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インド最大のお祭り・ディワリの様子(2024年)

私が南インドに越してきて5ヶ月ほどが経ち、初めてのディワリを迎えました。

ディワリとは、インド最大のお祭りで「光の祭典」とも呼ばれます。
邪悪への勝利や闇に対する光をお祝いするヒンドゥー教のお祭りで、インド全土がお祭りモードになります。

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今年は10月31日(木)と11月1日(金)で、嬉しいかな4連休となりました。

インドにいる日本人は、休暇シーズン&ディワリをお祝いする花火による大気汚染により、海外脱出する方が多いですが、私は初のディワリを体験してみようとインドに残っていました。

今回の記事では、南インド・チェンナイでのディワリの様子をまとめていきます。


ディワリ前日(10月30日)

ディワリ前日は、明日がディワリ当日ということで、チェンナイから故郷に帰る人の夜行バスや長距離バス等で道が大渋滞します。

お店も早めに閉まるところもあり、夜にはあちこちで花火が上がったり、地上で爆竹や花火をしたりしていました。
クリスマスイブならぬ、ディワリイヴ。

花火や爆竹による煙で夜空も真っ白になります。

note, ビデオを貼り付けできなかったので4コマにしました。
屋上の真上で上がっており、印象的な花火でした。

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ディワリ当日(10月31日)

〜朝6時〜

住民が道路や公園で行う爆竹の音で目覚めます。
「この街大丈夫・・・?」と思うような大きな音で、かつ至るところで激しい爆竹でお祝いしているので、とても二度寝できる状態ではありません。

〜お昼12時〜

お昼ごはんでインド米のお供にチキンチュッカ(チキンカレーのドライ版)を作りました。
南インドでは、ディワリの2日間(10月31日と11月1日)はノンベジ(肉魚料理)を食べるのが慣習である家庭が比較的多いと聞いたので、タミルナドゥ料理である(?)チキンチュッカをチョイス。

写真映えは気にせず、ありのままのチキンチュッカです

なお、北インドだと、ディワリの時は逆にベジにする家庭が多いそうですが本当かどうかは分かりません。

〜午後4時頃〜

小道を挟んで向かいに住んでいる大家さん&帰省してきている大学生の息子が声をかけてくれて、インドの伝統スイーツを交換。
ディワリでは近所の人や親戚たちと持ち寄ったスイーツを交換してお祝いします。

このディワリシーズンでは、スーパーでインドスイーツがBuy1Get1(1つ買うともう1つ無料)になるので、私も試しに自宅に買っておいていたのがここにきて役に立ちました。

せっかくなので、よくあるディワリスイーツを紹介。

  • 左上:Besan Laddoo(ベサン ラドゥー)
    ひよこ豆粉・ギー(精製バター)・砂糖などからできた、ほろほろした砂糖より甘いスイーツ。ターメリックパウダーで黄色に色付けされています。

  • 右上:Mysore Pak(マイソーレ パク)
    Besan Laddooと原材料はほぼ一緒ですが、なんとなくBesan Laddooよりは甘さ控えめです。
    ギーを煮詰めてあるので、茶色になるらしいですが、本当かどうかは分かりません。

  • 左下:Kaju Katli(カジュカトリ)
    カシューナッツ(Kaju)や砂糖などでできた一番食べやすいインドスイーツ。菱形のボディーに銀箔がコーティングされているものが主流で、一口頬張ると、隠し味のカルダモンパウダーがふんわり香ります。

  • 右下:Soan Papdi(ソアンパプディ)
    こちらもBesan Laddooと原材料はほぼ一緒。
    もうお気づきかもしれませんが、インドスイーツは形や食感がやや異なるだけで、純日本人的には味は大体一緒です。


〜午後5時〜

何となくショッピングモールに出かけてみましたが、家族や親戚で集まって実家で時間を過ごす人がほとんどなので、午後8時には閉まるお店も多く、お客さんもまばらでした。

特に何を買うでもなく、適当に夕食を済ませて帰宅。

〜午後8時〜

打ち上げ花火、大盛況。
昨日のディワリイヴよりも、文字通りあちこち四方八方で花火や爆竹がされています。

また、この日も家のそばで打ち上げ花火をしてくれる家庭があり、無料花火を堪能しました。

夜11時12時くらいには打ち上げ花火も終わっていたかなと思います。

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ディワリ2日目(11月1日)

〜朝6時半〜

この日も前日同様に激しい爆竹の音で目覚めます。
またか・・・という感じ。

この日は自宅で大人しく過ごしており、ごはんを食べ、溜まった新聞を読み、夜にはまた上がった花火を楽しんで終わりました。

自宅屋上のウォータータンクの近くで打ち上げ花火

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まとめ

街もお祭りムード、あっちもこっちも花火花火爆竹爆竹で何だか楽しい祝日でした。

有給休暇も取りやすい時期なので海外旅行もしやすいですが、けっこうインドらしさを感じられる祭日だったので、来年のディワリも、自分が住んでいるところで過ごしたいなという気分です。

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