ジャック・アマノの“アメリカ NOW” 小さな町のホテルとコーヒー
サーキットでの仕事を終えて、「さぁ、次のホテルへ移動だ」とアイフォンのマップを開けたら、COVID-19のテスト・サイトが探せるようになってた。
クルマに乗ってアイフォンのマップを開いたら、COVID-19テスト・サイトが見つけられるようになっていた。ずっと気づいてなかった (タイトル写真)
今日は西に少しだけ移動、フォン・デュ・ラックという小さな町へ。
予約したあったホテルは新築だった。ロビーに入ると、どこもピカピカで、清潔そうなので嬉しくなった。
ホテルはガラ空きで、1泊だけだったけど、他のお客さんとはとうとう一度も顔を合わせず。こちらはパンデミックで使われなくなっているブレックファスト・エリア兼ワーク・エリア
フロント・デスクの人もマスクをしていたし、朝食は紙袋に詰めたのを配る方式と聞いて、小さく一人で頷いてしまった。今朝までのホテルは、なんであんなに意識が低かったのか……。騒がしいバフェで朝ごはんを食べる気になる日は、しばらく来なさそうだ。
空っぽの廊下を通って部屋へ。ほとんどお客さんがいないみたいだ。
ベッドの反対側にデスク、スーツケース置き場&大型テレビ、クロゼットが並ぶ
部屋もロビーなどと同様にシンプルかつ実用的なデザイン。スーツケースを二つ並べて広げられる頑丈な作りの台は使い勝手が良さそうだし、大きなデスクもありがたい。冷蔵庫と電子レンジ、コーヒー・メーカーもある。
ダブル・ダブルの部屋は広々
コーヒー・メーカーは、キューリグ製のが置いてあった。使い捨てコンテイナー(Kカップ・ポッド)で1杯ずつ簡単に淹れられるキューリグって、ここ10年ぐらいのアメリカでかなりヒットした商品のひとつだと思う。幾つもの会社がKカップとかいう規格のコーヒー、紅茶を出している。値段は高いのでも1杯1ドルぐらい。大量購入なら70セント以下で手に入るのもある。
ホテルの部屋のコーヒー用スペース。キューリグのコーヒー・メーカーにKカップ。紅茶は昔ながらのティーバッグ。水は自前
何年か前に日本でキューリグのマシンを買ってみたが、ポッドのバリエーションが少ないし、高いし、暫く待っててもバラエティがアメリカのように多くなって行かなかった。自分の好きな豆を入れられる社外品のプラスティック・カップも試したが、粉がコーヒーに入って来ちゃうんでギヴ・アップした。最近はそんな状況も改善されてるかもしれないが……。
スーパーのコーヒー売り場。豆そのまま、挽いてあるパック、キューリグが並んでいた
ホテルに置いてあったポッドは、いわゆるアメリカンのマイルドなヤツとデカフェ。まだアメリカ生活は続くので、今後のために自分の好きなコーヒーのポッドを買っておくことにしようと思い、翌日スーパーに行くと、マックスウェルハウスとかフォルジャーズといったアメリカの老舗から、人気専門店のスターバックスやカリボウ、ダンキン・ドーナツ、タリーズ、マクドナルド、さらにはマック・カフェのものまであった。深煎りで苦いの好きな私は、スターバックスのフレンチ・ロースト=22個入りを買った。
今回はスターバックスのフレンチ・ローストをチョイス。1杯1ドル弱だった
ミネアポリスの友人宅に着くと、やっぱり、キッチンにキューリグがあった。
ミネアポリスの友人宅、キッチンにキューリグ・マシンを発見。Kカップはカリボウ・コーヒーのとかが置いてあった。カリボウはスターバックスほどじゃないけど、全米チェーンとして健闘しているミネソタ州の会社。地元愛が強いね
以上 第13回終了