傑作として完璧なのに、過去も今も未来も前より好きなままでいられる(バンドとしてもだけどそれ以上にショウさんがショウさん自身を)、とはっきり伝えられててまたこれ凄い分岐点作っちゃってるよオカモトズ、という気持ちです。現代の日本のロックバンドの所業じゃない。5年前に立ち戻って、「OKAMOTO’Sが最高ってことになんでみんな気付かないんだろう?」って改めて考えてしまうフェーズに入ってしまった。でもそれは5年前よりもポジティブな気持ちでいられる、それはファンも当人たちも変わってきてる証拠かな、勝手にそう思ってます。なんていい環境なんだほんとうに。ありがたすぎるな。そうそうこんな穏やかなままで熱を出したり落ち着いて共有したり出来る環境ないと思う。それはリアルな対人関係でも。だからとにかく凄いんだってオカモトズとそれを支えたり応援したりしてる人達。


と、ここまで盛り上がってしまう盤なのに、Welcome~流れたらまたヒャッホゥ!!! になっちゃう、子供だから。あぶないあぶない。あと2曲だ。For Youも2回ほど聴いてるけどまた〆として聴いたらちがうこと考えられるだろうな。待ち構えておこう。


これラジオで聴いてた時率直に感じたことなんですけど、まだ解禁されたばかりの状態で何も考えずに聴いてたら あっオカモトズだ! って気付けないくらいオカモトズじゃなくて凄いな、って思うなど。

ショウさんもラジオで言ってたけど、「こういうのやれるようになった」、ということ。同時にわたし自身が勝手に「こういうの聴けるようになったな〜」って思った。いや、成人してからオカモトズに出会ってたら更にもっと達観した感想を抱けたのかもしれない。とにかくほんとのほんとにガキだった頃から私が勝手に聞いて勝手に成長させてくれたと考えてるオカモトズを聴き続けた結果、「こういうの聴けるようになった」のかな、とホント勝手に思ってる。全部勝手でごめんね。エゴエゴ。

勝手さ、で思い出した。小林賢太郎氏と林檎さんが「観客のパーソナルに入り込んだ瞬間がいちばん嬉しい」、と語ってたな〜という話。当たり前なんだけどバンドはわたしたちのために歌ったり曲を書くわけじゃないのに、「おれのためにある曲だ!!!」ってファンは思うわけで。その為にはコアな部分を歌わなきゃいけないけども、でもそんなことしたら大多数が「自分のための曲だ」って感じるのは難しいわけで。そんな中でわたしという唯一無二の人間というか魂がいて、そんでまた同じファンの人達のそれぞれの魂がいて、そんなわたしたち一纏めにして「自分のためだ」と思わせる、パーソナルに入ってきてくれるバンドは本当に貴重で嬉しくてやさしい。なんてやさしいバンドなんだろうな。100人いて100人全員は納得しなくても、その中の10人には死ぬほど刺さってるわけで。それを見て「ありがとうね、もっとこの輪に加わったら楽しいからぜひおいでね」、と言ってくれる、オカモトズは。おかげでこの何年もの間1ミリも飽きずに一定の熱量で、もしかしたら年が経つにつれて増幅してるかもしれないけど、アッツアツの気持ちにさせてくれるしそれをいいね!って包み込んだりたまに痺れさせてくれたりすることが出来てる。

そんな簡単な所業じゃない。でも、やっぱこうして何もかもバンドのために尽力して毎回マスターピースにしちゃう4人を見てるとバンドいいなって毎回思ってしまうわけだ。ありがとう熱狂させてくれて。ありがとういろいろ考える機会を与えてくれて。教科書とか辞書とかスーパーコンピュータとか、そんなのじゃ済まないレベルのお仕事を毎度毎度鮮度そのままに届けてくれてありがとう。これは誰が言おうと名盤です。先のことも今のことも確信が得られなくても、過去今未来含めて正解だって思わせてくれた。そんな代物はどこにもないし、絶対に名盤だし、廃れる訳がない。誰にも頼まれてないけど、これだけは確かです。だって絶対これからもオカモトズが好きだし、人生の半分以上を共にするって分かっている。





もし貴方がしてくれたら泣いて喜びます。