うんこドリルとジョブ理論
8月ももう中旬で「あつい!早く気温下がってほしい」と言っていたのに、気付いたら「さむい!早く暖かくならないかな」なんて言う時期になってそうだな~と思っているINDEE Japanの岡本です。
人間ってほんとワガママですよね。笑
8月と言えば、先日はセミの記事をお送りしましたが、もう一つはやはり夏休みですよね!
セミ記事を読んでない方は、是非読んでください。
学生が家にいないとあまり関係はないのですが、本屋さんに行くと参考書が山積みになっていたり、“読書感想文” なんてPOPも見るので、「あ~夏休みだなぁ」と思いますよね。
ちなみに、読書感想文は親が手伝う宿題No2.だそうです。みなさんは学生時代、親に手伝ってもらった宿題はありますか?
わたしは、小学校で毎年図工の宿題があったのですが、アレは自分で作ったことがない.......かもしれないという思い出があります。笑
※画像:公式HP参照
本屋さんには、たくさんドリルがありますが、実績とネーミングインパクトでNo.1はやはり “うんこドリル” シリーズじゃないでしょうか?
子どもがいてもいなくても、一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
さて、
この “うんこドリル” シリーズ
『なぜヒットしたのか?』ジョブ理論を使って説明できますか?
一緒に考えていきましょう!
▶【復習】ジョブ理論
“ジョブ理論” どんな考え方だったのか、簡単に復習しましょう。
人々には現状を改善するため、または今の状況を進歩させるため、やるべき多くの「ジョブ」が発生します。例えば、3カ月以内に痩せたい、急にアレが食べたいなどがありますね。
人々はその「ジョブ」をこなすため様々な商品・サービスを雇う必要がり、「ジョブ」にぴったりだと判断すれば、購入につながるという考え方でしたね。
モノを買うとは消費者が目的に応じて企業の商品を雇うという考え方がジョブ理論の特徴でもあります。
覚えていましたか?
では、このジョブ理論を使って、うんこドリルはなぜヒットしたのか?説明してみましょう!
▶【ヒットはなぜ】うんこドリル
まず、誰のジョブに一番ぴったりだったかというと.......
親
ですね。
親にとって子供の学習意欲を高めることが最大のジョブになります。
でも子供はなかなか親のジョブには付き合ってくれません。習い事や通信教育を「雇っても」なかなか勉強好きにはなりません。
そこで見つけたのが、うんこ漢字ドリル。
親としては「うんこ」なんてお下品な言葉は嫌いだけど、子供は大好き。
どうして子どもは好きなのでしょうね。笑
あっという間にその日の決まった課題をこなして、親のジョブは達成したという実績が広がり、ここまでのヒットになったと考えられますね。
▶【おまけ】新しいアイディアを形にする障壁は○○
いまはまだ、顧客の性別、年齢層、所得、居住地域などの属性を調査する従来型のマーケティングが主流ですが、既存データからではイノベーティブな発想は生まれにくいものです。
ジョブ理論を駆使して、例えば食品の新商品を企画する場合、サイズや味などの製品スペックの一方で、「時短」「手が汚れない」など顧客の課題を片付けるジョブスペックを追求することが新しい価値につながります。
ヒット商品を生み出せるかはどうかの障壁は、ジョブ理論を駆使できるかですね!と、INDEEメンバーに言ったところ、
一番の障壁は
「良いアイデアが生まれた後、上層部に納得してもらえるかどうか」
だそうです。。。。
INDEE Japanは、ジョブ理論の提唱者クリステンセン氏自身がジョブ理論などを駆使したイノベーションを起こすために立ち上げた会社とパートナーシップ契約を結んでいて、ジョブ理論が日本で広まるかなり前からイノベーションコンサルを多く手がけてきているので、その言葉の重みと障壁の高さをずっしり感じた岡本でした。笑
根回しになんて負けず (?) 、これからもジョブ理論を応用して世の中のヒットの法則を分析しつつ、できる人は新しい価値ある商品を作っていきましょー!
ではまた次回お会いしましょう。
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