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日南市立 吾田中学校 3年生

日時:2024/03/07(木)
対象:中学校3年生 
人数:100名弱
内容:卒業前に伝えたい性のはなし

卒業を前にした3年生向けにとご依頼をいただきました。
今回はUMKさんの取材も入りましたよ。
ご縁があって「性教育にご興味がある」と言う方と知り合いになり
撮影に来てくださいました。
インタビューはとっても緊張しました。
中学生たちの方が上手にしゃべっていて感心しました。
放送は3月にUMKテレビの「#LINK」という番組でした。

中学生はとっても真剣に話を聴いてくれて
最後まで集中力が途切れなかったのには驚きました。
私が中学生の時に、いや、もっと早く知っておきたかったことを
ほんの50分という短い時間でしたがギュっと詰め込んでお話ししました。

中でも性交同意年齢が13歳から16歳になったという話では
生徒たちが前のめりになっている様子が見て取れました。
中学生にとってはまさに自分事であるにも関わらず、
だれにも教えてもらえず、置いてけぼりにされているなあと
悲しくなりました。
16歳に引き上げられましたが、
「4歳差までなら13歳以上なら同意の上で性行為できるよ」
という趣旨の但し書きがついているのです。

できる?
中学生に同意が。
同意をするためには、精神的・知的に対等である必要があります。
また、その結果起こりうることについて共通理解できている必要があります。
他にもまだ同意の条件はいくつかありますが、
上記2点においても、中学生にはまだ難しいのではないかと思います。
性行為は愛情表現の前に子孫繁栄のための行為です。
人間だけが子孫繁栄以外の理由で性行為を行います。
愛のある性行為ができるためにも、
心も身体もしっかりと準備が整っている必要があると思っています。

テレビで紹介していただいたと書きましたが、
1週間だけYahoo!ニュースに上げることになっているそうです。
今回ももれなくアップされたのですが、
そこにコメントが300以上付きました。
UMKでは異例の数らしく、おどろいたテレビ局からまた連絡が来て
別番組で特集を組みたいとおっしゃっていただきました。
コメントの中身は賛否両論でしがた、特にコメントが多かったのは
「付き合う≠性行為です」と私が言った場面についてでした。
もちろんそこに至るまでにも様々な話をしたうえでのことでしたが、
ニュースではそこを切り取って放送していただきました。
テレビ局としては子どもたちの前で「性行為」という言葉を使っていることが斬新に映ったようです。
反対意見の多くが「性行為ができないなら付き合わない」「付き合ったのなら性行為をするものでしょう」というものでした。
まだまだそう思っている人がたくさんいるのだなと思ったとともに、
反論せずにはおられないほど昨今の性教育が彼らのアイデンティティを脅かしているのだとも感じました。
もちろん、付き合う先に性行為があるのが健全です。
でも、それは義務ではありません。
両者が話し合いをし、同意の上での結果であってほしい。
男女ともに傷つかず、愛のある性行為を安心して行える関係であってほしいと心から願っています。

今回ご依頼いただいた吾田中学校の3年生の未来が
希望に溢れ、安心・安全・自信をもって生きることができますように✨

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