ブロンプトン(S6L)を外装5速化した話
こんにちは。Indigoです。
早速ですが、僕が乗っているブロンプトンは2021年製のS6Lというモデルです。
当時、少なくとも日本で販売されているブロンプトンはスチールフレームのみで、ハンドル形状と変速数、リアラックの有無でラインナップが展開されていました。
S6LはSハンドル/6速/リアラック無しという組み合わせのモデルで、現行のラインナップだとC LineのExplore(6速)/Lowハンドル/リアラック無しといった感じでしょうか。
6速という変速については、外装変速2段x内装変速3段という異なる変速システムで構成されています。
都市部の平坦路から田舎の山道まで幅広いフィールドに対応できることが売りで、僕も購入前に2速(外装のみ)、3速(内装のみ)、そして6速の各モデルを試乗した結果、6速モデルを購入しました。
初めて走る場所で突然やってくるきつい登坂路などにも対応することができ、旅のギアとして本当に心強い。
ただ、6速というシステムの恩恵にあずかっている一方で、ずっと感じていることがありました。それは、
内装変速ハブの走りが重い…!
ということです。まあ買う時から分かってたけどね…!
内装変速ハブの宿命だとは思いますが、何かが引っかかっているような抵抗感を感じる走り。
走りの軽さを重視するなら潔く外装2段にして、対応できない登坂は自転車を押して歩く!という手もありますが、それはそれで何か違うよなぁ…と思い、踏ん切りがつかず。
そんな折、ネットサーフィンをしていると偶然ローロサイクルワークス大阪のブログでこの記事と出会いました。
外装5速だと…!
ブロンプトン用の様々なカスタムパーツを製造しているH&Hから販売されています。
よくよく調べていくと、他にもMiniMODsから外装7速化キットが出ていたり、H&Hでも7速化することも可能なようです。
変速段数が増えると走行中のギアの選択肢が広がりますが、ブロンプトンだとそこまで頻繁な変速はしないので、今回は5速化で考えていくことに。
一度気になりだすともう止まらない。
お店を訪問し、外装5速化された展示車を試乗させて頂き、その走りの軽さを確認させてもらい導入を決意。
カスタム自体は、グループ店にあたるブロンプトンジャンクション神戸でも対応可能。
いつもブロンプトンジャンクション神戸にお世話になっていることもあり、そちらで正式に発注しました。
カスタムされた姿がこちら。
正直ぱっと見だと、今までの姿と大きな違いは感じられないですね。
変速機とスプロケットは黒色で統一。
本当はシルバーで統一したかったのですが、変速機のシルバーパーツがまさかの廃番…。
これが理由で一旦カスタムを延期しましたが、しばらく悩んで黒色のパーツで進めてもらいました。
シフターはシルバーにしてみました。
純正のブレーキに取り付けることができ、見た目がすっきりして良い感じ。
浅く押すとシフトアップ、深く押し込むとシフトダウンする仕組み。
スラムのダブルタップが同じ仕組みです。
後輪は既存のリムを流用し、ブロンプトン純正の外装変速用のハブに組み替えてもらいました。
ペダルを踏み込んで走り出すと、その走りの軽いこと…!
ロードバイクと同じ感覚!とは流石にならないものの、一般的なクロスバイクと遜色ない走行感だと思います。
内装変速ハブが無くなったことで、重量も500gぐらい軽くなったのですが、それ以上に走りの軽さを感じて大満足です。
今後ですが、チェーンリングを50tから54tに変えようかと検討しています。
カスタムを担当頂いた店員さんからは説明を受けていたのですが、50tだと平坦路を普通に走るだけでロー側から4段目のギアを使っていて、全体的にローギアードな印象。
54tに変えるとその分ローギアは重たくなってしまうので、今の装備でもう少し走り込んでから見極めたいと思います。
工賃を含めた総額は12万円超と決して安くはないカスタムですが、外装4速が標準で採用されているP Lineを購入することを思えば安上がりだし、今のブロンプトンはカラーリングを含めて気に入っているので、今回のカスタムでより思い入れのある1台になりました。
これからも、このブロンプトンと各地のポタリングを楽しんでいきたいですね。
おしまい。