【活動報告】おいしい旅のマーケット出店 ~ やってよかったこと、反省すること ~
こんにちは、Merthi Coffee( メルティコーヒー )です。インド産コーヒーのインポートをしています。
日本ではまだまだ知名度がひくいインド産コーヒーですが、近年そのクオリティは着実にあがってきています。
メルティコーヒーは、note・Instagramでインドのコーヒー事情やユニークなインドカルチャーを日々発信しています。
今回は、先日3/28(日)に出店したおいしい旅のマーケットのリポートです。
飲食業歴10年、イベント出店も数多くしてきたMerthi Coffeeですが、個人での活動をスタートさせてからひとりでのイベント出店は2回目で、まだまだ慣れないこともおおいです。前回の反省点をいかして挑みました!が、やっぱりまだ2回目。よかったことも反省点もたくさんありました。わたしの経験がだれかの役にたってくれたらな、ということでリポートをおとどけします。飲食業経験者のかたにとっては、あたりまえなこともおおいですが、あらためてみるとおもしろいです。よければ、おつきあいください。
その1 『 商品ラインナップ 』
まずは、なにはともあれなにを販売するか、ですよね。
わたしの場合は、
・ブラックコーヒー
・アレンジコーヒードリンク お花のソイミルクコーヒー
・焼菓子 ベイクドサモサ
・(物販) コーヒー豆
・(物販) コーヒーバッグ
・(物販) 手網焙煎キット
で、準備しました。
・ブラックコーヒー
わたしの場合、インド産コーヒー一択なので焙煎度合をかえて2種類準備しました。
浅煎りはかなり浅め、深煎りはアレンジドリンクにもつかいたかったのですこし深めの中深煎りにして差を大きくつけました。抽出レシピも焙煎にあわせて全くちがうもので淹れました。
浅煎りに関しては、「酸味が苦手」というかたがおおいので、すこしチャレンジだったように思います。それでも提供したのは私自身が浅煎りコーヒーがすきだったのもありますが、従来のインド産コーヒーのイメージをくつがえす “ 新しい味 ” をためしてもらいたいと思ったからです。実際にメニューにもそう書きましたし、注文時の案内にも同じようにつたえました。また、メニュー表記も【 あっさり 】【 しっかり 】とひとめでわかるようにかきました。
・アレンジコーヒードリンク お花のソイミルクコーヒー
前回のイベントでも好評だったドリンクを再採用しました。
前回とちがう点は、ひとつめはネーミングです。前回 “ はちみつとローズウォーターのカフェオレ ” だったものから、今回 “ お花のソイミルクコーヒー ” に変更しました。ローズウォーターは日本ではあまりなじみがなくピンとくるかたがすくないと思ったので、“ お花 ” という言葉をつかいました。そして、今回は牛乳ではなく豆乳でのカフェオレにするにあたって “ ソイオレ ” という言葉がどこまでつたわるのかがわからなかったので、“ ソイミルクコーヒー ” と表現しました。その結果、お客さんの反応はかなりよかったとおもいます。
集客予想人数が5,000人とあったので、3種のドリンクは最大250杯の提供を予定していました。( スタートからノンストップでつくり続ける想定なのでかなり無茶があります。)実際には、半分ほどの提供数でした。雨がふっていたので、そもそもの来客数も予想よりはすくなかったんだとおもいます。
・焼菓子 ベイクドサモサ
焼菓子については、今回かなりかんがえました。前回は、“ ラドゥ ” というインドの郷土菓子をだしましたが、残念ながらあまり良い反応はえられませんでした。私的には味もおいしいし、みためも素朴でよかったのですが、、、まず、“ ラドゥ ” をしっている人がいない、さらに素朴なみためが地味すぎて美味しそうに見えなかったんです。お客さんからすれば「 なにかよくわからない茶色いもの 」という風にみえていたんでしょう、売れ行きはイマイチでした。
という前回のしっぱいがあったので、今回はかなり悩みました。そこでおもいついたのがインド料理の定番メニュー “ サモサ ” でした。サモサなら、知っていたり聞いたことがあるというかたもおおいし、三角のみためもかわいらしいのでいいのでは?!と。ですが、サモサそのままを出すわけのはいかなかったので、揚げずに焼きにかえて、そして中身もジャガイモではなく甘いフルーツに変更しました。そんなこんなで、もはやサモサでもないオリジナルの焼菓子ベイクドサモサができあがりましたw
実際に、お客さんの反応は良く、30個中29個を売り切ることに成功しました!やったー!
その2 『 価格設定 』
価格については、儲けよりも買いやすさを優先しました。
ブラックコーヒー¥350で提供しました。とにかく買ってもらいたい( ためしてもらいたい )というおもいがあったのでかなり価格をおさえました。ブッラクコーヒーだけでなくほかの商品も最低限の原価分だけは確保してそれにすこしだけうわのせする程度の価格にしました。
結果は、価格競争がおきる環境でもなかったのでもうすこし高い価格でもよかったのかな、というかんしょくでした。
次回にむけて改善すべき点です。
その3 『 キャッレス決済導入 』
イベント出店がきまってから最初に準備をすすめたのが、paypayの導入申請でした。キャッシュレス決済ができると購入のハードルがかなりさがることと、おつりの準備をすくなくできるからです。わたしの場合、実店舗をもたないので申請にはかなり苦労しましたが、導入して正解でした。実際に1/3程度のお客さんが使用してくれました。とくにたくさん買ってくださったかたが利用することがおおかったです。イベント出店をかんがえているかたには、ぜひオススメしたです。
その4 『 ユニフォームをつくる 』
今回おもいきってつくったのが、ユニフォームでした。
ユニフォームといっても、Tシャツやパーカーいろいろありますが、わたしはエプロンをえらびました。季節や着る人をえらばないという点からエプロンがいいな、とおもいました。デザインは、ブランド名ではなく “ いんどの珈琲 ” にして、わたしじしんがなにものなのかということを全面にアピールしました。
これも大成功!
イベント当日はこのエプロンをきたスタッフはかなりのかたに「 いんどの珈琲って気になってたんです。」と声をかけてもらったようでした。
その5 『 看板とインド国旗 』
イベント出店でかかせないアイテム、看板。
今回はわたしも導入しました。なにを書こうかいろいろかんがえた結果、“ 自己紹介 ” を書きました。メニューや価格のまえに、そもそもわたしのことをしっている人がいないとおもったからです。なので、Merthi Coffeeというブランド名ではなく、“ インド産コーヒー/いんどの珈琲 ” をとにかくアピールして書きました。わたしに興味をもってもらう、あしをとめてもらうきっかけとして看板はとても効果がありました。
また、インド国旗も、わたしの出店スペースがメイン会場ではなく入り口ふきんですこしはなれていたので、目印としてかなりの活躍をしてくれました。「どこにいるかすぐわかった。」と声をかけてくださることもおおく、いかに “ 足を止めてもらえるか ” ということの大切さを実感しました。
ちなみに、途中までインド国旗の上下を逆にしてしまっていました、、、そういうツメの甘さ、反省です。。。
その6 『 ディスプレイ 』
ディスプレイについても看板とおなじ、“ インド産コーヒー/いんどの珈琲 ” を全面にだしました。
ただたんに派手にするのではなくブランドのイメージカラーの白とこげ茶をベースにして、そのなかで「ん?!」とあしをとめてもらえることを意識しました。ただ、プライスカードやメニューのサイズがちいさくわかりにくかったので、この点は改善して次回に挑もうとおもいます。
商品の陳列もバラバラでどこになにがあるのかわからなくなってしまったのは良くなかったです。
その7 『 テント 』
今回のイベントはテントを各店舗で持参しなければなりませんでした。
わたしはテントをもっていなかったので、購入するかレンタルをするかの選択でした。購入もかんがえたのですが、これからイベント出店がおおくなる見込みもないし、プライベートはインドア派なので購入する気になかなかなれませんでした。そこで、レンタルの見積もりをとってみました。2m × 2mのテント ( 5500円 )の見積もりで、重り ( 400円 )と送料 ( 18,000円 高ぁ!) をふくめると合計額が23,900円でした、、、う〜〜〜ん、買ったほうがぜんぜん安い。結局は友人からかりることができましたが、テントは購入しても良いのかな、と今は考えています。
また、今回いちばんツラかったのは、雨対策でした。雨よけとして100円ショップのレジャーシートを準備しました。ドシャぶりとまではいかないもののかなりの降雨量でしたが、なんとかのりきった、というかんじでした。あれ以上雨がふっていれば100円のシートではたちうちできていなかったと思います。
なんやかんや、とっても楽しかったです。
いろいろ反省点はおおいものの、成功体験もありかなりの収穫がありました。だれも興味をもってくれないんじゃないか、売れないんじゃないか、と不安いっぱいでしたが、おもいのほか受け入れてもらえて「 インドコーヒーおいしい!」といってもられて、こころのそこからうれしかったです。あぁ、がんばってよかった。
それもこれも、主催者のタビノネさんがステキなマーケットを運営してくださり、当日手伝いをしてくれたスタッフ、テントをかしてくれた友人、いつも的確で完璧な焙煎をしてくれるアメイジングコーヒーさん、むちゃぶりオーダーにこたえてくれたSumi菓さん、いろいろなアドバイスをくれたり道具をかしてくれた先輩方、そして、そして、イベント当日お店にきてくださったお客様のおかげです。
本当にありがとうございました。
また、出店したいな。つぎは、もうちょっとレベルアップしたいな。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
Instagramもしています、ご興味ある方はのぞいてみてください
https://www.instagram.com/merthi_coffee_2017/
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