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私の葛藤 ~FIREへ踏み出す決断~

以前のnoteで「あと3年で自由な生活ができそうだ」と書きました。
サイドFIREまであと3年という具体的な算段が見えてきたということです。

現在、我が家は、妻が海外赴任中。
私は娘と二人で日本で生活していますが、2025年1月には娘も妻を追って海外へ行き、私は二年間の一人暮らしが始まります。
海外赴任手当などで投資にも余裕が出ることや、副業にも多くの時間を充てることができるため、おおよそ3年程度でサイドFIREの目標資産額に到達する見込みを立てています。

ただ、私のことですから、その時が来ても「あと一年…あと一年…」と会社員を続けようとしてしまうのではないか、とも感じています。
そう、いわゆる「One More Year Syndrome」です。そこで、今回は、未来に対して「決断できない理由」を深掘りしてみようと思います。

守りの側面

本業をこなしながら副業のカメラマン業を軌道に乗せたいという守りのプラン。写真や動画、ドローンのスキルを活かして、現在の会社員レベルの収入を得るのは難しいという現実も理解しているのでなるべく資産は増やしておいた方がいいという保守的な考え方です。

知っておくべき現実

一旦会社員を辞めたら、もう元には戻れないかもしれない。これは片道切符だと理解しています。
そして、今後サイドFIREをする以上、どんな資産状況であってもお金への不安は尽きることはないでしょう。目標資産額を達成したとしても、きっと「まだ不安」と感じるのだと思います。あと2〜3年待って資産を増やしたところで、その不安は根本的には変わらないのだと思います。

だからといって、会社員を続けていけるのか?
お金と引き換えに失っていくもの。現在、平日の大切な時間(9時間以上)を会社に費やしており、その間にやりたいことや挑戦したい機会を失っているのも事実です。

心の整理

どれだけ考え、シミュレーションをしても、不安が完全に消えることはないのでしょう。もる家の家計は、私一人の収入だけで成り立っているわけではなく、立派な稼ぎ頭である妻がいるにも関わらず、です。

石橋をたたいて渡りたい安定指向の私です。
意を決して次の人生の扉を開けた結果・・・・
「しまった!自分の決断が誤っていた!!」なんて事態に陥ってしまったとき、私は私自己否定に走ってしまわないか?妻はそんな私を応援してくれるだろうか?
そんなことを考えると、ついつい現状維持を選んでしまいそうになります。私の決断が直接的に家族、特に妻や娘の生活や将来に影響を及ぼすのは間違いないため慎重にならざるを得ません。
ただ、その不安と同時に、私自身の「好きなことを好きな時にしたい」という強い願望もあります。強い願望と不安、人生を変える決断をするには、まだまだ足りていないことが見えてきました。

何が足りていないか?そう、家族との話し合いです。
もっと頻繁に、未来についての考えを共有し、妻や娘の率直な意見を聞くことで、現実的なシナリオを一緒に作っていくことができるようになることでしょう。

結論

FIREに挑戦すると、自由な時間と自己実現のチャンスが増えますが、その反面、収入の不安や家族の長期的な安定に対する懸念もあります。
一方で、会社員を続ける選択は、安定した生活を保つ一方で、自己実現の機会を犠牲にするジレンマが残ります。

このバランスを見極めながら、どちらの道に進むべきか、家族としっかり話し合い、共有していくことが、納得のいく決断につながると思います。


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