UNKNOWN PLATES 4 激個人的レビュー
※この記事は2021年11月に別ブログに投稿したものを再掲しております。
大阪のパンクロック・インディーズレーベル、TASTY RECORDSから待望のご機嫌パンクロック満載コンピ盤「UNKNOWN PLATES 4」がリリースされました。全18曲18バンド全曲速い曲(笑)。
文字通り今の関西パンクロックシーンを濃縮・凝縮した一枚に仕上がっていると思います。通しで鬼リピート可能なやつです。
1曲目のLASTENDから爆裂盛り上がるメロディー、続くWHITE SURF!は若いバンドなのにおっさんが好きなダミ声パンクロックを鳴らしてくれます。
THE MY BABY IS A HEAD FUCK(バンド名長い)は僕が大好きなバンドでVo.ニノさんの「やや鼻にかかったハイトーンボイス」がめっちゃカッコいい。曲後半のコーラス「Get back you mind!」は早くライブハウスで拳を上げてシンガロングしようぜ!というバンドからのメッセージだと勝手に受け止めています。
4曲目RIDGEはかわいい女性Vo.バンド。この曲のギターリフめっちゃすてき。AX LITTLE CITYはやや泣きメロディーのグッと来るポップパンクを、続くCRTICAL THINKINGはいつもぶれない音だなぁ。大好き。ギターのフィードバック音から始まるこの曲もゾクゾクします。7曲目SHIZUKUはぜひ聴いて!若い子ぜひ聴いて!絶対好きになるから聴いて!そしてライブハウスに来て!このバンド絶対伸びます(確信)。
Trash of Acornも大好きなバンドで、礼儀正しくなさそうに見える若者(笑)なのにめっちゃ礼儀正しくて、でもめっちゃ悪い音を鳴らす→結論かっこいいバンド。こんな若いバンドがばんばん出てくる大阪のパンクロックシーン最高です。前述のWHITE SURF!、The sailing、KENKA KICKとの4バンドでkilling timeというクルーを組んでいますので要注目。我が青春90年代の匂いがするパンクロックを鳴らすバンド達です。
Fireplayはこのコンピレーションで初めて聴いたのですがちょっと懐かしい感じのエモパンク。是非見たいバンド。
続く秒殺エンドルフィンは文字通り「秒殺」です(笑)。速くてうるさい音は無敵、うん。前半の狂った高速メロディからの後半ミドルテンポへの転換はまさにアメとムチ。ドS確定。
Testaも初めて聴いたのですがこのコンピレーションでは異色のインストバンド。ギターとベース、ドラムが作るねじれるようなグルーヴに「差し色」のようにぶち込まれる美しく、暴力的なピアノの音が脳を揺さぶります。これはライブで体感したい音ですね〜。
12曲目は僕が公式「宣伝部長」を務める大阪ポップパンクバンド・TRASHMINDの新曲「Gone」です。彼らの原点に立ち返ったメロディラインと「目を閉じて聴いたらGreenDay(笑)」と噂されるVo.ポカリスさんの天賦の声が最高な一曲です。速くライブハウスで聴きたいな〜!
続くMIND STEPは安定の高速ハードコア。3ピースバンドでこの厚い音を鳴らすの、ほんとかっこいい。音源も良いですがライブも最高ですよこのバンド。CROW DRAGON TEAは速い!重い!ハイトーンボイス!大勢でコーラス!な感じの曲で僕の大好き要素が詰まったバンド。リードボーカルとコーラスの掛け合いって決して目新しくはないんだけど、シンプルに楽しいですよね。
NAFTはギターソロがめっちゃかっこいい曲。TRASHMINDのライブで対バンしてたのを偶然見て交通事故のように恋に落ちたバンドです。THE REXは初めて聴きましたがなんだろう、新しいのに懐かしい感じの音。こういうのをオールドスクールっていうのかな?ミニアルバムをリリースされたそうなので購入決定。SIGHTSは国籍もルーツもバラバラなメンバーがギュッとタイトな音を鳴らすかっこいいバンド。Vo.の声、犯罪級にかっこいい(笑)。英語ネイティブが歌詞を書くと韻を踏むように音節を区切ったり単語の並びを検討しているのがよく分かる、というのも聴きどころ。
このコンピレーション盤を締めくくるのはLiaroid Chinemaの一曲。今のアンダーグラウンドなパンクシーンとメジャーな世界をつなぐのはこういうバンド、こういう曲なんだろうな。このバンドも注目ですね。
以上、勝手に全曲レビューでした!
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