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元銀行員がいまさら説明する「ブロックチェーンって何?」

こんにちは。
最近Web3.0に興味があり、そもそもブロックチェーンって何?から勉強したので備忘がてらまとめておきます。

あくまで自分の理解をまとめたものなので、ここ違うよとかあったらコメントなりいただけるとありがたいです!

ブロックチェーンとは?

一言でいうと、改ざん不能な送金取引の台帳です。世界中誰でも見れます。

これだと全くわからないので例を用いて説明します。

ここにAさん、Bさん、Cさんがいたとしましょう。

突然出てきた3人

そして、この三人が以下のようなお金のやり取り(=送金)をするとします。

1. AさんがBさんに500円支払
2. BさんがCさんに300円支払

さて、このやり取りはどのように実現できるでしょうか?

一番最初の思いつくのは現金のやり取りですね。

現金の受け渡しによる送金

三人が直接現金を渡すことで、取引が成立します。とても簡単ですが、3人が直接合ってお金を渡す必要があるし、手持ち現金が必要なのがネックですね。

というわけで、銀行を使った送金が出てきます。

銀行を利用した送金

三人が銀行口座を開設していれば、銀行振込を利用して送金ができます。

しかし、銀行振込にもデメリットはあります。

  • 銀行口座を開設するのが手間

  • 銀行が潰れたらお金が無くなる

  • 送金手数料を取られる

特に送金手数料は厄介です。同じ銀行間の口座なら無料だったりしますが、海外送金ともなると1万円近い手数料を取られたりもします。

そこで、こんなやり方を考えてみましょう。

こんな風に3人で共通の台帳を作って、台帳に送金の履歴を書き込んでいくのです。これなら銀行に口座を作る必要もないし、手数料もかからないですね。

しかし、このやり方にも問題があります。

まず問題になるのが、お金を払ったはずのAさんが後で履歴を消してなかったことにしてしまう可能性があることです。

もしくは、第3者が勝手に自分への送金履歴を追加してしまう可能性もありますよね。

それから、台帳は誰が管理するかという問題もあります。誰が管理するにせよ、最新の台帳が何処かに保存されている必要がありますよね。

つまり、この台帳を利用した仕組みには次の3つの条件が必要になります。

① 送金元によって認証された送金のみが記帳できる
② 過去の送金履歴が改ざんできない
③ 最新の台帳が常に保存されている

この3つの条件を数学的に保障した仕組みがブロックチェーンなのです。

ちなみに①は公開鍵暗号方式、②はハッシュ関数、③は分散台帳を利用して実現していますが、長くなるのでこの点についてはまた別の記事で解説しようと思います。

今日はここまで。

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