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『秘教心理学・第一巻』を読み終えて

半期の間、参加していた『秘教心理学・第一巻』(AABライブラリー翻訳・発行 アリス・ベイリー著)の読書サークルが終了しました。

読み終えて浮かびあがってきたフレーズは、「人類とよばれるセンターから」というものでした。そして、「この世の美しさ」に触れられたような余韻が今も残ります。

最近、目にした画像で『一家に1枚 宇宙図2024』があります。この画像をみた時に心動かされた感覚と、読書サークル後に感じた感覚が似ているなと思いました。

※因みに「一家に1枚 宇宙図2024」は、文部科学省 科学技術週間のサイトからダウンロードできます。


7つの光線とは

『秘教心理学・第一巻』は、アリス・ベイリーの著作集のうちの一冊で、AABライブラリーのサイトでは次のように紹介されています。

 異なる特質を持つ七つの光線エネルギー。その様々な特質と働き、それらが人間などに作用するメカニズム意識の進化をもたらすプロセスなどが詳説されている。
目次:「序文」「いくつかの質問とその答え」「十の基本命題」「七人の創造的な建設者である七つの光線」「光線と自然王国」「光線と人間」「光線についてのいくつかの表」

※注:キーワードとなる言葉を太字にしました。以下の引用も同じ。

7つの光線について書かれた箇所をいくつか引用してみます。

・7つの光線とは、エネルギーの渦が創られた後に、中心的なエネルギーが発せられた7つのフォースの流れである。 p51

・7つの光線は、12星座の影響を受けており、したがって占星学的にその支配下にある。
・7つの光線は、7つの太陽系から放射されるエネルギーの表現である。p205

この論文で取り上げる人類は、神の生命の一つの表現であり、どの人も7つの光線フォースのいずれかに沿ってやってきた。 p105

第1光線:力と意志
第2光線:愛と知恵
第3光線:活動的知性
第4光線:調和と美と芸術(葛藤を通しての調和
第5光線:具体的知識と科学
第6光線:献身と理想主義
第7光線:儀式的秩序と魔術

実際は、数百ページにもわたって、様々なアプローチから光線の事が書かれているので、気になる方はぜひ書籍を手にとって読んでみて下さい。同じ光線でも、源の純粋な表現なのか、惑星や国家・人類・動植物等へ作用したものなのかによっても異なった現れ方になっています。

私が覚書として書いたのが下のイラストです。間違った解釈も含まれているかもしれません。(でも、今のベストを積み上げていきたい!)

”アクエリアス時代”
入来しつつある第7光線、引き下がりつつある第6光線

ここでいうアクエリアス時代とは、これからの2,000年間をつくっていく文明を指します。周期的に顕現する光線の人類への影響…つまり第7光線が入来しつつあり、一方で、第6光線が引き下がりつつあるというのです。

儀式的秩序と式典第7光線が顕現しつつあり、理想主義と抽象的なヴィジョン第6光線がゆっくりと引き下がりつつある。 p434

第6光線は ヴィジョンを育てた
第7光線は、ヴィジョンとして見たものを具現化するであろう

第6光線は、熱誠家として神秘家を生み出した
第7光線は、白魔術の分野で働く魔術師を発達させるであろう

第6光線は、進化計画の一部として、分離、国家主義、派閥主義へと導いた。それはマインドのもつ選択的な性質と分離分割する傾向によるものであった。
第7光線は 融合と統合へと導くであろう。

第6光線の活動は、グループとして働く弟子たちの一団の形成につながったが、このグループは密接な関係にはなく、パーソナリティーの反応に基づく内的な不和を免れないものであった。
第7光線はイニシエートのグループを訓練し、送り出すであろう。彼らは大計画と、そしてお互いに密接に協調して働くであろう。

p436

白魔術というのは、魂の魔術の事で『ホワイトマジック』に詳しく書いてありますが、魂のもつ創造的なエネルギーといったニュアンスで私は捉えています。

第6光線と第7光線の記述は、他にもまだ続きますが、教育について書かれていた以下の文章は、個人的に持ち帰りたい(瞑想の種にしたい)と思いました。

第7光線は、人類の進歩した思考者たちが持っている理論将来の教育制度という事実へと変えていくであろう。

現在の教育の問題や行き詰まりについては多くの人が感じている事とは思いますが、だからこそ当事者や保護者、教育に携わる者、一人ひとりが「教育とは?」「学校とは?」「生きる力とは?」「これからの社会は?」という風に問いに向き合ったり、100年程前の思考者達が提唱した教育学・社会学・哲学に意識を向けたりしていて、そして中には実際に自分たちの手で場を創っていこう機運が高まっているのだと思います。そこに希望を感じたい。

第4光線(注:2025年からゆっくりと顕現してくる)がやがて人間の内に直観を生み出す。
第5光線(注:1775年から顕現中)は人間の内に知性を発達させる原因になっている。

p391


また、ともに学んだ仲間に感謝して、ハイライトして下さった以下の文章も持ち帰りたいと思いました。

今日、非常に大勢の人々が、アストラル体を完全に意識し、メンタル界に完全に偏極するか意識を集中させるかする準備ができている。
…中略…

瞑想という科学的な儀式によって、この焦点の移行をより速やかに引き起こすことができる。また、奉仕という儀式を科学的に推進することによって、さらに発展させることができる。太陽系の儀式は、全顕現期間を通して続けられている神の瞑想神聖な奉仕という行為の結果である。

低位の生命を奉仕という儀式に従わせることは、文字通り、個人を神自身の生命ハートマインドリズムに同調させることである。この同調によって、霊的な成長が自動的に起こる

p452

今回の記事では紹介できませんでしたが、動物・植物・鉱物についても詳しく書かれてあり、自然王国の進化や人類の奉仕の場についても新たな気づきをもたらしてくれる本だと思います。


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