あの日、あきらめた話 〜せどりの巻〜
いつからか、副業をお勧めする広告や書籍、ニュースをよく見かけるようになってきたように思います。同時に、将来の不安を煽る記事もよく見かけるようになってきた気がします。
日本経済の発展は楽観的ではない、
所属している会社もいつまであるかわからない、
会社からの収入がなくなったら詰んでしまう
こういう切り口から、副業して収入のよりどころを一つではなく二つ以上から得よう、ということで多くの人の心にヒットしたのだと思っています。
副業ブームは、コロナが流行り始めた前後(2019年ごろ)に広がったように感じるので、コロナで現職が失われるという恐怖心も相まって拍車がかかったのかもしれません。
副業ブームを感じながら、実は私自身もトライしたことがあります。
どちらかというと、不安だからというよりは資産形成の追い風になると思ってのことでしたが。
選んだのは、せどりです。
本業はもの造りに携わる商品開発エンジニア。ひとたび会社から出たら私の持っている知識は活用できないと思って選んだ副業でした。
しかしながら、数回の買い付けを行った後、面白味を感じられず、すぐに辞めてしまいました。
売れそうな商品を選び、中国などから安く仕入れて売る、という一連の行為に面白味を見いだせなかったためです。
私はせどりを辞めてしまったけれど、副業で成功している多くの人のフォローは続けております。彼らがますます続伸している姿を見ながら継続は力だなぁと感心しています。
本業では全く関係ないところで稼ぐタイプは好きじゃないとできない。
過去に私がトライし、挫折した副業。
それは、本業とは全く異なる知識が必要でした。
これを成功させるには、トライ&エラーを繰り返して少しずつ前に進んでいく忍耐力が必要だったと思います。
「副業ってはやってんの?ほな、やってみっか」なんて軽い気持ちで開始してもすぐに頓挫するのは当たり前のことだったのかもしれませんね。
「興味を持てる」「好きになれる」という、やっていて好きになれる気持ちが大切だな、と思いました。
好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、長続きが出来るにはそれなりの熱い想いが大切だということでしょう。
自分の興味があることや、やってみて楽しく感じるもの。
それを、お客さんに付加価値として提供することが出来れば、それは副業成功への近道かもしれませんね!!