Account Engagement : [[crm_deleted]]とはなんなのか?
Account Engagement の見込み客画面で確認できる”Salesforceには存在しないプロスペクト”。
その中に「あれ?なんでこの人はSalesforceに連携されていないんだろう?」と不思議な人がいたりしないでしょうか?
その方のレコードを見てみてください。最下部に[[crm_deleted]]という文言は出ていないでしょうか?
今回はこちらのcrm_deletedが何を指すかについてお伝えします☺
1.削除の挙動について
crm_deleted とは”このプロスペクト(見込み客)は以前CRM側(Salesforce側)から削除が行われた”ということを示すフラグです。crm_deleted について詳しく触れる前に削除の挙動についてお伝えしたいと思います。
多くの場合、プロスペクトはSalesforceと連携しており、プロスペクトであると同時にSalesforceのリードや取引先責任者として存在しています。
こういった連携プロスペクトを削除した場合、どんな挙動が起こるかをまとめたものが以下の画像です。
●CRM側(Salesforce側)から削除を行った場合
●Account Engagement から削除を行った場合
2.crm_deletedについて
crm_deleted は 以前、Salesforce側からリードまたは取引先責任者の削除が行われ、それにより連携されたAccount Engagement のプロスペクトも自動削除された場合に押されるスタンプだとお考えください。
押された時点ではプロスペクトもゴミ箱に入っているので表面に見えることはないのですが、その後、同アドレスを持つプロスペクトが再度フォームを通過してくると、なんとAccount Engagement のプロスペクトはゴミ箱から自動で復活し”見込み客”タブ内に戻ってきます。そしてその時に画面最下部に”crm_deleted”のスタンプが表示されるわけです。
※尚、Salesforce側から削除し、Account Engagement 側も自動削除となったプロスペクトを手動でゴミ箱から出した場合にもこのスタンプが押されています
3.crm_deletedがついたプロスペクトは自動でSalesforce連携されないので、連携させたい場合は処理が必要
上記のとおり、crm_deletedスタンプがついたプロスペクトは”過去何らかの理由でSalesforceから削除されている”ので、検討が必要なデータとなります。
当時どういった理由でその人を削除したのか、今、Account Engagement 側には復活した状態であるが、その人を今後、Salesforce側に存在させて良いのかを検討した上で改めて連携をする、という考え方で作られていますので、自動でのSalesforce連携は行われません。オートメーションルールで解除・再度連携処理を行わない限り、Account Engagement だけに存在するデータとなります。※しかしオートメーションルール以外での解除をしなくても同期される例外があります👇
4.例外
例外として自動的にcrm_deletedスタンプがクリアになるケースもあります。本ケースはこちらのヘルプ記事をご確認ください。
★Salesforce社ヘルプ記事 削除されたリードと取引先責任者を Account Engagement で処理する方法
いかがでしょうか?
次回はcrm_deletedスタンプが付いているプロスペクトをSalesforceに連携しなおしたい場合のオートメーションルールをお伝えできればと思います☺
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