まつりのあと〜長岡まつりと長岡花火〜②【一生に一度は観たい!?長岡花火編】
前回の続きになります。よろしければこちらも合わせてどうぞ↓
長岡花火のアプリというものがあり、交通規制の案内や、会場の駐車場の状況などの通知が続々と届くようになると、いよいよ始まるのだなという空気感が伝わってくる。
長岡花火は日本3大花火と呼ばれているが、最大の特徴は唯一競技会ではないという点。
戦時中、空襲に遭った長岡の街の復興を願い1946年の8月に復興祭が行われたのが長岡まつりの前身と言われている。
そして1879年の明治時代から行われていた花火大会と合併して『長岡まつり』『長岡花火』と呼称されるようになったのが1951年とのこと。
そのため2日3日ともに、復興と鎮魂を祈るシンプルな花火『白菊』からプログラムはスタートするのだ。
午後7時20分から午後9時10分過ぎまで、ノンストップでさまざまな花火が打ち上げられていく。
平原綾香さんの大ヒット曲『ジュピター』と共に花火で物語を紡ぐ『フェニックス』は長岡花火をより有名にした一因であるのだが、この花火のテーマもまた“復興“だ。
2004年に起きた中越地震などからの復興を願って始まったこのプログラム。
終盤、夜空に浮かび上がる不死鳥(フェニックス)が力強く儚く美しい。
それでいて、長岡花火を象徴するのはやはり『正三尺玉』なのだ。
今年も2日3日ともに、午後8時半と9時の2回打ち上げがあった。
長岡駅には三尺玉の中身を解説している模型があり、駅前には打揚筒のモニュメントが建っていてフォトスポットにもなっている。
三尺玉をモチーフにしたお土産のお菓子も山ほど出ているし、名実ともに長岡花火の代表と言えるだろう。
打ち上げの直前に、サイレンが鳴り響く。このサイレンは正三尺玉の前にしか鳴らない特別なものだ。
しばしの静寂の後、一、二、三と光の玉がまっすぐ空へ伸び、夜空に広がり、そしてドンという破裂音が街中に轟く。
これが花火会場から少し離れた場所で見ていてもビクッとしてしまうほどの音なのだ。
この音を聞くと、ああ三尺玉が終わったなあとしみじみ感じる。
今回自分は3日の花火を見たのだが、風がない分煙が滞留してしまい、花火にかかってしまう場面が若干長めだったかもしれない。
そんなわけで、花火の写真は一部2023年のものを使用した。
実際の美しさはこんな写真ではとても伝わらないので、機会があればぜひ足を運んでみてほしい。
ただチケットそのものもそうなのだが、長岡市内はもちろん、周辺地域のホテルが全く取れないというのもよく聞く話だ。
来年はちょっと行ってみようかなと思う方、チケットはふるさと納税の返礼品になっているので利用してみるのもいいかもしれない。
旅行会社のツアーに申し込むのも、有効な手だと思う。
アプリのダウンロードもお忘れなく〜!
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