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大人の単語帳「自然減、社会減」
先日の隅田川の花火大会、すごい人でしたね。
あの猛暑日に103万人もあの隅田川近辺まで動いたと報道で知ったときには、やっぱり日本人は祭り好きなんだなぁ、としみじみ思いました。
どうも、日本のみなさま、おはこんばんにちは。
The East Blue Sageです。
本回の大人の単語帳は、日本の人口問題で頻出する自然減と社会減についてご紹介いたします。
1.「自然減」と「社会減」って?
「自然減」とは、人口の減少を自然的な要因によって生じる現象のことを指します。これは、出生率が死亡率よりも低いために、人口が減少していく状況を指します。一般的に、先進国や高度に発展した地域では、経済成長や社会の変化などによって、出生率が低下し、高齢化が進行することで自然減が発生する傾向が見られます。
「社会減」とは、「社会的減少」または「社会的縮小」と訳されることがあります。これは、人口減少だけでなく、人々の交流や結束の減少、コミュニティの衰退、地域社会の縮小、結婚率の低下、孤立化、ネットワークの薄れ、家族の構造変化など、社会的なつながりや結びつきが減少していく現象を指します。
一般的な使い方は、
自然減は、人の出生率が死亡率よりも低い時に使用します。
社会減は、転出者が転入者を上回るが多い時に使用します。
正直、公民の教科書で習った頃内容でもありますが、社会人になってその意味合いが良く社会と関連付けられるようになり、しみじみ感じる言葉でもあります。
2.日本人が80万人「も」減った。
2023年7月26日に、総務省が住民基本台帳に基づいて2023年1月1日の日本の総人口を公表しました。それによると日本人の総数は1億2242万3038人で、前年に比べ80万523人と減少しました。
そんなことがあって、Twitter上では、昨年1年間の出生数から死亡者数を引いた自然増減数が約80万人をひっこぬいてきて、「日本人80万人死亡」といった類のツイートが多かったですね。。。たしかに、80万人というと多いですね。
まぁ、私、E.B.Sが注目したのは、日本人が80万人減ったというとこではなく、1973年からの(総務省)調査開始以来初めて、47都道府県で日本人の人口が減少したという事実です。
地方から大都市(東京、名古屋、大阪、福岡など)に人口流入しているから、大都市圏だけ社会増し、地方は社会減しているはずなのではとお考えの方も多いと思います。しかし、実際は、このモデルとは異なりました。
また、パンデミックでリモートワークがニューノーマルになっても、大都市圏に人口が流入する仕組みは抑制されましたが抜本的に変わらなかったように思えます。(読者のみなさまも思えませんか?)
そしてどうやら、厚労省の人口動態から日本人の超過死亡のトレンドになっているそうですね。実際、私の周辺のお坊さんは、春夏秋冬問わず、駆り出されていると聞きます。
何か人口減少のトリガーになる何かがあるのでしょう。
いや、それは、ただのマーカーかもしれませんけどね。
About 大人の単語帳
今回の大人の単語帳シリーズはいかがでしたでしょうか。
今後も、社会、歴史、倫理、政治、経済、地政学の中から
現代に通じる重要ワードや新しく生まれたをワード紹介していきます。
例①日本の社会関連ワード(社会問題、事件、流行語など)
例②海外の社会関連ワード(国際問題、国際課題など)
それでは。😊
E.B.S
Twitter:@East_Blue_Sage