【DLsite】デジ同人の始め方②【FANZA】
前回の記事では同人誌の販売を目標にし、まずは漫画を描く練習としてpixivに漫画を投稿したまでは良いが長く続けすぎて
「アレ?俺ァ何をやってんだろ?」
となった所まで書きました。
この記事では紆余曲折と書けば聞こえは良いですが単に色々流された結果偶然に軌道修正ができたお話をしたいと思います。
1.見失った目標と迷走期間
目標を見失ったことを具体的に説明するとすれば、4年続けた漫画を完結させた事をまるで何かを成し遂げたと勘違いし、ツイッターで自作語りをすることに酔ってしまった
という感じになります。お恥ずかしい。
あくまで同人誌の発行が目標なのだから、完成させるスキルが身につき、時代遅れだった絵も多少はモダナイズされた今こそ僕の漫画にお金を払う価値があるかどうかを同人誌にチャレンジして問うてみるべきタイミングだろう。
それなのに、勘違いだけでは飽き足らずいいね欲しさにツイッター漫画(当然全年齢)を開始してしまい「BLエロ漫画同人誌発行」というやりたい事から更に離れてしまいました。たった3話で投げ出した「悪魔のDARS」という漫画がそれです。
誤解を招くといけませんが、ツイッター漫画が悪いということではなく、僕のやりたい事に向けた取り組みとして回り道であったという反省です。
当然モチベーションは下がり4ページ描くのに2か月掛ったこともありました。結局中断後アウトプットも決めぬまま本当に書きたいエロ漫画を読切で作り始めたのでした。
2.軌道修正
ある日ツイッターで、同人誌web即売会の参加募集がTLに流れてきました。
同人活動の第一歩としてweb即売会はいろいろな点でオススメです。締切が生まれメリハリがつくだけでなく「本を出す」という短期的な目標が明確になるからです。
ツイッターをやっていて良かったと思うのは、この時になってもなお「本にした所で・・」とグズグズ呟いていた僕に「出してみなyo!」と背中を押してもらったことです。これが無ければ僕の迷走期間は更に伸びたと思われます。
行く宛てのなかった上記の読切原稿を同人誌制作へ振り向け、それをきっかけにDL同人をついに開始することができました。
3.ビギナーズラック
Web即売会を皮切りにDLsiteなどのダウンロードサイト、Amazon kindleなどの電子書籍サイトで計約350本(2022年12月現在)売れるという体験をしました。もちろん一般的には多くないと思います。しかし僕の経験や実力を考えれば思ってもみない光栄だと思っています。
この幸運に気を良くして2作目を出してそれがビギナーズラックだったことを知るのは次回の記事でお話ししたいと思います。
4.分析
実はDL同人のノウハウ的なことはこの本を出した後勉強し始めたことで、よく言われているSNSに拘泥し過ぎるなとか、紹介文は丁寧に、サンプルを惜しむな等の事はほとんど逆をやってしまいました。
よって、「初参入にしては絵の見栄えがした」と分析しました(ドヤ顔)。言いたいことはわかりますが我慢してくださいね。
もちろん絵の実力は無いんです。しかし僕は3D人形や素材を最大限利用することが得意でしかもそれらの操作がかなり上手いです。使う努力だけは一人前にしました。
断言します。神のような才能が無い限り、絵に関して初心者はなんでもかんでもゼロから自分で作り上げようとせず、現代の技術に頼るべきです。AI云々になるとまたややこしくなるのでクリスタの機能という事に限定しますが、確かに素材や3Dの操作はとっつきにくいのですが、使えるモノを使い倒す努力は絶対に惜しまない方が良いです。
特に僕のように、既にある程度の年齢に達していて今から10年単位の血のにじむ修行は物理的に無理じゃね?という人は本当に参考にしてほしいです。
5.オンかオフか
初の同人誌は可能な限りの体験をしてみたかったことから「溺れる~」はオン(DLデータ)オフ(紙の本)の両方を作りました。以下の理由によりDL同人(デジ同人)に絞ることにしました。これもやってみないと分からなかったことの一つです。
・自分で描いた物理エロ本の売れ残りが部屋に何冊も残るのが単純にイヤ
・送付処理が思った以上に大変
・自分自身が同人誌を買うときDL派
・印刷用とデータ用で原稿が思った以上に仕様が違って専用の原稿を用意する必要がある
次回の記事で現在の最新作の主にみっともない失敗談をお話ししたいと思います。