【祝!絶景再販】馬骨に薦めるヒカシュー入門プレイリスト
こんばんは、こんにちは。印度孔雀です。
いやー、ヒカシューのクリスマス配信、見たかったです(直球)。あの高騰してる絶景の映像が、2500円で、しかも戸辺哲氏や戸川純さんも出演しているやばい映像まで全部含めて見れてしまうんですから。本当大盤振る舞いですよね。しかも、Blu-rayで再販するとかしないとか。ヒカシュー恒例の福袋に入れてくれたらガチで購入検討するかもしれません。
2022/1/24 追記:先日、遂に再発が決定しました。めでたいですね。筆者は早速予約しました。
というわけで緊急企画、平沢進関連は漁ってるけどヒカシューは未履修(韻)という方にオススメするプレイリストを綴っていこうと思います。なお、『転々』以降のアルバムはほぼサブスクに無いので(『あんぐり』『なりやまず』のみ)なので、ほぼ20世紀のヒカシュー中心となります。
1.プヨプヨ
初期ヒカシューの「20世紀の終りに」と並ぶ代表曲。1980年のファーストアルバム『ヒカシュー』A面最後に収録されている、当時にしては珍しい5分を越す名作です。この曲は『絶景』で平沢進さんがカバーしていたので、知っている方も多いかと思います。この曲といえばなんと言ってもヤバいのは歌詞とPVですよね。男性の「アレ」がああなることを歌った曲という説が有力ですが、不気味なメロディにそんな歌詞が乗っているというのがヒカシューの天才的センスを煌々と示していると思います。
2.びろびろ ―プヨプヨに対抗して
こちらは「プヨプヨ」のアンサーソングとして作られた1曲。1991年のアルバム『はなうたはじめ ~Humming Soon~』の1曲目に収録されています。こちらも歌詞がなかなか意味不明ですが、オススメしたいのは平沢進やP-MODELの世界観にもよく通じるものがあるPVですね。
とりあえず、PVを見ましょう。笑。
それにしてもこれを1991年に作る監督のセンスが素晴らしいです。
3.天国を覗きたい
(公式の動画はありませんでした。サブスク等で聴いてみてください。)
ヒカシューのクリスマス(概念)ソング。1988年に発売されたアルバム『人間の顔』に収録されています。ヒカシューの2代目サックス奏者で、天才とも名高い野本和浩氏の作曲です(残念ながら既に亡くなられております)。この曲の特徴といえば、やっぱりクリスマスソングらしからぬ衝撃的な歌詞でしょう。サンタクロースの変死体ですよ。子供が泣くクリスマスソングであり、カップルに響かないクリスマスソング。至高の音楽です。
(左から3人目が野本氏)
4.うわさの人類
1981年にテクノポップから脱却し制作された3作目『うわさの人類』のタイトルチューン。ん、「1981年にテクノポップから脱却」...?Potpourri?P-MODELの話は置いておき(この記事でここら辺の話は詳しく解説しています)このアルバムからはジャズテイストのアレンジの曲や以前より暗く湿った曲が多くなりました。この曲もイントロからサックスが炸裂しており、全体的にも跳ねたリズムの明るい曲のため誰でも聴きやすいと思います。
5.アルタネイティブ・サン
(こちらも動画がありません。)
1980年のセカンドアルバム『夏』の1曲目を飾るこの曲。ヒカシューにしては珍しく、海琳正道氏のギターから始まるこの曲。筆者がはじめてヒカシューをまともに聴いたアルバムが『夏』だったのですが、1曲目のこの曲からヒカシューにやられました。テクノポップバンドだと思っていたのに、1曲目かロックな曲がぶち込まれるとは思いもよらず、最初は戸惑いましたが、今思えばヒカシューがテクノポップバンドであるというのもテレビによって作られたイメージでしょうし、彼らの音楽の振れ幅の大きさには度肝を抜かれました。
6.ガラスのダンス
(公式のアップ動画ではないですが...)
この曲は、黒歴史と悪名高い「加山雄三のブラック・ジャック」の主題歌となった曲です。オリジナルアルバム未収録。不思議なポップスといった感じの曲で、かっこいいメロディーとは裏腹に寂しい歌詞が印象的です。ちなみにEPのB面に収録された「モーニング・ウォーター」(『夏』にも収録)は戸辺氏作曲、ボーカルの名曲です。
7.丁重なおもてなし
(例によって映像はありません・・・)
1990年に発売された6枚目のアルバム『丁重なおもてなし』のタイトルチューン。トラディショナルな雰囲気漂うイントロからは、10年前の音楽性はほとんど感じられません。それにしても、80年代以降の音楽を揶揄するような歌詞、筆者はとても好きです。笑。
8.白いハイウェイ
1980年にシングルとして発売された曲です。オリジナルアルバム未収録。この曲もなかなかの中毒性がありますが、PVも可愛くて素敵なんですよね。
1度聴いたらリピート必須。
パノラマパノラマパノラマッ
パノラマパノラマパノラマッ 。
ちなみにEPのB面は「プヨプヨ」。7インチに5分(ほぼ6分)の曲を収録するってなかなか挑戦的ですよね。筆者のレコードプレイヤーでこのプヨプヨを再生すると、アウトロで止まってしまいます。
9.幼虫の危機
迷いましたが、プレイリストにぶち込みました。例によって映像はありませんが、これは是非一度あなた自身の耳で聴いてみてください。
おまけ:モデル/ヒカシュー
クラフトワークのカバー。これも名曲です。
おわりに
今回の記事は如何だったでしょうか。急遽書いた記事でしたが、しっかりヒカシューの紹介ができたと思います。
という訳で、絶景の再販を気長に待ちましょう。印度孔雀でした。