ジャック・アマノの“アメリカ NOW” 三種のスパムを試食してみた
ミュージアムに行っていろいろ知ったスパム、スーパーで買ってみた。1缶3ドル29セントだった。
ホテルのキッチンで焼いて、ハワイ名物のスパムむすびを作った。実はミュージアムのギフトショップでそれ専用の”型抜き”みたいの、9ドルと高かったが買ってたから、早く使ってみたいと思ってた。
インディアナポリスのクローガーズってスーパーで見つけたスパム・クラシック、スパム・レス・ソディウム、スパム・ライトは、どれも3ドル29セントだった。4人家族の1食分を意識して作られたとうことで、340グラム入り。ノザキのコンビーフって100グラム入りだったんだね、もっと大きいと思ってたけど。いまはあの独特のクルクル開ける方式じゃなくなり、容量も80グラムに小さくされてるらしい。まだ見たことないけど(タイトル写真)
塩辛い! それがスパム・クラシック(=オリジナル)を食べてのストレートな感想。白飯に塩しなくてよかった。
でも、思ってたより脂っこくはなかった。頭の中で”不健康食品”のイメージ、膨らみ過ぎてたようだ。反省。
では、とレス・ソディウム=減塩を買うことにしたが、インディアナポリスで行った最初のスーパーでは売り切れだった。そこまで売れてるはずはないんだが……。あ、これも私の勝手に抱いてるイメージか?
二軒目で発見。スパム・ライトと並んでた。せっかくだから両方買った。
減塩スパムを焼いているところ。油を敷かなかったのは正解で、これだけ肉から脂が出た
まずはレス・ソディウムを焼いてみた。
テフロン加工のフライパンだし、油なんか敷かんでも大丈夫だろう……と
調理を始めたが、案の定、その必要=ゼロ。
今度はおむすびにはせず、白飯と一緒に食べた。
すると……えぇっ? オリジナルと変わらない塩辛さじゃん!
缶を見ると、丸くなった角の方に”25パーセント・レス”って書いてあった。50パーセント減らしても塩辛いぞ、多分コレ。
”むすびメーカー”と名付けられたツール。しかし、どシンプルな2ピースで9ドルって値段は意外。でも、ミュージアム、入場無料だったし
こうなると、ライトがどんなだかを早く知りたくなる。昼、夜の二食連続スパムになった。
今度は食べる前に缶をチェック。スパムといえば青地に黄文字だが、ライトはロゴ部分以外は水色=ライト・ブルー。あぁ、分かり易い。
押し寿司の要領ですね。ごはん、スパム、ごはんの順で詰めて、抜くだけ。ハワイで食べたのは、これをラップで包んだものだった。海苔は巻かれてなかった
また角の丸くなってるところからの帯を見ると、”スパム・クラシックとの比較で、50パーセント低脂肪、25パーセント減塩、33パーセント低カロリー”とあった。おぉ、レス・ソディウムよりさらに、さらにヘルシーなのだな。
また油を敷かずに焼いてみる。
ライトでも油不要は変わらなかった。スーパー・ライト、あるいはウルトラ・ライトを作るべきかも。
スパム・ミュージアムの入り口を入ってすぐのコーナーでは、いろいろなレシピを見ることができ、気に入ったのは自分のメールアドレスに送れるようになっていた。数点選んで送信。レシピ本もギフトショップに売っていたので、日本でも入手は可能かも、アマゾンとかで(調べてませんが)
今回は、スパム・ミュージアムで見つけて自分のアドレスに送っておいたレシピをトライ。その名もスパム・モンテ・クリスト・サンドウィッチ。フレンチ・トーストにスパムとチーズを挟んだもの。レス・ソディウムも焼いて、同じサンドウィッチにして食べ比べ、としてみた。
薄切りの焼きスパムをチーズと一緒に食パンに挟んで、卵と牛乳を混ぜたのに浸けてバターで焼く。美味しくないはずがないレシピだが、太るのも確実な一品
で、結論。ライトが一番がいい。視覚的にも、食感、さらには味にも低脂肪は感じなかった。私が鈍いせいもあるだろうが、レス・ソディウムと減塩レヴェルが同じなので、仕方がないのかも。それでも、缶の表示の通りに塩分もカロリーも脂質も低いのなら”ライト”が一番いいと思う。
ただ、スパムに牛乳、卵、バター(マーガリン)をプラスしちゃうこのレシピは、”ライト”採用でも過剰に高カロリー&高コレステロールだよね。他のメニューもその傾向は同じ。アメリカなので。
以上 第26回 終了