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【某サイト風】マイルCS総括

(昨年のラジオNIKKEI賞パドック、杉山先生で猪熊オーナー隠れてて横転)

2024/11/18 高輪の経営者コンビの「勝ちたい」気持ちは非常に強かったことでしょう

猪熊広次氏
本業:株式会社バローズ 代表取締役
石川達絵氏
本業:株式会社デジマース 代表取締役、株式会社バローズ 取締役

マイルチャンピオンシップ出走馬:
エルトンバローズ(猪熊氏)
ソウルラッシュ(石川氏)

担当者:馬主情報部I

皆さんもよくご存知の通り、猪熊広次オーナーと石川達絵オーナーの本業は、JR五反田駅(東京都品川区)のすぐ近くにある「住友不動産高輪パークタワー」に本社を構えて、ともにモバイル関連の事業を中心に手掛ける「株式会社バローズ」「株式会社デジマース」の各代表取締役ですね。

石川オーナーが現在も役員でもある「株式会社バローズ」から2005年6月に分社した「株式会社デジマース」は、スマートフォン向けコンテンツを盛んに取り扱っており、競馬関係でいえば、情報サイト「WIN!競馬」や、競走馬の「デジタルピンバッジ」をNFT(非代替性トークン)として活用したコンテンツ「HORSE PINS」も運営されております。「株式会社バローズ」の方はと言えば、1994年の設立から現在までモバイル機器の販売からコンテンツ事業を幅広く行っており、言わば「固い絆で結ばれたビジネスパートナー」として業界の最前線で活躍する2人は「業界の重要人物」であるとみても問題ないでしょう。

馬主としての話をしますと、猪熊オーナーと石川オーナーは確かそれぞれ2003年、2010年からJRAで馬を走らせていて、石川オーナーの方が一足早く2017年の菊花賞をキセキで優勝し、GⅠ初制覇(重賞も初制覇)を果たされました。そして2019年には猪熊オーナーも日本ダービーという大舞台をロジャーバローズで優勝、GⅠ初制覇を飾りました。その後、両者とも有力馬こそ揃ってはいますがGⅠではなかなかタイトルに届かず、特に石川オーナーのソウルラッシュは、
2022年マイルチャンピオンシップ→4着
2023年マイルチャンピオンシップ→2着
2023年香港マイル→4着
2024年安田記念→3着
と得意なマイル戦線で惜しい競馬を繰り返しておりました。そんな中、「盟友」であるといえる猪熊オーナーにエルトンバローズというほぼ同舞台で活躍する馬が現れたことで、石川オーナーと猪熊オーナーの「ソウルラッシュとエルトンバローズでGⅠを勝ちたい」という気持ちは、かなり大きくなっていた筈です。それぞれの愛馬の素晴らしい走りをGⅠで見たいというオーナーの願いのもと、ソウルラッシュ、エルトンバローズを管理する池江・杉山両調教師にはかなり勝負懸かったメイチの仕上げを頼んでいたことは容易に想像がつき、当のレースの結果としては、両オーナーの思惑通り、ソウルラッシュ(石川オーナー)、エルトンバローズ(猪熊オーナー)のワンツー決着となりました。

この結果から、現在の「住友不動産高輪パークタワー」内「株式会社バローズ」「株式会社デジマース」オフィスがお祭り騒ぎムードになっていることは誰もが察しが付くことでしょう。来年の「競走馬セール」においても両氏が活発に動くことは皆さんも推察できる筈です。また今回エルトンバローズで2着となった猪熊オーナーは「同胞」といっても過言ではない石川オーナーの「活躍の波に乗りたい」と間違いなく考えている筈であり、年末の大舞台である東京大賞典への出走を予定している愛馬ウィリアムバローズを管理する上村先生に対しては、お釣りの残らない勝負仕上げを支持するのではないかと私は見ております。

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