「新しい生活様式」での新しい働き方(テレワーク編)
こんにちは。
インクルード公式note編集部です。
前回は、インクルード初の試みとなるオンラインセミナーについてお伝えしました。第6回目となる今回は、「新しい生活様式」を体現するためのオンラインの取り組みのひとつである、インクルードの「在宅勤務(テレワーク)」についてご紹介します。
私たちは、これからの社会に求められる企業でありつづけるためにオンラインのメリットを最大限に活用し、従業員・スタッフがより効率的に働けるよう、2020年4月1日からさまざまな部署で「在宅勤務(テレワーク)」を導入しています。
1.フルリモートのテレワークを導入しての働き方
編集部(以下、「編」):今回は、インクルードの広報・マーケティングチームでテレワーク(フルリモート)にて業務をされている山﨑(やまざき)さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
山﨑(以下、「山」):よろしくお願いします。
編:広報・マーケティングチームでは4月1日以降、オフィスでの業務から自宅でのテレワーク業務に移行することになりました。慣れない形態での業務だと思うのですが、切り替えるにあたって苦労した点などはあったのでしょうか?
山:私の場合、4月1日以前から週に1日のテレワークを導入いただいていたので、完全なテレワーク、いわゆる“フルリモート”への移行はとてもスムーズでした。ただ、コロナ禍で完全に在宅業務になったときは緊急事態宣言下ということもあり、学校も休校、夫もテレワークに切り替わったことで家族4人で自宅を使うことになり、私がテレワークをする場所を探すのに苦労しました。
編:なるほど。ご家族全員が自宅に居ることになったということですね。
山:はい。家族それぞれの居場所とプライバシーが保たれる場所として模索した結果、現在は子ども部屋が私のテレワーク部屋として落ち着いています。
編:テレワークの導入によって、業務の流れや進め方はどのように変わったのでしょうか。
山:大きな変化としては、テレワークでは突発的な電話対応などがなくなり、業務に集中できるようになりました。基本的に、用件はSlackというチャットツールで行い、会議はZoomというオンラインMTG用のツールで行うようになりました。インターネット上でのコミュニケーションが増えたので、対面の場合と違って気軽に尋ねたり細かなニュアンスを伝えることが難しいなと思うこともありますが、できるだけ少ない回数で意図が伝わるような伝え方を心掛けることで、オンラインでも問題なく業務はできると感じています。
編:働き方は大きく変わったけれど、業務の遂行に関しては差支えなくできているということですね。では、テレワークによって私生活での過ごし方や時間の使い方に大きな変化はあったのでしょうか。
山:私生活では、これまで出社していたときは子どもたちが登校する時間に一緒に自宅を出て、帰宅したらお腹をすかせた子どもたちが待っているという状況でしたので、帰宅後すぐに食事の準備、そして片付けをしてお風呂に入ってあっという間に就寝時間という流れでした。テレワークになった現在は、朝に掃除をしたり、仕事が終わったら子どもの宿題をみたりと、通勤の2時間を家事や育児に当てられ、自分にも余裕が生まれて家族みんなの笑顔が増えたなと感じています。
編:家族の時間が増えたのは大きなメリットですね。反対に、デメリットなどはあるのでしょうか?
山:デメリットというほどのことではないかもしれませんが、通勤が少なからず私の運動不足に寄与していたようで…テレワークになったことで腰痛や体重増加が気になりだしました。なので最近はNintendo Switchの「リングフィット」を購入し、運動不足解消を心掛けています。
編:毎日の通勤が、実は良い運動になっていたということですね。
山:そうですね。ただ、通勤時の電車は非常に混んでいて、出社した際はぐったりとしていました。
編:運動どころではなかったと。
山:はい。でもテレワークによって満員電車のストレスから解放されたことは本当に嬉しいです。
編:仕事の体力も温存できるので一石二鳥ですね。ちなみに、テレワークによる一日の業務の流れはどのようなものなのでしょうか。
山:あくまで一日の例ですが、毎朝9時から業務が開始となり、まずはSlackとメールをチェックします。その後、9時半頃からWebサイトの制作依頼の指示書を作成したり、インクルードが運営している各種のSNS(Instagram、Twitter、Facebook)などで記事を投稿します。あとはWeb広告の数値の確認や運用で午前が終わります。その後はランチをとり、午後からは制作会社からの納品データの確認や修正依頼、そして再びSNSの投稿といった流れで一日が終わります。
編:たしかにそのような流れであれば、オフィスに行かなくても自宅でパソコンとネット環境さえあれば問題なくできそうですね。テレワークになったことで、いわゆる「生産性」や「業務効率」はどのように変化したのでしょうか。上がったり、下がったりといろいろとあると思いますが。
山:集中したい業務にしっかりと集中できるので、生産性は上がっていると思います。仕事柄、後々のオペレーションのことも考慮して深く考えなければならない業務などは時間をしっかりととって集中して構想を練ることで、私だけではなくチーム全体の効率化にもつながっていると思います。
編:個人にとってのメリットだけでなく、チームや会社全体にとってもメリットがあるということですね。お話を伺う限り良いこと尽くめだと思うのですが、あえてテレワークに関して会社に要望するとすれば、何かありますか?
山:テレワーク環境を充実するために、個人的にモニターやケーブルなどを購入しました。自宅にいる間は、光熱費などもかかったりしますので、テレワーク手当(月数千円等)の導入を検討してもらえると嬉しいです。交通費がかからない分、テレワーク手当てを導入し始めている企業もあるそうです。
編:導入されれば、ますます快適に業務ができそうですね。そういえば現在、学生や就職希望者の中でも就職先を決めるひとつの軸として、テレワークの有無を軸に考える方々が増えているそうです。そういった方々にメッセ―ジなどはありますか?
山:個人的にはテレワークで生産性が上がっていると感じていますが、「実際に出社したほうが集中できる」「直接的なコミュニケーションが取れたほうが仕事が捗(はかど)る」という声も友人から聞くので、テレワークが合う合わないは人によるかもしれません。そのため、例えば「週2日出社、週3日テレワーク」や「完全なテレワーク」など、自分に合う仕事のスタイルに合わせて企業を選ぶと良いと思います。
編:メリハリをつけるために場所を変えることも大切ということですね。これからの社会が目指す「新しい生活様式」と、そして「働き方改革」も意識して会社を選ぶことの大切さが分かったような気がします。本日はありがとうございました!
2.まだまだある「リモート」での取り組み
今回は、「新しい生活様式」を体現するためのオンラインの取り組みのひとつであるインクルードの「在宅勤務(テレワーク)」についてご紹介しました。
私たちインクルードは、オンラインの取り組みとしてこれまでに「オンラインセミナー」や「在宅勤務」を導入してきました。前回に少し触れたように、オンラインによる取り組みはこれだけではありません。他にも、就労移行支援や復職(リワーク)サービスの一部をオンラインで行う「在宅訓練」も導入しています。そんな在宅訓練の具体的な取り組み内容に関しては、次回のnoteでお伝えできればと思います!