【眠れる奇跡を呼び起こす 聖なる目醒め】の感想
精神世界の本を、ガチで完読したのは何年ぶりだろう…。
久しぶりに「運命の出逢いだな、こりゃ…。」と思った書籍。
ここで、ちょっと私事を書かせてもらおうと思う。
ヨガや瞑想、聖地巡礼を生活に取り入れ、アートに対する視点もスピ寄りな私だが、実は、精神世界・スピリチュアルなものに対して懐疑的な部分も持っている。
なぜなら、今までヒーラーや占い師、ユタ、かみんちゅなどさまざまなスピリチュアル業界wの方々と出逢ってきたのだが、「どんなに霊的能力が高かろうと、結局は『人』。『人としてどうなのか?』ということが最も大切なことだ。」と思わざるを得ない体験を何度かした。その事から、スピ界のヒト・モノ・コトとは程よい距離感で付き合うことに決めているのである。
ヒマラヤ瞑想を極めた初めての日本人である相川圭子さんによって書かれたこの本に出逢って、久しぶりに大満足している。
相川さんは、この本の中でさまざまな例をあげて、人はいつも自分の外側に何かを求め、色々な情報に振り回されて生きている。そして、『本当の自分』を忘れてしまっているということを説いてくれている。
でも、全く説教臭くない。なぜか耳触りが良い。
そして、人の【心】というものの働き・習性について説明してくれているのだが、これが何ともわかりやすい!!
一生かかっても自分で言語化できないであろう感覚や真理を、難しい言葉一切使わず、端的に説明してくれていると思う。これに感動した。
感覚だけで何となくわかっていたことが適切な言葉で言語化されることによって、深い理解につながって、さらに自分の腹に落ちる。
皆さんは、こんな経験をしたことはないだろうか?この本を読んでいる間、何度もこのような経験をした。
この本を読んでいたら途中でいろいろ閃くので、読みながらさまざまなことをメモリまくった。明らかに頭?直感的脳の働き?が良くなっているのを感じた。
相川さんの言葉には言霊が宿っているのだろう。
ただ、この本には瞑想法など実践的なことは書かれていない。瞑想誘導 CD が付録で付いているが、実践的な部分は直接講演会や瞑想会に参加することで学ぶ形をとっている。
ヒマラヤ瞑想のマスター相川圭子氏に書かれた本【眠れる奇跡を呼び起こす 聖なる目醒め】は、「本当の自分」を知るための智慧が凝縮された「入門書」といったところだと思う。