インド美食倶楽部#97 Chateau De Pondichery (ニューデリー)
written by iyo
ポンディシェリはインド東海岸にある地域。イギリス文化が多く残るインドにおいて元フランス植民地の期間が長く、フランス文化が色濃く残る地域でもある。タミル語、英語に加えらこの地域ではフランス語が入ってくるくらい。その土地の料理を提供するのがニューデリーにあるこちらの店Chateau De Pondichery(訳すと“ポンディシェリの城・大邸宅”)。インド料理とフランス料理が混ざったという説明だが、一体どういうことだろうか。場所はニューデリーのクタブ・ミナーから少し北に行った場所。大通りSri Aurobindo Margで車から降りて1分のところにあるらしい。近くまで来た。店の場所が分かりづらいからか、大通りからこの看板が大きく見える。白背景に金色文字。当然よく見ないと気づかず、最初は通り過ぎてしまう。
看板をくぐり1分歩くと発見。ポンディシェリのホワイトタウンを意識しているのか、建物の壁色は白色。
ただ内装はびっくりするほどカラフル!白色の壁を基調として赤、黄色、水色の装飾や家具を使って華やかな雰囲気。気分も高揚。素敵。
ただまだ満足はしない(しないようにする)、大事なのは料理。franco-tamil cusine & barとメニューに記載している。なるほど、、、ポンディシェリの領地が隣接するタミルの料理とフランス料理が混じった感じだろうか。「なるほど」と納得した仕草はしつつも、本当はさっぱりわからない。
週末の昼過ぎということもありClassic味とRasberry味の2種のサングリアをそれぞれグラスで頼む。意味もなくサングラスを掛けてみる。Rasberryには甘みがあり味が濃く美味しかったのか、私が頼んだのに友人に奪われる。
スープも2種類、French Onion SoupとCoconut Rasam。Coconut Rasamがわからなくメニューをよく読むとTotally Pondicherrianl add shrimps to this concoction at Rs.150。全然内容わからない上にエビを有料で追加するよう推奨してる。スタッフに確認すると南インドの代表的なスープでトマトとココナッツ、黒ごまとにんにくが入っている。トマトの酸味、ココナッツのミルキーな甘みがちょうどよく、ニンニクの香りがまた食欲を刺激する。オニオンスープは若干ピリ辛な刺激があり美味しい。
スープによって上々なスタートをきった我々はPetit Pateという揚げたポテトの中にマトンとトマトチャツネ等が入った料理を食べてみる。
辛!食べた直後にシャックリと汗が止まらない状況。横に添えてあるトマトソースをつけて食べたら更に激辛!シャックリが起きる間隔は半分になり、汗の量は倍になる。半分しか食べれず、残すことに、、、すみません。なるほどこれがタミルとフレンチのハイブリット料理か、恐るべし。
次は安定した料理が食べたくハム(チキン)、マスタード粒、トマトのクレープ。マスタード粒の程よい辛さとクレープ生地のふんわり感、もう最高です!とっても食べやすく美味しい。
最後はデザートにアップルパイ。そしてこれが大正解。パンケーキの上に煮込んだリンゴ、中央にはバニラアイス、そして上に覆いかぶさったパイ生地!リンゴは皮を意図的に残しているのか、皮の渋みと食感が丁度いいアクセントになっている。
激辛料理には気をつけないといけないが、とても居心地のよいカフェレストラン。週末の午後はここでゆっくり過ごすのがオススメです!
Chateau De Pondichery
84, Adchini, Aurobindo Marg, New Delhi, Delhi 110017
https://goo.gl/maps/HrpDqv7FMjVWqrV6A