カフェコーヒーデイ
“ 国内最大級規模のカフェチェーン店 “
はじめて行く知らない土地に、知っているお店があると少しホッとしますよね。
インドのどの街に行っても必ずと言って良いほどある人気カフェチェーン『Cafe Coffee Day カフェコーヒーデイ』通称:CCD。
インド国内での店舗数は、1752店舗(2019年度)、インドだけでなくオーストラリア・チェコ・エジプトなど海外進出もしています。
CCDでは、1日になんと、1.6億杯のコーヒーが提供されています…!
“ コーヒーセカンドウェーブ旋風の立役者 “
19世紀後半〜1960年代大量生産・大量消費が起こった【コーヒーファーストウェーブ】。
その後、1971年にアメリカシアトルにスターバックスコーヒーがオープンし、エスプレッソをベースとしたラテなど「シアトル系」のコーヒーが主流となり【コーヒーセカンドウェーブ】が世界中で巻き起こりました。
そんなセカンドウェーブから少し遅れること、1996年、南インドバンガロールにカフェコーヒーデイの1号店がオープンしました。
それまであった昔ながらのインディアンフィルターコーヒーではなく、世界のトレンドであったエスプレッソマシンをいち早く導入し、コーヒーメニューを豊富にしたことでお店は瞬く間に人気になっていきました。
“ 自社農園で新しいカタチ “
CCDは、南インドチクマガルールガーツ山脈とその周辺地域に自社が運営するコーヒープランテーションを持っています。その規模は国内最大級で、12ものエステートにてコーヒー栽培を行っています。それぞれのエステートは標高や森の環境が違うため地域ごとで違う味わいを持つコーヒーが生まれ、そのシングルオリジンコーヒーをCCD店舗で楽しむことが出来るのです。
また、生産されたコーヒーは、国内だけでなく海外にも多く輸出されています。ヨーロッパ諸国、そして日本にも輸出されています。今まで自家栽培のコーヒー店はあったにせよ、自社店舗以外に海外へコーヒーを輸出した会社はなく、この取り組みは新しいものでした。
“ 新しいビジネスモデルの構築 “
カフェ営業・自社コーヒー農園だけにとどまらず、CCDは、ホテル経営・学校・職業訓練校設立などにも力を注いでいます。
特にホテル経営については、5つ星がつくリゾートホテルで、宿泊客はコーヒー農園見学ツアーに行くこともできます。
「コーヒー」を、ただの「コーヒー」に留めておくのではなく沢山のコンテンツに発展させたCCDのビジネスモデルは高く評価されました。
インドへ行った際街でカフェコーヒーデイを見かけたら、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
ちなみにですが、ブラックコーヒーにお茶菓子として付いてくるビスコッティは、チリ入りです。辛い…!!
さすが、インド。さすが、インド人…w
ここまで読んでくださってありがとうございました。
次回は、今のコーヒー事情を紹介【最新のカフェ事情】についてです。
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ご興味ある方は、是非覗いてみてください!