【さとうさおり】NHK党 財務省陰謀論者 / 佐藤沙織里
佐藤沙織里 / さとうさおり
(政治家女子48党/減税党)東京都
陰謀度 4 ★★★★☆
【陰謀論者要素】
・ネトウヨ迎合 ・反中 ・クルド人陰謀論 ・反移民
・兵庫県知事パワハラ問題 ・反LGBT法
・経済陰謀論 (反財務省/特別会計陰謀論/中川昭一暗殺陰謀論)
・エプスタイン陰謀論
【関連陰謀論者】
・片岡将志
【マネタイズ】
・YouTube ・X(twitter) ・グッズ販売
【メモ】
◆1989年7月28日生まれ
◆茨城県 出身
◆最終学歴:高卒
◆公認会計士・税理士
◆2023年4月 東京都 千代田区議会議員選挙 落選
【職歴】
◆2009年 株式会社Kings Know 入社
◆2016年 有限責任監査法人トーマツ 入社
◆2019年 デロイトトーマツ税理士法人 移籍
◆2020年 佐藤沙織里公認会計士事務所・税理士事務所 設立
◆2021年 株式会社ファミリーコーポレーション 入社⇒退職
◆2021年 株式会社GAテクノロジーズ社外取締役監査等委員 就任
■ 削除 (※追記)
本note投稿後、佐藤は都合の悪くなったXポストを削除したため、本noteで引用していたXポストには「見つかりません」という表記がなされ、一部のYouTube動画は非公開設定になっているため視聴ができなくなっている。
佐藤の陰謀論的主張はネトウヨを喰い物とするデマで構成されている。
■ 政治家女子48党
ルックスの良さと軽妙な語り口でN国党(政治家女子48党)周辺の情弱男性ファンを惹き付けるYouTuberさとうさおり。(※本名が佐藤沙織里であるため、以後は「佐藤」と表記)
『政治家女子48党』から公認を得た佐藤は2023年4月、東京都・千代田区議会議員選挙に出馬するも落選している。▼▼
■ 反財務省
佐藤の本業は公認会計士・税理士。
なんとしてでも政治界隈で影響力を持つためだろう、「経済に強い」というイメージを活かしてか、財務省叩きに余念の無い佐藤。▼▼
佐藤はN国党の元党首・立花孝志の流れを汲んでいるYouTuberだけあって、「財務省を壊すことによって日本を取り戻す!」といった内容のバカっぽいキャッチフレーズを好んで用いている。
財務省を異様なまでに嫌ってネガキャンを繰り返す佐藤なのだが、経済陰謀論者森永卓郎による「ぼくのかんがえたさいきょうのけいざいせいさく」を地で行く『ザイム真理教』陰謀論に影響を受ける程度の経済リテラシーの持ち主である。▼▼
▲▲ まあ、もっとも佐藤のこういった『反財務省』に偏った主張は、フォロワーを喜ばすためのネタなのかも知れないが。
佐藤の下記ポストに至っては被害妄想ネタが面白い。
これは財務省を批判すると、つまり権力について批判すると、闇の力によってXアカウントがBANされたり、アルゴリズム的に不都合な操作がなされる、というミスリードによる煽動となっていて、リプ欄にはアタマの沸いたフォロワーたちの陰謀論が溢れている。▼▼
▲▲ 地下アイドルが「注目を浴びるためなら、稼ぐためなら何でもやります!」と、手段を選ばずキモオタファンを喜ばせるといったような底辺アイドル精神を勝手に感じ取ってしまう。
■ 中川昭一暗殺陰謀論
財務大臣であった故・中川昭一氏が2009年に暗殺されたという陰謀論があるのだが、佐藤はその陰謀論にがっつり乗っかっている。▼▼
▲▲ これは『反財務省』と『ネトウヨ』という属性を持っていると真に受けやすい陰謀論だ。
※ 中川昭一暗殺陰謀論については当note太田真也のページを参照。
■ 反LGBT法
LGBT理解増進法を理解しないで反対する佐藤。ま、これもおそらくネタだろう。▼▼
▲▲ 上記動画の中でまず、佐藤はLGBT理解増進法を「変態理解増進法」という悪質な変換をしている。
さらに佐藤は動画内で、もし"見た目は男性だけど性自認は女性"という人が銭湯の女風呂に入り込み、その男性を番頭が捕まえて警察に差し出したら、その男性から「性差別をされた!」と逆に番頭が訴えられるリスクがある、という旨のことを語っている。「そんなのおかしいよないかいッ!」という視聴者の怒りを煽るためのデマだ。
これはLGBT理解増進法あるあるの鉄板陰謀論で、出生届と身体特徴の性別への認識は、本人の性自認がどちらであろうが本法律の成立前後でなんら変わらない。個人の主観による(法律上の)性別変更などできないのである。参考までに。▼▼
※ この法案の内容がいかに曲解されているかは、PULP 🐈⬛さんという方のnoteを読めば分かる。 ▼▼
■ 移民
「移民」を嫌うエセ愛国者がネット上で幅を利かせている現状があるが、佐藤はその現象もうまいこと利用している。
佐藤はネトウヨ転がしが実に巧みなのだ。いや、「ネトウヨはチョロい」と言った方が適切かも知れない。
例えば下記動画で佐藤は、「日本は移民大国。世界で4番目に移民が多い」と言うことで、移民ぎらいなエセ愛国者の怒りを見事なまでに煽っている。▼▼
排他的なネトウヨの怒りの導火線に火を着け、その怒りの矛先を政府に
向けさせることで分断を煽る。これは陰謀論を用いた常套手段だ。
佐藤の主張をツッコむために2018年のデータを見てみると、日本の移民受け入れ人口がOECD38ヶ国中4番目に多いことは事実だ。だが、2020年のデータを引き合いに出してみると日本の移民受け入れ人口は世界で24位という位置まで下がる。参考までに。▼▼
つまり佐藤は印象操作のために、敢えてOECDという小さい枠組みでの順位を持ち出したのだろう。これは都合の良い情報のみを取り上げる「チェリーピッキング」という手法で、詐欺師や陰謀論者に好まれている。
また、その移民の数は絶対数を指すものであり、その国における総人口辺りの移民人口割合で言うと日本は世界で133位となっている。(※2020年) ▼▼
それだけではなく佐藤の主張には日本の国家の規模感に関する考慮がなされていない。2023年のデータでは日本の人口は世界で12位、単純な国土面積では世界61位だ。日本は世界の中でも人口がトップクラスに多い先進国であることは間違いのない事実で、日本が島国とは言え、そんな先進国に外国人が流入して来るのは自然なことだ。
そして排他的なエセ愛国者が問題にしたがる移民なのだが、ひと口に「移民」と言っても永住者から1年程度の滞在者まで様々だ。この手の話しを問題視したがる層は、「移民=永住者」「移民=帰化人」ぐらいの感覚でギャーギャー叫んでいることが多いと思われる。「日本が侵略される!」「サイレントインベージョンだ!」というノリのやつだ。
本当に移民を問題だと考えるのであれば、世界の状況や実数、また、実在する問題、そして移民がもたらすメリットまで含めて総合的に考えてみて欲しい。その上でデメリットと天秤にかけて判断を行なうことにより、初めてフェアで建設的な議論ができるようになる。
YouTuber佐藤によるしょうもないミスリードや不安煽りに耐えられないエセ愛国者や陰謀論者こそ、海外に移住して日本から出て行ってくれれば良いのに。ま、そんな能力や経済力なんて無いから陰謀論にハマるんだろうけどさ。(特大ヘイト)
■ エプスタイン陰謀論
リテラシーが無く陰謀論を好む視聴者のレベルに合わせてか、様々な憶測やデマが付きまとうエプスタイン陰謀論に触れるYouTuber佐藤。
佐藤は都市伝説系YouTuberへの転身も視野に入れているのだろうか?(※下記動画はネタもネタだし、佐藤の話し方を気持ち悪く感じる人もいるだろうから観ることはオススメしないが、ソースとして表示) ▼▼
▲▲ 幼い被害者が実在する事件を面白おかしくネタにする不謹慎女さとう。
上記動画の中で、佐藤はとにかくジェフリー・エプスタインを悪く言いたかったのか、「エプスタインはポンジスキーム詐欺の生みの親」というデマを堂々と話してしまっている。(※エプスタインが悪人であることは紛れもない事実)
ともかく、それが軽率なミスだったのか印象操作のためのデマだったのかは分からないものの、そのデマの件をコメント欄にて視聴者にツッコまれると、佐藤は誤りを一応認めている。▼▼
情報ソースや事実を確認しないネトウヨを騙すのは簡単なことであるため、佐藤のデマや陰謀論にツッコみを入れることも同じぐらい簡単なことなのだ。
※ エプスタイン陰謀論に関しては当note倉田真由美のページを参照。