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インド美食倶楽部#96 Backwaters Houseboat (ケララ)

written by iyo
『インドにいるうちに体験したほうがいい』と言われ予約してみる。「Houseboat Kerala」と検索して適当にクリックしたサイトから申し込んでみるものの返事がない。デリーから飛行機で3時間、コーチン空港からさらに車で南に2時間のAlappuzhaというエリアにあるらしい。船乗り場まで確実にいくことを考えると旅行会社にお願いしたほうが楽かと思い今回秘境専門ツアー西遊さんに依頼。空港到着後に名前入りの紙をもった運転手発見。しばらく車で過ごしてたら途中お腹がすいたためMariottホテルのビュッフェに寄って朝食。

ありましたケララ名物フィッシュカレー。

旅行会社だとこののうに急遽対応してくれたり、スーツケースを車にいれたまま食事いけるなど融通きくのが嬉しい。そしてストレスなく船着き場に到着。初めて見るハウスボート、思ったより大きくカッコいい。

この中に寝室が二部屋ある。船を操縦する人が1人、そして食事を作ってくれる人が1人が帯同。さっそく船が動く。水流は遅く、川を上ってるか下ってるのかわからなくなるくらいゆったりしている。時間の流れも遅い。船にのってからは、変わる景色をただボーッとしながら周囲を見て過ごす贅沢な時間。

気がついたら1時間経過していた。運ばれてくるランチ。左からロングビーンズ&ポテト、生野菜(きゅうり、トマト、人参)、サンバール(南インドの野菜スープ)、キャベツ中心の野菜、アレッピーフィッシュ、パイナップルとココナッツ、白米(粟っぽい)、パパド(パリパリせんべい)。バナナリーフの上に取り分けてくれる。ベジタリアン対応かな、比較的野菜中心。地元の川魚アレッピーフィッシュ、ふわっとした白身を塩で揚げてあり日本人も食べやすい。満腹。量が多く半分以上残してしまった。シェフに「食材もったいないから夕食は半分でいいよ」と伝え、さらにボーッとする。

30分するとお菓子を持ってきてくれた。バナナフリット、ジュースとコーヒー。さすが南インド、バナナ自体に甘みがあり、揚げ方も良い感じ。ただ衣を噛むとカレーの味がする。ランチ作る時につかったフライパンをそのまま使ったな。ワガママ言えばもう少し衣は薄いほうが好き。

夕日が沈んでいくのを眺めて周囲は少しずつ暗くなる。スタッフがデッキ部分に蚊帳を張ってくれるものの隙間だらけのため蚊が入ってくる。ファンの下にあるダイニングテーブルに移って避難すると夕食が運ばれてくる。この動線は計算?左から鳥の唐揚げ、ロティ、茹で野菜withマサラ、オクラ、白米(ほぼ粟)、ダールカレー、茹で野菜。

雰囲気だすためにロウソクをもってきてくれる。今回は量がちょうどよくほぼ完食。

夕食後は事前にダウンロードしたNetflixの「Love is Blind」という10人ずつの男女が顔を見ずに10日間話すだけで結婚まで至るかどうかの企画番組を見てから寝る。終日ボーッとした割には熟睡。8時前に起きてそのままの格好でデッキにでると空気が澄んでて気持ちが良い。船の外を眺めてると地元の方々が川の水で洗濯したり、川の水で歯を磨いたり体を洗ったりなど、彼らの生活を我々が船から覗かせていただく。朝食の準備をスタッフがしてくれていた。左からイドゥリ(米粉と豆の蒸しパン)、卵焼き、食パン、ヨーグルト。ライトな感じで食べやすい。

キッチンを覗くと充実した設備ではないものの、料理の品数が多いことにびっくりした。人生においてこんなにもボーッとしたことはない。確かにインドにいるうちにこれは体験したほうがいい。
Alappuzha
https://goo.gl/maps/VpCfAeXMRYhwDNAY6


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