ランドセル選びのニュースから思った、ランドセルのビジネスモデル@INCURATOR
ランドセルのビジネスモデル
ランドセルのニュースを見た。
ランドセルの色を選ぶ際、男の子は黒、女の子は赤
この固定概念は親への忖度である。というもの。
https://www.youtube.com/watch?v=r1Bic3Go2dY
観たのはセイバンのドキュメンタルムービーのMrサンデーの特集でした。
子供は鮮やかな色であったり、男の子がピンクが好きだったり、
それぞれの子が親のいないところで選ぶと
大人では選ばない色を選択します。
ジェンダーレスなのかもしれないですし、好きな色の多様化なのか。
黒と赤という絶対的な選択肢は選ばれない(ムービー上は)
内容でした。
面白い。
しかしながら、大人は、6年使うんだよ
高学年になったら恥ずかしくない?
いじめられちゃうよ
こっちの方が良いよと「無難」を選択させようとする。
40代ぐらいの親は小学生の頃いじめ全盛期だったので
どうしても、出る杭にならないようにしてしまうのか?
個性や自由を少し横に置いてしまう傾向があるのではないか
と思ってしまいます。
まぁ結果何か問題が起きたらそのとき対処すれば良いし、
それを乗り越えたとき人として強くなるという
考え方もあるのではないかと思います。
マーケティングの力ではあるものの
そして、そもそもビジネスモデルに問題があるように思えました。
ランドセルが10万近くするからいけないんです。
すぐに買い換えられないから。
6年間使うという固定概念を打ち砕けば
ビジネスモデルの変更ができるのではないか。
原価もわかっていないですし、リユース市場もなかなか
難しい品物でありますが。
例えば、1万円程度であれば
毎年変えても良い。10個買ってその日の気分で変えても良い。
低学年、中学年、高学年でそれぞれ買っても良い。
それが可能になる価格帯もしくはサービスがあれば
こころの移り変わりに対応ができる。
10万円で2年ごとにランドセルが送られてくるサービス。
回収したランドセルを海外に売る。
わたしは子供の頃に使っていたランドセルは実家に置いてある。
思い出としてたまに中を見ると
ビックリマンシールが出てきて郷愁に浸る。
それもそれで良い。
どう思うかはその子次第なのだが、未来にならないとわからないし、
その状況にならないと気づかない。
親の経験則からでいえばこれまでどおりで良いようにも思えてしまう。
それと、ランニングビジネス(サブスクモデル?)のランドセル販売はできないのか?
と考える。
6年間ということは72ヶ月、月1000円の6年縛りで72,000円
大体ランドセル代と同じぐらい。
初期費用として1~2万ぐらいとっても良いかもしれない。
夏休みなどにメンテナンスサービスを実施するなど保守サービスも充実させる。
色の部分では、
表側の「かぶせ」(と言うらしい)を取り外し可能な構造にし、
その部分だけ多くの色から選択できるようにする。
月額サービス利用者には年に1回だけ交換可能とし、
子供の成長に合わせ、そのとき好きな色をえらべるようにする。
年に1回をクリスマスにあわせることでサンタさん的にしても良いかもしれない。
ランドセル生産の閑散期に合わせることが良いとおもう。
通信サービス同様、途中解約は残金の一括払いとする。
本体部分は6年間使う。
■業界にどのような影響があるか
ランドセル業界は少子化の中、ブランド化、高額化し売上を作っているとおもっていた。実際のところはわからない。
イオンなどの安いランドセルも売れているという。
安いと言っても3万円ぐらいからのようだ。
よく調べていないが、売上が年末あたりから3月に偏っている業界なのではないかと考える。サブスク型にすることで売上が平坦化し、事業運営が
楽になるのではないかと考える。
6年にわたって、毎月請求であったり、保守メンテをおこなうことで
顧客とのリレーション構築も可能になる。
そうなったときにまた別のビジネスを展開することもできるかもしれない。
安直に顧客基盤を利用した代理店販売などもあるかもしれないが
嫌がられる気はする。
学習塾や私立中学校との連携は考えられそうだ。
■その問題が解決すると世の中はどうなるか
ジェンダー問題の解決とまではいかないが、その悩みがある方々には
少しだけ良い話なのかもしれない。
自主性を重んじ多様化を受け入れ、そして寛大になる社会の実現
なんてスローガンもあるかもしれない。
私はそれだけではなく、多子化の一助になればと考える。
子供はお金がかかるから、作らない。1人で良いなどと
考える人々が多いらしい。
確かにその側面はないとはいえない。
子供が3人いて
連続で毎年ランドセルを買うとなると、結構な出費となる。
ランドセルプレゼントなどの企画をしている企業もあるそうだ。
おじいちゃんおばあちゃんからの手当も
少なくなってしまう。
サブスク型はそのような状況にも救いの方策となるのではないか。
また、初期費用部分を国が補助でも出してもらえれば
安泰のビジネスモデルになるのではないか。
ニュースを見て考えたことをまとめてみました。
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