プログラミング超初心者がDAPPを開発してみた
こんにちは。
Increate Co., LtdのKohei (@increate_kohei)です。
先日こんなツイートをしました。
New Messageに入力した文章がCurrent Messageに反映されるだけです。
が、これはスマートコントラクトを利用してブロックチェーン上で実装されたプログラムなのです。つまりはDAPP(Decentralized Application)なのですが、その特徴はコチラ。
ベトナムでの事業を考える合間をぬって、ブロックチェーンについて学んでいます。身銭をきってDeFiへの投資も行いつつ色々調べていく中で、この領域に大きな可能性を感じ始めています。
そんな中、自分でも簡単なDAPP(ブロックチェーン上のスマートコントラクトを活用したアプリケーション)を開発してみたいと思っていたら、ちょうど良いチュートリアルを発見しました。
このチュートリアルを使ってDAPPを開発してみたので、ることで、DAPPどのようなものなのか、何が出来るのかについて、非常に理解が深まったので紹介したいと思います。
使ったチュートリアル
今回やってみたチュートリアルはWeb3Universityで提供されているものになります。Alchemyというブロックチェーン開発プラットフォームを提供している企業が、これからブロックチェーン開発を学習する人向けに作ったサイトです。
なので、このチュートリアルで開発するDAPPもAlchemyを使って開発します。
英語ではありますが、ステップ毎にとても丁寧に説明されているので、プログラミング知識がそれほどなくても大丈夫です。
チュートリアルは、以下の3つから構成されています。
途中で躓いたらDiscordで質問できます。もしくは私に聞いてもらっても構いません。(回答は保証できませんが・・・)
わかったこと
実際にデプロイしたスマートコントラクトがこちらです。テストネット上ではありますが、Etherscanで自分のコントラクトが見れたときは感動しますね!
Contractタブからスマートコントラクトのソースコードを確認することができます。
他のあらゆるDeFi、DAPPもスマートコントラクトなので同様にソースコードが見れます。なので本来的には、コードを見て信頼できるかを確認した上で取引を行う必要があります。悪意ある開発者であれば自分に有利なコードを仕込んでいる可能性もあるわけです。
しかし、実際には私のようにコードが読めない人間もいるので、そのためにコードの監査サービスなるものがあったりします。きちんとした監査サービスから認証を受けていれば、信頼して問題なさそうということになります。
一方、Alchemy上ではこんな感じでデプロイしたスマートコントラクトに関する情報を確認することができます。
ComposerというイーサリアムのAPIに簡単にリクエストを送信するツールもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回このチュートリアルに従ってDAPPを開発するのに計20時間くらいかかりました。
DAPP開発の基本はこれでわかったので、後はスマートコントラクトにもっと複雑なロジックを組み込みさえすれば、多くユースケースが考えられそうです。
まだNFTやDeFi、ゲームなど実験的な用途で使われることが多いDAPPですが、近い将来には個人間決済など他の用途にも利用が広がるのではないでしょうか。
語れる相手募集してます
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