【石平】反中ネタ ネトウヨ向け陰謀論
石 平 (せき へい)
奈良県
陰謀度 3 ★★★☆☆
【陰謀要素】
・極右 ・日本保守党支持 ・トランプ支持
・キシダガー ・反中 ・米大統領不正選挙
・三峡ダム決壊 ・反LGBT法 ・反EV
【マネタイズ】
・書籍 ・講演会 ・YouTube ・X(twitter)
【関連陰謀論者】
・花田紀凱 ・百田尚樹 ・有本香 ・飯山陽 ・西村幸祐 ・門田隆将
・藤井厳喜 ・高橋洋一 ・小林よしのり ・三橋貴明 ・渡邉哲也 ・掛谷英紀
【メモ】
◆1962年1月30日生まれ
◆中国 四川省成都市 出身
◆1984年 北京大学 哲学部卒
◆2008年4月 拓殖大学客員教授 就任
◆2007年 日本に帰化
■「反中」元・中国人
中国で生まれ育って北京大学を卒業したエリートである石平は、学生時代に民主化運動に目覚め、日本で中国問題や日中関係について伝える貴重な存在として絶大の支持を得た経歴を持つ。
YouTuberとしても極右界隈での人気を誇る石平は、電波系のサムネを用いてネトウヨにおもねった反中ビジネスを行なっている。▼▼
元・中国人である石平(2007年 日本に帰化)が中国を分析して批判するというのは説得力を感じさせるため、反中ではない層にも石平の情報や分析を頼りにする者が多い。実際に石平の中国分析は、概ねでは参考になる。
だからこそ、石平の中国関連の話しのどこに反中バイアスが含まれているのか含まれていないのか、その見極めをするのが大変なのだ。
石平による下記ポストのリプ欄を見ると、石平が反中ネタを放流してネトウヨを釣っていることがよく分かる。▼▼
▲▲ これは中国在住の日本人男児が2024年9月に中国人に刺殺された事件に触れたポストだ。日本人の生命や安全を守りたい石平の気持ちは分かるものの、邦人が被害に遭った殺人事件をダシにして、上川陽子外務大臣に対して拙速かつ無茶な要求を行なうのはいかがなものだろうか。
もし仮に石平が「反中をネタにしてない」と言うのであれば、自身のフォロワーに向けて自制を促す発信もセットで行なう筈だが、残念ながら石平がそんな配慮を施すことは無い。
反中ネタにおいて石平の右に出る者はいないのだ。▼▼
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そんな石平は極右陰謀論政党日本保守党の支持者である。▼▼
日本保守党と言えば「ビジネス保守」で、保守の皮を被って日本への愛国心を示すやり口は極右層へのウケが良い。
保守ビジネスにおいて、日本への愛国心の示し方は「口」だけでOK。
さも日本のことを想っているかのように無責任に強い言葉(汚い言葉)を吐き、アタマの茹ったネトウヨに「そーだ!そーだ!」と喝采させれば、それで保守ビジネスはいっちょ上がり。ネトウヨはちょろい。
折しも2024年にエセ愛国界隈に新規参入を果たした『元・迷惑系YouTuber』ことへずまりゅうが、ネトウヨのちょろさをしっかり示している。▼▼
▲▲ これは、中国人を敵と見なして「中国人が奈良公園の鹿を虐待している」といったシナリオを捏造することで日本人のナショナリズムを煽り、そこで中国人に見立てた何者かをへずまりゅうが成敗するというエセ愛国活動によってヒーロー扱いされるマッチポンプ構造だ。▼▼
▲▲ 上記2つの鹿ポストは諸々の背景情報が提示されていない上に、短文ゆえに主語・述語・目的語等が曖昧であるため、受け手がどのようにでも捉えることができる内容となっている。そのため、ネトウヨではない情弱や若年層と思しきアカウントも、その多くが正義ヅラして引っかかっている。
へずまりゅうに乗っかるネトウヨのリプライはこんな感じ。▼▼
そしてこのビジネス手法は、無責任な活動を行なう極左界隈と(政治思想の方向性が正反対なだけで)やってることは全く同じである。「敵」設定を外国人とするか日本人とするのかの違いしかない。▼▼
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石平による反中ネタは枚挙に暇がない。
2020年のコロナ禍が始まった頃には、コロナウイルス(COVID-19)が中国の研究所で人工的に作られたものであるかのような発信を行なっていた。▼▼
▲▲ こういった裏付けの無い情報であっても、反中ネタとして無責任に発信するのが石平だ。
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中国の民主化を目指すのは結構なことだが、自分のイデオロギーに都合が良いからとデマやミスリード上等で反中活動を行なうのは平和に反する行為である。
ここで敢えて陰謀論を言ってみると、石平は中国に対する憎悪を日本人に植え付けることで、日本が中国と戦争を行なわせるように仕向ける他国のスパイなのでは?と疑いたくもなる。
もちろんこれは根拠の無い妄想だ。
■ 三峡ダム決壊
反中バイアスにまみれた情弱陰謀論者を見極める際のキーワードに「三峡ダム」がある。これは中国最大のダムである三峡ダムが決壊することを望む反中ネトウヨによるバカ騒ぎだ。
石平は2020年に、「三峡ダムは欠陥工事が行なわれて崩壊が危惧される」といった内容の主張を行なっていた。▼▼
※ 三峡ダム決壊に関しては当noteにこ姉のページを参照。
■ アメリカ大統領選不正選挙
2020年当時の極右界隈で愛されていたアメリカ発の陰謀論『アメリカ大統領選不正選挙』。
石平は極右のドナルド・トランプ元大統領を支持しているゆえ、2020年のトランプ再選選挙で落選した現実を受け止めず、「あの選挙は不正であった」という陰謀論に乗っかっていたのである。▼▼
※ 米大統領選不正選挙陰謀論については当note門田隆将のページを参照。
■ 反LGBT法
極右あるある、LGBT理解増進法を理解しないで猛烈に反対する石平。▼▼
※ 極右がこの法案の内容をいかに曲解しているかは、PULP 🐈⬛さんという方のnoteを読めば分かる。 ▼▼
■ 出版社
石平は多数の書籍を世に送り出している。
その書籍の出版元を見てみると、陰謀論やスピリチュアルに加担する香ばしい出版社ラインナップだったため、独断と偏見で打線を組んでみた。▼▼