消費減少した化粧品/美容関連 ニーズを分ける WIZコロナ
外出自粛やテレワーク(在宅業務)が増えたこと、マスクの着用がスタンダード化した昨今で常に新型コロナウイルス禍前のようにメイクをすることが少なくなったことで美容関連の需要減少による売上への影響が出ている。
また、国内だけではなく、インバウンド旅行(訪日外国人旅行者)においても前年同月比99.9%減少という底をつくような状況が続き、訪日外国人の購入にも大きく影響し美容関連業界への不安が立ち込めている。
そんな中、売り上げを伸ばしている商品もあるという
それはどういったニーズが働いているからなのだろうか?
■化粧や美容関連のニーズが減った現状としての理由
・在宅なのでテレカン以外はノーメイクであったり一部のみのメイクが多い
・素肌でいることが多くなった
・オフィスに出社時または外出時でもマスク着用の為ほとんどメイクをしない
・接触型のサービスをなるべく避けたい
■コロナ禍から生まれた新たな状況
・在宅時間が増えたことでスキンケアに時間をかけられるようになった
・在宅時間が増えたことでサロンに通っていた箇所も自身で行うようになった
例:ネイル/ヘアカラー/ヘアカット/マッサージ など
・マスクを着用していても見える部分に着目したメイクを考えるようになった
例:まつ毛/眉毛 など
上記により新たな生活様式やニューノーマルの中で生まれたニーズが今後需要を伸ばしていくものと考えられます。
それを裏付けるかのように、巷ではヘアカットやカラーも自身で行えるように説明した動画が増え再生回数も伸びている。
参照:【美容師が教える!セルフのカット”襟足も”・カラー】
また、テレワークスタイルに沿った身体のケアやサービスが誕生しています。
参照:【アフターコロナの売り上げキープ施策。オーダーネイルチップ販売に注目!】
https://nailbook.jp/article/1154
参照:【外出自粛生活で女性のスキンケアの時間が増える傾向に。最も時間がかけられているケアは?】
https://getnews.jp/archives/2624439
参照:【いま化粧品市場では何が起きている?新型コロナの影響を検索データからマーケコンサルが読み解く】
https://manamina.valuesccg.com/articles/799
口紅やファンデーションといったマスクに触れる部分が多い商品の需要が下がっている中、マスクから見える部分のメイク商品や素肌時間を大切に考えていることから基礎化粧品の需要は伸びていることが分かります。
他の化粧品への出費が減った分、基礎化粧品に対してお金をかけるということも十分考えられます。
ヘアケアやマッサージ等に関してはサロンでの接触を避けるために足が向かない方も多いが、サロンでの3密対策の方法のほか、日々感染者が出ていないという結果を可視化することで信頼と安心のもとお客様が戻ってくると思います。
インバウンド需要については越境ECを活用し各サロンの商品を販売することもおススメです。(ご興味があればぜひお問い合わせください)
■まとめ
新型コロナウイルスの第二波を懸念して各自が様々な事をセーブしている状況下で自身を見つめなおす時間も増え「おこもりニーズ」が増加していることが分かります。
老若男女問わず「美しさはまずは心から」ですが、いつまでも若く美しく格好良くいたいのは皆同じなのではないでしょうか。
時間の概念を越えて自分の好きな時間に自分磨きができるということがキーになってきそうです。
ライター:カイトマウリ(JOINT ONE)
コラム元:海外・訪日プロモーション専門広告代理店『インバウンド ONE』
https://www.jointone.biz/hanginthere-jpn-20200722/