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建設コンサルがnoteはじめました。
note記事を初めて書きます。
note公式によると、まずは自己紹介記事を書いて、ピン止めしよう!
自己紹介記事では、「自分はどんな人」「誰に向けて」「何を伝えていくか」を書こう!
とあったので、そのとおりやってみます。
自分はどんな人
一応、大手と言われる建設コンサルタント企業の会社員です。10年程度働いています。
建設コンサルタントって言われてもどんな仕事かよくわからない人が大半かと思います。
簡単に言うと、建設の仕事(調査、設計、施工、維持管理、更新)の施工以外をやる仕事です。
自分はその中でも、環境分野に特化した(大気騒音水質等の生活環境、動植物等の自然環境における調査、予測、評価)コンサルタントです。
具体的には、大規模事業(道路、発電所建設等)の環境影響評価の報告書を作ったり、生活環境系(主に騒音)の数値予測をしたり、事業者(行政、電力会社等)からの連絡窓口、社内の技術者との調整、住民説明会の開催運営等々のいわゆる環境アセスメント業務がメインのお仕事です。
「建設」という名前がついていますが、私の場合は9割が内業(書類作成、社内外コミュニケーション)で、残りの1割で現地調査や打合せで出張に行くこともあるという感じです。昨年はいろいろ重なって、毎月のように飛行機に乗って、仕事の合間に旅行気分を味わえて良い思いをしました。ですが、やはり仕事は仕事ってことで、繁忙の時期は締め切りに追われたり、お客さんに無茶を言われたり、いろいろあります。
なぜこの仕事を選んだかというと、「環境問題解決に貢献したい!」という思いを持っていたからです。仕事を選ぶなら、やりがいを重視したい。自分の専門性を高めたい。そう思いました。
ただ、実際就職してみると、当時思っていたこととはギャップはあるもので。。その辺はまた別の記事で書こうと思います。
誰に何を伝えるか
1.技術士取得を目指す方に「合格のためのノウハウ」を伝える
技術士という資格があります。
知名度こそ低い(理系の技術者(機械、化学、電気等々)で知っている人もチラホラ?)ですが、我々の業界(建設コンサル)では、持っていたら一人前の実力者として見てもらえる資格です。
知らない方向けに、試験の特徴はざっと以下のとおりです。
五大国家資格の一つ、理系の最高峰と言われる
21部門(建設、機械、化学、電気、環境等)ある
建設コンサル業界では手当(一時金、毎月一定額)をもらえる会社も多い
一次試験と二次試験があり二次試験は、一次試験の合格に加え、一定年数の業務経験が必要
一次試験(択一式)の合格率は50%程度だが、二次試験(筆記+口頭)のうち、筆記試験の合格率は10%程度
二次試験の筆記試験は合計5時間半(午前2h、午後3.5h)で、合計9枚の原稿用紙を埋める論文試験
筆記試験合格後に口頭試験(対面式、東京会場)があり、ここを突破して初めて合格となる
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なかなか過酷な試験です。。
自分は、今年度4回目の挑戦にして、技術士二次試験の筆記試験に初めて合格しました。
まだ技術士に合格したわけではなく、最後の関門の口頭試験の合格発表を来月に控えております。
まだまだ油断はできないものの、筆記試験に合格したのはかなり嬉しかったです。
正直な話、自分には特別な業務上の実績があるわけでもありませんし、論文作成とか情報処理の能力が特別高いわけでもありません。
筆記試験に合格できたのは、とある理由で時間にゆとりができたという外部要因が大きく、さらに勉強の中で試験対策のコツを掴めたこともあります。結果として、筆記試験に合格できました。
ゆとりのある時間はもう少しだけ続きそうなので、この間に知れたノウハウを発信したいなぁと思っています。
2.環境に関わる仕事を志す方に「環境×仕事」の現実を伝える
自分はいわゆる環境系の仕事をしています。
環境問題って昔から話題になっていて、近年は異常気象とか高温化、生物多様性消失なんかも現実化してきて、一般市民にも事の重大さが浸透してきているように思います。
一方で、環境に関わる仕事についての情報って少ないと思いませんか?私は思います。
これは、そもそも従事者が多くはないので仕方ない面もありますね。ただ、大学では環境と名の付く学部学科が増えてきていますし、仕事を通じて社会貢献したいという学生が増えているとの報道も目にしますので、環境の仕事について、もっと情報があってもいいのでは?と思います。
自分の願いとしては、環境分野の仕事が盛り上がっていってほしいですね。やはりお金が集まらないと、人も情報も集まらないというのが現代社会の構造です。建設環境分野は労働集約型の側面(特に環境調査に機材や人員が多くかかる)があり、原価も高くなりやすく、儲かりにくい面もあるかと思います。やはり現実的には、政治において、もっと環境分野に予算を割いて、政策、法律に反映してもらうのが、やはり一番早いかと思ってしまいます。
社会課題は多方面に山積している現代ですが、私は環境問題こそ、緊急かつ最重要の課題ではないか?と思っています。他の課題ももちろん無視していいわけではありません。しかしながら、我々、そして我々の子孫が生きる環境を整えなければ、我々人類の生存すら危ぶまれますからね。
自分の発信だけで一朝一夕に変わるものではないものの、1人でも同じような志を持つ方が増えることで、小さな積み重ねで社会に良い影響を与えていきたいですね。
3.会社員を卒業したい方に「独立に向けて役立つ情報」を伝える
3つ目は少しおまけです。
私自身、いろいろと本を読む中で、日本において会社員のみで仕事をし続けるのは、大きなリスクがあるなぁと感じています。
私はいま30代ですが、人生100年時代の到来、少子高齢化の深刻化の影響はまぬがれません。やはり働き方もそれ相応に変えていかないといけないかと。会社員側も働き方改革とか転職による流動性の高まりという面では変わってきているとは思いますが、それだけでは対応しきれないでしょう。定年はどんどん延長され、社会保険料はどんどん増額されるのは目に見えています。社会の制度って、そんなに急には変わりませんし、社会に変わることを期待しても、仕方ないと思っていて、個人として適応していく必要があるかと思っています。
私の中で、会社への依存度を減らすため、いろいろ取り組んでいる(情報収集等)ので、その辺のことを発信していけたらと思います。分野は少し偏ってしまいますが、役に立つ方がいれば幸いです。
最後に
けっこう意識の高いことを語ってしまいました。目標は高く掲げているものの、自分のペースでゆっくりやるので、あんまり期待しないでくださいね笑
X(Twitter)もやっているので、気軽にコメントとか頂けると嬉しいです!
#仕事
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