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往きちがう、傷だらけの野良猫たち

運転してたら、数年前に超ク●級の大喧嘩をしたピアニストが、アホヅラ下げて歩いているところを目撃

このピアニスト、不思議と定期的に通りで見かける。これって、同じ次元に滞在してる瞬間なんじゃないだろうかと思う。もちろん声はかけない。

演奏自体は、相性が合った。というか、非常に楽しいものだった。自由な風が吹いていた。が、性格的なものは全く合わなかった。

このように定期的に偶然姿を見かけるというのは、お互い猫のようなミュージシャン同士、無意識的に生きてる時に起こるような気がする。

私は、半分野良、半分飼い猫が血だらけで帰ってくる話が好きだ。

お互い傷だらけの野良猫だったと思えば、生きるか死ぬかのストリートファイトもするし、瞬間だけフィーリングが合ってしまい寄り添う時もあるw。

また、こうも想う。
私たちの意識は常に旅をしている。行き交っている。

蜘蛛の巣のように張り巡らされた意識の路中で、たまたま往きかったその時に、肉体も肉体の存在するレイヤーで出会ってるのじゃないか?と。


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