イノベーターは育てられるのか?
早いもので、大型連休が近づいてきましたね。連休は楽しみですが、天気予報を見ていると、少し天気が心配です。
みなさん今年はどんな予定を立てましたか?
今年は、近場で犬たちと一緒にのんびり過ごそうと思っているINDEE Japanの岡本です。
人事の方はご存知の方が多いかと思いますが、5月には「HRカンファレンス-2023春」が開催されます。
実は昨年の「HRカンファレンス-2022秋」から、講演に登壇参加をしています。
そして今年も24日(水)16:00から、山田さんが登壇をします!
受付申込が終了してしまっているのですが、どんなお話する予定なのか、note読者の方には特別に少しだけお伝えしたいと思います!
▶新規事業を成功に導く「イノベーター」を生み出すことはできるのか?
今回の講演では、「新規事業を成功に導く「イノベーター」を生み出す方程式
5つの人材要件と育成方法のポイント」ということについてお話をします。
なぜ、この話題を選んだのかと言うと、創業以来イノベーションに特化してコンサルティングをしている当社。
多くの方から、「イノベーターは育てられるのですか?」という質問をよくされます。
その質問をされる方の目的としては、イノベーターに求められる能力が先天的か後天的かといった要因に着目している方、本当に結果を出せる人材になるかどうかという逆に結果に着目している方もいらっしゃいます。
みなさんは、どう思われますか?
そして、みなさんなら、どう答えますか?
わたしたちはこう答えます。
「行動がイノベーターになる」という状態は作り出せます。
▶「行動がイノベーターになる」という状態とは?
「行動がイノベーターになる」という状態とは何か?を考えるにあたり、少し簡単な例から考えてみましょう。
いま社会人のみなさんは「名刺交換を正しくできますか?」と聞かれたら、何と答えますか?
コロナの影響で名刺交換が少なくなってきて、忘れたから自信がないかも...と思っていても、基礎は知っているので少しネットで調べて思い出し、「できる!」と答える方が多いのではないでしょうか。
しかし、学校を卒業して新社会人になったばかりの入社日に、同じ質問をされていたならなんと答えていたでしょうか?
多くの人は社会人になった頃、新人研修やOJTもしくはインターンなどを通して、名刺交換の仕方だけでなく、電話の取り方や議事録の書き方などを習得してきました。習得するためには学生時代に身につけていなかった行動の取り方を教えてもらい、それに沿ってやってみて、様々なケースで実践を積み重ねて身につけてきたのではないでしょうか。
または、先輩のやっている姿を見て、そこから学び身に着けた方もいるかもしれません。
これらの行動は、すでに出来ている人にとっては当たり前のことであっても、初めてやる人にとっては全く当たり前でない行動であったはずです。
でも、いつしか当たり前に出来るようになりました。
日本では経済成長と共に事業がスケールし、似たようなことをやれる人を増やすため、暗黙知であった行動を言語化やマニュアル化、OJTを発展させてきました。
その結果、従業員は既存事業を回すための様々な行動は上手になっていきました。
すなわち、行動を規定でき、やれる人が多くいて、自ら熟練を重ねれば、新たな行動は身につくということです。
そして、今、どうやったらイノベーターやイントラプレナーを育てられるかという議論が熱を帯びています。 それは事業の陳腐化スピードが早い、今の時代に必要な行動がそれだからです。
ところが社内を見渡しても、過去にイノベーションと呼ばれるような新規事業を起こした人は役員クラスを見てもごくわずか。周りには経験者がいないので困ったものですよね。
また、かつてはイノベーターの行動に関する研究が進んでいなかったので、仮に経験者がいたとしても一部の凄い人(周りからは変人と思われている人?)が取る行動とされていました。
その背景もあり、「イノベーターは育成できるのか?」という疑問に繋がっているのだと感じます。
しかしながら今は新規事業開発の分野でも、その行動の取り方や考え方が言語化されてきました。イノベーターDNAモデルでは、質問力、観察力、ネットワーク力、実験力、そして関連づける力が必要な力と定義づけられており、事業機会発見のJOBSフレームワークや仮説検証プロセスなどの行動も言語化されています。
ですので、これらの知識・型を正しく取得し、新しい行動を素直にやってみて、素直にわからないところは質問し、様々な場面で実践を積み重ねることをやれば、結果として「行動がイノベーターになる」のです。
HRカンファレンスの講演では、このイノベーターDNAモデルでの診断データからの分析結果をお見せしつつ、どのようにして「イノベーター」を生み出せるのかをお伝えする予定です。
ここまでしかお伝えできないのが残念ですが、もしnote読者の方で当日申し込んでくださった方がいらっしゃいましたら、是非講演を楽しみにしていてください!
また、noteでも講演当日の様子などお伝えします!
それでは、みなさん楽しい連休をお過ごしください👋