「藤井風を殴る」20230902
実は私は13年前から何かしらの形で日記をつけている。
昨日の夜なんとなしにそれを読み返していた。びっくりするんですけど、本当に書いた記憶が全くないことばかりなんですよね。文体も性格もまるで違う。人間は10年も経てばすっかり別人になる。
昔の私はとんでもない構ってちゃん(今も?)だが、他人として見ればけっこう好きなタイプの人間だった。面倒くさいが悪意がない。純真な子供のよう。
その頃観たアニメの感想とかも書いてあるんだけど、記憶がまったくない。内容に関する言及が一言もわからない。
そんな中でもはっきり覚えていることはある。内容は覚えてなくても「観た記憶さえない」わけではない―それは「OP/ED」の存在があるからだ。
何年前に観たアニメでも、OPやEDは熾烈に覚えている。これこそがアニメにOPとEDがある意義だと思う。音楽は何より深く心に遺る。作品を象徴するクオリアとして灯る。
あれで摂取できる「物語」の栄養素が極大すぎる。アニメのためにOPがあるのではなく、OPのためにアニメがあるといっても過言ではない。いや過言です。
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