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【笹原俊】なんでもディープステート陰謀論者


笹原俊

陰謀度 5 ★★★★★

ピンバッジをグッズ販売 誰が買うんだろう?

【陰謀要素】
・スピリチュアル・マッドフラッド ・ディープステート
・winny陰謀論 ・リーマンショック陰謀論
・知床観光船事故陰謀 ・JAL123便陰謀論 ・人工地震
・極右 ・偽史 ・ネサラゲサラ

【マネタイズ】
・セミナー ・X(twitter) ・ニコニコ動画 ・YouTube

【関連陰謀論者】
・岡本一兵衛 ・伊東万美子 ・大花慶子

【メモ】
◆ファンタジー度とオリジナリティ性の高い陰謀論者。


■偽史

歴史を捏造したがる笹原俊。歴史を組み替えた犯人はDSことディープステートらしい。。(※笹原のYouTubeチャンネルはアカウントBANされた※以下同)


■ 中川昭一氏は暗殺された

実在した人物の、しかもその遺族や友人・知人・関係者がいる故人の話しをデタラメに仕立て上げるという、虫唾が走る悪質な陰謀論
笹原の陰謀論は多くがディープステートが絡んでいる。


■ winny陰謀論

winnyの製作者である金子勇氏が逮捕された事件もディープステートのせいにする笹原。実に発想豊な陰謀力だ。下記リンク先の笹原の荒唐無稽な陰謀論は、読み物としては楽しめるかも知れない。▼▼

DSの結論は、「Winny開発者を特定し、身柄を拘束しろ」というものでした。

(出典:上記リンク先)

winnyや金子氏の技術がアメリカにとって脅威になるのを恐れてディープステートが金子氏逮捕に働きかけた、というのが笹原の主張だ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

winnyとは'00年代に全盛を極めた個人ファイル共有ソフトで、これによって音楽データやPCソフトのみならず、児童ポルノ動画など様々なデータが違法にアップロードとダウンロードされて社会問題となっていた。

そんなファイル共有ソフトを制作した金子氏は巨大掲示板2ちゃんねるでwinnyに関する情報交換を行なっていた。しかもその掲示板が違法ダウンロードを助長するスレッドであったため、金子氏のwinny制作と動機が著作権侵害に当たると判断した京都府警察によって、金子氏は逮捕されることとなったのだ。

※ 詳細はwikipediaを参照。▼▼

結果的には長い裁判を経て、金子氏に罪を問えないとして無罪となった。しかし、客観的に見て金子氏の行為が社会的に悪影響を与えていたと考えるのは自然であった。
といったようにwinnyと金子氏逮捕の問題は、陰謀論抜きに語ることができる。

また、winnyの技術が高度ゆえ云々「アメリカにwinnyが潰された!」という脅威論も確かに沸いているが、winnyのネットワーク技術がアメリカにとって脅威であったかというと、甚だ疑問だ。
アメリカのみならず、winnyのファイル共有によってネット回線に負荷がかかって問題視される恐れは国内外問わずあった。だがそれは単に通信量の問題で、winnyや金子氏の技術力が脅威だったのかと言うと関係無い話しだ。

【映画】Winny 2023年3月に封切された問題作

「無能な日本の国家権力によって天才・金子勇の才能が潰された」
「国にITリテラシーが無いから日本ではwinnyのような革新的で素晴らしいソフトは作れない」
「だから日本から有能な技術者が去って行くんだ」

など、金子氏とwinnyを擁護しながら権力批判をする声も上がっているが、ファイル共有の際の匿名性を高めて利用者の足が付かないようにファイル共有をさせるような、犯罪助長に繋がるソフトを野放しにしておく方が社会的によっぽど問題であったことは間違っていない。

ただ警察側の失敗があったとすれば、裁判の争点を警察側にとって完全に有利に設定できない段階で逮捕に踏み切った点ではなかっただろうか。しかし、それとて取り調べや裁判過程で有罪に持ち込むのが無理筋だと分かってきたのであって、「逮捕したことが京都府警の完全なミスだったのか?」と問うと、それは一概には答えられない難しい判断であったと思う。
少なくとも、「不当逮捕だ!」などと簡単に断ずることのできる話しではない。

winny陰謀論を考え直したい方は、下記リンク先を参照してみることをオススメする。▼▼

ちなみに、『ゆる言語学ラジオ』というYouTubeチャンネルの生みの親でもある堀元見氏も、この映画の影響でwinny陰謀論を真に受けてしまっている。この映画や金子氏を擁護する書籍だけを見て事件を知ると印象操作によって騙される、という好例だ。▼▼

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

なお、ここからは完全に余談。
winnyと金子氏を題材にした上記映画作品では、
「包丁で人を殺したら、それは殺した人の罪だ。包丁を作った人に罪を問うべきではない」
といったニュアンスのレトリックが印象的に用いられる。
包丁・・・winny
殺した人・・・違法アップロードor違法ダウンロードをした人

確かに包丁を使用した殺人事件が起きても包丁の製造者に罪は問えない。つまり、ファイルの違法アップロードとダウンロードはそれを行なった人の問題であって、「winnyを作った金子氏を罪に問うのはお門違いだ」というメッセージがこの映画には籠められている。

しかし、である。

これをもし包丁ではなく殺傷能力の高い、しかもセーフティ要素すら無いモデルガンになぞらえてみればどうだろう?やはり「モデルガンで殺人を犯した人に罪を問うのみ」と考えるのだろうか?
無責任にそれを製造して、それで誰かを傷付けたい人の集まる掲示板で製造者がすすんで情報共有していたならどうか?やはりモデルガン製造者に一切の責任は問うべきではないのだろうか?道義的な問題は?

winny事件はやはり「無能な日本の国家権力が天才・金子勇の才能を潰した」などと手放しで金子氏を擁護して良い問題なのか?

陰謀めいた思考に陥らないで、このwinnyの問題に向き合う人が増えて欲しいと願う。

winnyで円盤をダウンロードして観るw

■ 人工地震

ディープステーター笹原は阪神淡路大震災や東日本大震災など、多くの大地震を人工地震によるものだとアタオカ主張


■ 日航機123便事故陰謀論

呆れるほど様々な題材をアメリカ絡みで陰謀論化させる笹原はJAL123便事故まで陰謀論にしている。
なお、123便事故を扱った動画は下記を参照。▼▼


■ 関連note

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