フォースラボさんでコソ練

有意義な時間を過ごしました

 横浜は元町・中華街にある、公式大会模擬コースが敷かれている、知る人ぞ知るお店、フォースラボに約1年ぶりの来店。去年来たのがジャパンカップの最後の東京大会のときだったはず。あのときはオールナイト営業で、夕方から翌朝まで走らせて目がバキバキのまま会場に行った記憶がある。そこではじめて2次予選まで進めたんだよね。
 今日は組み上がったばかりのFMゼロシャーシを持ち込んでのシェイクダウン。パワソの仕上がりは上々。第一走目でフロントブレーキ貼り忘れててバウンシングでとんでもないジャンプをして壁に激突するインシデントがあったものの、ブレーキセッティングもおおよそ決まったので、あとは毎週通って東京大会に備える。まだまだ試したいことが山ほどある。


肝心なとこ洗い忘れてるゾ

 ハリケーンコイル対策に、リアローラーにアッパースラストを付けていたが、それ以外の区間での速度が伸びない状況だった。左右どちらにもスラスト角がついているから当然である。そこで、片側にだけアッパースラストをつけ、片側はゼロスラストで走れる構造を模索した。

 ローラープレートそのものを
 斜めに削ればよいのでは?

 加工ブース使用料は払ってある。工具も、本来はリューター用のものだが、持ち込めるだけ持ち込んでいる。
 ハリケーンコイルはふたつの連続する、上り勾配の「左コーナー」である。つまり、車体右側のローラーにスラストをつけてやれば、デッキブラシ壁ブレーキのような特殊なギミックを用いなくても当該セクションをクリアできると考えた。
 ローラー取付け穴のあるところを斜めに裏表とも削って、リアの上下ローラーにアッパースラストがついた。噛ましモノをするわけではないので部品点数も増えず、スラスト支持剛性も高い。効果てきめん、ハリケーンコイルも、バウンシングからのゼロ枚着地コーナーも空気と化した。
 これは今年のジャパンカップのレイアウトだけでなく、3レーンでの走りにも活かせるはずだ。次回来店する際に3レーン用のものを新たに作成する。要はローラー取付け位置をスペーサーの直径よりも広い幅で裏表平行に斜めに削ればよいのだ。
 たぶん、やってるヒトはとっくにやってることだろうけど、今日一番の収穫だった。自宅にも卓上フライス盤が欲しくなってくる……。


マシンのジャンプ時の姿勢を、どうにかしたい

 スタート後のダブルバウンシングで顕著だが、FM化しているにも関わらず、水平ないしややフロント上がりで飛ぶ傾向が見られた。可能な限りリアまわりの重量物は取り除いたが、それでもフロント上がりの傾向があり、そのまま着地に失敗してCOというパターン。マシンにかかるフロントを下げる、あるいはリアを上げるピッチング方向のモーメントが足りていないと考えられる。また、スプリントダッシュをメインに使う関係上、ブレーキコントロールがシビアで、かなり細い線の上を走っている感がある。ブレーキバランスをフロント寄りにしたいが、持ち込んだ機材では溝を入れる程度の対策しか打てなかった。ちょっとここは準備不足だった。来週の来店までにはより多くの選択肢を用意して走らせたい。


軽量化はほどほどに、でも大胆に

 カーボンだからとイキって糸みたいな細さまで削り込んだ、アンカーの引っかかり防止プレートが、度重なるアンカーの作動によって完全に破損。機能を果たしていない状態に陥った。他にもフロントのスラダンのローラーが載るプレートにクラックが入ったらしく、応急処置をした。
 回転数重視のモーターを使う以上、軽量化はしたい。しかし、それでマシンを壊してしまっては元も子もない。バランスが大事。とりあえず、目標としては110g未満に抑えること。それ以上は削ってもリスキーだ。電車代を払ってまで牛丼を食いに行きたくはない。


The FR. 〜 思ってたんと違った

 いいですよね、GR86. 帰りがけにバチバチにエアロキメた86おって思わずでんちゃっちゃ!してしまった。
 それはさておき、タイヤの配列を、フロントローフリクション、リアハード(ブルー? ネイビー?)、23.6mm,前後とも面タイヤに変更した。ミニ旋盤で面出ししたら思ったより小さくなったけど、パワソといい感じにマッチしてる。片軸はモーターがある方にグリップのあるタイヤを履かすことがあると思うが、その逆をしたらバチバチにいい走りした。低弾道で、いい感じの距離を飛んでくれる。電池やモーターがタレても、比較的安全地帯に着地してくれる。いままで固定概念に囚われていて、見えなかったんだ。フロントモーター、リアグリップ。もうこれFRスポーツカーじゃん。コーナーのキレもいい。12-13mmゴム付きプラローラー、マジで使える。リアに19-19mmを持ってきたのはミステイクだった。コース壁との接触点は少ない方がいい。プラリンに交換する。


AT不要論不要論

 やっぱ要るわ。以上。


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