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「イノベーティブな組織」の5つの真実

みなさんは「クレイトン・クリステンセン賞」というのをご存じですか?
INDEE Japanに入社して半年経ってはじめて、その賞の存在を知った岡本です。

2020年1月に亡くなったクレイトン・クリステンセンの偉業を称えて、「破壊的イノベーション」の概念を打ち出したクリステンセン同様、イノベーションに関する優秀な論文を表彰するものだそうです。
今日は、第1回目の受賞者ゲイリー・ピサノ氏の “The Hard Truth About Innovative Cultures”(イノベーティブな組織の知りたくない真実)で書かれていた、「イノベーティブ」な5つの真実についてお伝えしていきます。

▶その背景は?

note#19 背景

この話の背景としては、イノベーションを起こそうとして、ポストイットやTシャツ、スニーカー、オープンなオフィスなど、表面的なところから文化を醸成しようとしたり、「それらしく」振舞おうとする組織が少なくないということです。

しかし、そこにはいくつもの落とし穴があるとピサノ氏は指摘しています。

ピサノ氏は5つの真実はそれぞれ思い当たるものがあり、実際に実行するのはしんどいように感じる。。。。
でも確実にイノベーティブな組織づくりに向かうので、ぜひ意識していきたい点ばかりでした。

では、その5つの真実をみていきましょう。

▶5つの真実

note#19 真実

1.失敗には寛容だが、無能力には厳格

革新的なチャレンジを次々と行うには、失敗は不可避だが、能力が求められる。すべてが成功するとは限らないが、後ろ向きな活動やありきたりのチャレンジを許容していてはイノベーティブな価値観は醸成されない。

2.実験に意欲的だが、型がある

新しい取り組みには多くの不確実性があり、実験は欠かすことができない。だが実験を行うことと、やみくもに色々と試すことの間には明確な違いがある。
その違いは「仮説」と「思い込み」や「希望」を区別することであり、「未知」を一つ一つつぶしていくことである。

3.精神的安全性はあるが、ずけずけと遠慮がない

メンバーが精神的安全性を感じると、優れたアイデアが胸の奥にしまわれることがない。また、既定路線に健全な異論が挟まれることで革新的で機敏な組織が生まれる。だが精神的安全性の高い雰囲気をつくろうと、耳障りの良い言葉だけで会話が進む組織も少なくない。
 
4.コラボレーションはあるが個別に責任を持つ

イノベーションは複数の領域にまたがるため、様々なバックグランドの人たちが協業するのが望ましい。しかしチームで協業するとなると責任の所在があいまいになりがちだ。
コンセンサスを重視して、丸まった無責任なアイデアを進めるよりも、それぞれの考えを明確に持つことで、尖ったアイデアが世に出るし、仮説の誤りも訂正しやすい。
  
5.フラットだが強力なリーダーシップ

フラットな組織というのは、リーダーが不在ということではない。リーダーが現場に深く関与するということだし、メンバー全員とコミュニケーションを取ることだ。
多くのメンバーと深く関与し、コミュニケーションを取るなら、それは強いリーダーシップが必要だとも言える。ここで言うリーダーシップは年長だから、といった言い訳が不要なのは言うまでもない。

いかがでしたか?
「思い当たるなぁ....」というものはありましたか?

それぞれの立場でできるところから取り組んで、イノベーティブな組織・チームを作っていきましょー!
それではまた次回お会いしましょう👋

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